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キリンチャレンジカップ2017 ~熊本地震復興支援マッチがんばるばい熊本~ なでしこジャパン対コスタリカ代表の担当審判員がスタジアムで前日練習を実施

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4月9日(日)に熊本県民総合運動公園陸上競技場で開催されるキリンチャレンジカップ2017 ~熊本地震復興支援マッチがんばるばい熊本~を担当する審判員が8日(土)、スタジアムでトレーニングを実施しました。
生憎の雨模様でしたが、素晴らしいピッチで集中した様子を見せていました。

担当審判員

主審:KEIGHLEY Anna-Marie(1982.06.30 / ニュージーランド)
副審1:JONES Sarah(1990.05.03 / ニュージーランド)
副審2:KAUMATULE Lata(1985.02.28 / トンガ)
第4の審判:梶山芙紗子 KAJIYAMA Fusako(1977.03.28 / 日本)

審判員コメント

復興支援の意味を持つこのような試合を担当できることができ、とても光栄に思います。
一日も早い熊本の復興を心からお祈りしています。両チームがフェアプレーで、なおかつ良いゲームとなるよう、レフェリーも団結して試合に臨みます。

 

 


「両チームのフェアプレーに期待」担当審判団が試合に向けて準備~ビーチサッカー国際親善試合(4/15、16@沖縄/西原きらきらビーチ)~

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4月15日(土)・16日(日)の両日、沖縄県/西原きらきらビーチで行われるビーチサッカー日本代表対ビーチサッカードイツ代表の国際親善試合を担当する審判団は、14日(金)、試合会場を訪れピッチの確認等準備を行いました。

担当審判員

[第1戦]
主審:WAN IBRAHIM Wan(マレーシア)
第2審判:LI Qibin(中国)
第3審判:波多野祐一
TK:佐藤誠

[第2戦]
主審:LI Qibin(中国)
第2審判:WAN IBRAHIM Wan(マレーシア)
第3審判:佐藤誠
TK:波多野祐一

審判団コメント

(LIさん以外は)一昨年に続いて沖縄での試合、また、この後バハマで行われるFIFA ビーチサッカーワールドカップバハマ2017に出場する日本代表の大会前最後の試合を担当でき、非常に光栄です。両チームのフェアプレーに期待しています。

国際親善試合

第1戦 2017/4/15(土) 14:00 (予定)、第2戦 2017/4/16(日) 14:00 (予定)
ビーチサッカー日本代表 vs ビーチサッカードイツ代表
沖縄/西原きらきらビーチ
JFA-TVでライブ配信決定!
大会情報はこちら

2017年度第2回ナショナルコンペティション担当審判員合同研修会を開催

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2017年度第2回ナショナルコンペティション(NC)担当審判員研修会が、3月25(土)・26日(日)に堺市のJ-GREEN堺で、4月1(土)・2日(日)に横浜市スポーツ医科学センターで開催しました。今研修会より、EAST(参加者19名)とWEST(参加者21名)にカテゴリーが分け実施しました。

研修会では、「気付き」をテーマに論理的思考を用いながら座学とプラクティカルトレーニングを行いました。岡田正義インストラクターより、1年間を通しての目標や目的が伝えられ、参加者は活発な意見交換をしながら切磋琢磨していました。今後は研修会で学んだことを試合で実践するというラーニングサイクルを意識しながらサポートしていきます。

インストラクターコメント

岡田正義 S級審判インストラクター
研修会のテーマを「気づき」として、グループディスカッションを中心に、論理的思考、ポジショニングと動き、判定の適合性と的確さ、気づきについて、サッカー観、審判観について座学を行いました。プラクティカルトレーニングでは「ポジショニングと動き」について審判員が自ら考案し実践しました。このカテゴリーは新1級審判員からキャリアを積んだ1級審判員まで混在していますが、目指すものは上のカテゴリーであり、新旧の審判員が協力して研鑽を積んでいました。彼らの更なるレベルアップを期待したいと思います。

参加者コメント

佐々木慎哉 1級審判員(大分県)
今回の研修のテーマは「気づき」でした。気づくために必要な「瞬間視」「記憶力」「想像力」の3つの力とそこに「柔軟発想」を持つことで気づくことができると学びました。とある画像から何が写っていたかを考えるトレーニングでは、自分の頭の中に映像を残すことの難しさを実感しました。映像を切り取り、次に起きることを予想するトレーニングでは、何が起きるか考えることは様々な要因があり、そこに気づくことが重要だと感じました。試合中の出来事は起こる前にあらかじめ何が起きそうなのか予測することが大切です。どんな事象が起きるのか、予測するためにいろんなことに「気づき」をもって日々過ごさなければいけないと思いました。

大田智寛 1級審判員(福島県)
和やかな雰囲気で始まった研修会の軸となった内容は、初めに実施された「論理的思考(ロジカルシンキング)」でした。研修生全員が、この論理的思考をもって以降の研修に臨めたことで、「ポジショニングと動き」「気づき」「判定の適合性と的確さ」「サッカー観、審判観」において、活発な意見が飛び交い充実した内容となりました。また、志を共にする仲間の考えを聞けたことは、私の考えを深めさせてくれました。特に、「サッカー観、審判観」の講義では、サッカーへのレフェリーの関わり方について考えられただけでなく、グループディスカッションを通して、私自身とレフェリーの関わり方についても考えるきっかけとなりました。今回の研修で考えたことを今後の試合で発揮できるように、1級審判員の自覚と責任を持って、魅力あるサッカーに貢献できるよう取り組んでいきたいと考えています。

「審判交流プログラム」ポーランドより審判員を招聘 #jfa

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公益財団法人日本サッカー協会は、ポーランドサッカー協会と「審判交流プログラム」を実施し、審判員を招聘することとなりましたのでお知らせします。

ポーランドサッカー協会からの招聘審判員

審判員名

<主審>
Daniel STEFANSKI ダニエル・ステファスキ
国際審判員:2013年~
※キリンチャレンジカップ2015(イラク戦)で来日。

<副審>
Marcin BONIEK マルチン・ボニエク
国際審判員:2016年~

Dawid GOLIS ダビッド・ゴリス
国際審判員:2017年~

招聘期間

2017年5月24日(水)~6月9日(金)

割当予定試合

5月27日(土)2017明治安田生命J1リーグ第13節
5月31日(水)JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第7節
6月4日(日)2017明治安田生命J1リーグ第14節
6月7日(水)キリンチャレンジカップ2017

審判交流プログラム

審判員を相互交流しあうことにより、他国のリーグの試合やインストラクターの指導を通し、技術向上を図り、異なる文化や環境下でも審判ができる柔軟性、適用力を養うことを目的とした交流事業。

詳しくはこちら

第25回JFAレフェリーキャラバンを山梨県で開催 #jfa

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5月20日(土)・21日(日)の日程でJFAレフェリーキャラバンを山梨県「押原公園」で開催しました。

山梨県では2日間を通し、一貫して審判インストラクターの養成に特化した内容とし、特に、少人数向けの指導方法である「チュータリング」と審判員に対する評価・分析方法である「アセスメント」を中心にプログラムを行いました。

チュータリングでは、チュータリングという指導方法を取り入れる意義の理解に加えて、具体的なチュータリングの手法を紹介しました。アセスメントでは4月に山梨県内で行われた試合を用いて、事前に参加者全員が審判員の評価・分析を行いました。2日目は事前に作成した評価・分析を持ち寄り、全員で評価の摺り合わせを行いました。実際に試合を担当した審判員にも参加してもらい、実際の試合中に審判員自身が感じた情報と映像から読み取れる情報を組み合わせながら試合の振り返りを行うことができました。

両日とも非常に快晴で富士山・八ヶ岳・南アルプスの山々が望める最高の環境の中で全日程を終えました。

JFAインストラクターコメント

高橋武良 JFAインストラクター
2日間天候に恵まれ、自然の豊かさを感じながら「2017年度最初のレフェリーキャラバン」を山梨県で開催できたことを大変嬉しく思います。開催前の情報交換で、「行政規模は小さいが県内では少年からシニアまでの試合が数多く行われており、審判員の人数とスキルアップが大きな課題である」ということがわかりました。今回のキャラバンでは審判員がスキルアップするためには、審判インストラクターのスキルアップが必要という考えから、「審判インストラクターのスキルアップ」をメインテーマに行いました。参加者の皆さんは「審判員のスキルを向上させて県内のサッカーをより発展させたい」という熱意に満ち溢れ、積極的にプログラムに取り組まれていました。その熱意は、我々にとっても大きなに学びの機会となりました。プログラムを進めていく中で、参加者の気持ちが一体化していることを感じることができ、今回のキャラバンを機に審判インストラクターと審判員が協力して県のサッカーを発展させるために活動いただけることを期待しています。

開催FA審判委員長コメント

中込均山梨サッカー協会審判委員長
受講の中で特に印象が強かったのが、山梨県の審判インストラクターの登録数でした。S/1級4名、2級4名、3級11名の合計19名。実際に県内で審判指導に当たれる審判インストラクターが、ごく限られているという現状を改めて突き付けられた思いがしました。こうした山梨県の現状を、きちんと把握した上で、いかに今ある資本を生かして「人を作っていくか」が問われているのだと感じました。今回「審判インストラクター養成」として「チュータリング」、「アセスメント」について学ぶことができました。「学ぶ」ということを改めて掘り下げて考えることができ、大変有意義な時間でした。特に審判員を「認めること」、「褒めること」、「正しい情報を必要なだけ」、「成功体験を通した自己肯定感の醸成」といった点は、審判インストラクターとしての基本に関わることでもあり、自分自身も心がけたいと思います。今回のキャラバンをきっかけに、山梨県約2,100名の審判員に対して充実した指導ができる体制づくりを構築していきたいと考えています。

参加審判インストラクターコメント

広瀬久 2級審判インストラクター
私自身は、2日目に実施したアセスメントの部分しか参加できなかったのですが、試合映像の分析の中で、分析結果や評価をまとめる「アセスメントレポート」におけるゲームの難易度やkey incidentの考え方を学びことができました。また、分析結果を基にした、審判員に対する試合後の反省会のロールプレーイングも行いました。普段は自分が審判指導をしている場面を振り返る機会が少なく自己流の反省会になりがちになってしまいますが、客観的に反省会の様子を確認することで、改めて指導の方法などの再確認ができ、勉強になりました。審判員の指導育成についてもLearning Cycleを意識した指導をしていくことが大事になっていくと感じました。

参加審判インストラクターコメント

田中直樹 3級審判インストラクター
今回のキャラバンを通して、アセスメントの優先順位の重要性を知ることができました。今後、審判インストラクター2級を目指す中で、考え方の整理がとても参考になり、様々なスキルを身に着けていきたいと感じました。山梨県サッカー協会の審判委員会は審判インストラクターの登録人数は厳しい状況でありますが、指導のスキルを細分化したJFAの考え方はとても共感でき、今後、適材適所の人材登用を取り入れていき、仕事等の忙しい中でもお互いに補完できる体制作りで、審判員数の確保および、質の向上を図っていきたいです。今年度から試験的に都道府県の地域トレセンを愛媛で開始したことを聞き、山梨県でも、JFAの構想である地域トレセンを準備していくことは重要であり、不可欠だと思います。私たち40歳代の審判インストラクターが意思疎通を図りながら、限られた人材の中で得意分野のスキルを発揮することで運営できるよう着手していきたいです。

2017年度第1回JFA審判アセッサー研修会を開催 #jfa

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「2017年度第1回JFA審判アセッサー研修会」がJFAハウスにて、5月20日(土)と21日(日)に分かれて開催されました。

今回の研修会では、大きく3つの議題について研修を行いました。

①アセスメントレポートの表記の仕方や評価についての確認と修正
②カテゴリーごとのディスカッション(現状の把握と指導ポイントの確認)
③試合後のクラブとの意見交換に関する情報共有

今回の研修会では、それぞれのアセッサーが担当するカテゴリーごとに分かれ、カテゴリー毎の現状把握と指導ポイントについてディスカッションを行い、理解を深めました。

インストラクターコメント

柏原丈二審判委員会指導者部会長
「①アセスメントレポートの表記の仕方や評価についての確認と修正」では、グループ毎にディスカッションを重ね、実際の事象を確認しながら、評価の考え方などを再確認をしました。昨年から継続して行っているこのアセスメントレポートの表記の仕方ですが、今後も継続的に検証していくことでよりブラッシュアップしていきたいと考えています。

「②カテゴリー毎のディスカッション」に関しては、J1・J2・J3・JFL・女子とリーグ毎に試合環境や審判員に求められるスキルも異なります。それに伴い、インストラクター/アセッサーにも指導するポイントやアプローチの違いが多くあります。このような背景から、指導者の皆さんに、リーグ毎の現状の把握や指導のポイントなどを議論し、リーグを超えて情報共有を図り、指導方法の向上につなげたいと考えています。

③今シーズンから実施しているJリーグでの試合終了後のクラブとの意見交換に関して、これまでの状況報告がなされ、また、実際に意見交換があった事象から、反則を判断する考慮点、考え方などを共有しました。実際に意見交換を行った試合を担当したアセッサーから、当時の情況を説明がなされ、意見交換の内容などを確認しました。新たな取り組みに合わせ継続していく内容を含め、審判員のパフォーマンス評価の考え方を整理する事が出来たと思います。

受講者コメント

布瀬直次 S級審判インストラクター(埼玉県)
小幡真一郎インストラクターのセッションでは、まずは「若者言葉」でウォーミングアップ。「ワンチャン」という言葉が時代と共に、その意味や使い方が変容しており、現在は「可能性がなくはない」「少ないけどチャンスがある」などと使われており、今後またその使われ方は変わっていくと見込まれるようです。アセスメントレポートの記入方法ではいずれのグループにも共通した課題が示されており、カテゴリー別で実施した成果がありました。

佐幸欣治 1級審判インストラクター(富山県)
初めての参加で、期待と不安な気持ちで参加しました。アセスメントレポートの表記の仕方や評価についての確認と修正では、なるほど、こういうことを皆さんは疑問に思い考えられていらっしゃるのか、ということがわかり、更に小幡インストラクターの説明により、各評価項目の考慮すべきポイントが明確になり、評価について深められ、今後の活動の参考になり自信を持つことが出来ました。カテゴリーごとのディスカッションでは、ポジティブな意見が多く出され、参加されたアセッサーの方達と共通理解ができ、今後の評価や審判員の指導についての留意点について学ぶことが出来ました。今回の研修に参加して、評価することの意義を学び、評価するにあたって深い理解が必要であることを改めて感じました。

山口博司 1級審判インストラクター(神奈川県)
今年度より審判アセッサーとして評価される側から評価する側へと立場が変わりました。アセスメントレポートは、評価点のみならず課題点の抽出及び対策の提案,ポジティブポイントを更に引き出すためのアドバイス、判定・コントロールによる試合結果への影響度合い等を網羅した審判委員会への報告書ですが、昨年度から導入された新アセスメントレポートにはまだまだ不慣れを感じていた中での研修会参加となりました。

研修会では、事前アンケートによる参加者からの疑問点や試合後のフィードバックでの問題点を話し合い、あるべき姿への報告書となるよう共通認識を持ち是正を図る内容でした。カテゴリー別による問題点抽出においては皆さん一致した見解であり、一方で審判員にレポートを通してどうレベルアップさせるか、気づかせるかという観点で共有が図れたのは良い機会となりました。審判指導者としては駆け出しでまだまだ力不足ではありますが、皆さんと協力しながら審判員の方々が少しでも上手くなる手助けをすべく、引き続き真摯に取り組んで行きたいと思います。

交流プログラムに参加するポーランドの審判団がJFAハウスを訪問 #jfa

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5月24日~6月9日まで審判交流プログラムで来日しているポーランドの Daniel STEFANSKI(ダニエル・ステファンスキ)、Marcin BONIEK(マルチン・ボニエク)、Dawid GOLIS(ダビッド・ゴリス)レフェリーが6月5日(月)、JFAハウスを訪れました。

期間中、Jリーグ・ルヴァンカップ・キリンチャレンジカップの他、メディアブリーフィングやプロフェッショナルレフェリーのキャンプにも参加します。 

5月27日(土)2017明治安田生命J1リーグ第13節 広島vs磐田
5月31日(水)JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ第7節 清水vsFC東京
6月1日(木)2017年第3回メディアブリーフィング
6月4日(日)2017明治安田生命J1リーグ第14節 横浜Fマリノスvs川崎フロンターレ
6月7日(水)キリンチャレンジカップ SAMUAI BLUE(日本代表)vsシリア代表
6月8日(木)プロフェッショナルレフェリーキャンプ

コメント

審判団コメント
まず今回の交流プログラムに参加できたことを非常に嬉しく思います。日本のサッカーはとてもスピーディーな印象でした。ヨーロッパでは縦パスが多いのに対し、日本はパスサッカーが非常に機能していると思います。初戦のエディオンスタジアムで試合前ピッチインスペクションを行ったのですが、ピッチの5メートル前から芝生を見たとき「人工芝?」と見間違った程でした。それほど素晴らしい芝のクオリティが保たれているからこそ、パスサッカーがスピーディーに展開されるのだと強く感じました。滞在中はサッカーだけでなく、日本の文化にも触れ見識を深め、レフェリングに活かしていきたいと思います。

なでしこリーグなどで活躍する女子1級審判員の研修会を開催 #jfa #nadeshiko

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女子1級審判員を対象とした研修会が5月27日(土)、28日(日)、東京都文京区のJFAハウスで実施されました。目的は、3月に開幕したなでしこリーグのここまでの振り返りと、今後に向けたものでした。シーズン中のため、全員が一同に集まることができず2日間に分けての開催でしたが、両日とも活発な意見交換が行われました。夏に向けて、熱中症への対策も確認されました。

実施内容

・ここまでの振返り、今後に向けて(運営面)
・FPFアルガルベカップ2017 参加審判員報告
・世界の動向(各FIFAイベントより)
・ケーススタディ(グループワーク)~主審の権限、退席の対応
・ポジショニング
・サッカー以外からの学び~裁判
・テクニカル(映像を使用した研修)

インストラクターコメント

福岡幹男 1級審判インストラクター(三重)
今回、女子1級研修会にインストラクターとして参加させていただきました。普段、なでしこリーグのアセッサーを担当しているとはいえ、不安を持っての参加でした。しかし、参加者の皆さんが気さくに話しかけてくれているうちに緊張も解けて、有意義な2日間を過ごすことができました。女子1級審判員の向上心の高さに驚くとともに、女性特有の悩みを抱えながら審判活動をしていることも理解できました。それぞれのセッションに取り組む意欲が伝わり、私たちインストラクターの役割の重要性を再確認した研修会になり、自分自身が刺激を受けた2日間でした。今回、参加の機会を与えていただき感謝いたします。そして、これからも微力ながら審判員たちが情熱を燃やし続けるお手伝いができればと思っております。

宮部範久 1級審判インストラクター(山口)
一昨年までは審判員として研修を受ける側から、今年度から審判インストラクターとして研修会に参加することになりました。不完全燃焼で現役をリタイアをせざるを得なかった分、思ったことを言葉にして伝えることの難しさを感じながら、未熟ながら少しでも役に立てることができればと思っています。この度の女子1級審判員研修会では、審判員のポジティブで前向きな熱意に助けられながら話すことができました。これからも審判員とともに自ら研鑚していきたいと思います。

参加者コメント

松尾久美子女子1級審判員(徳島)
座学のみで行われたスキルアップ研修会。半日という短い時間ではありましたが、密度の濃い研修内容でした。内容は2017シーズンがスタートしてから今までの振り返りと、6月以降への対応として「情報を持ち帰る」「仲間と共有する」「するべきことを確認する」でした。

女子1級審判員は各カテゴリー研修会が少なく、なでしこリーグ担当審判員からチャレンジリーグ担当審判員と幅の広い集まりとなりました。研修プログラムもターゲットを絞りづらい部分の難しさもありますが、世界の動向も視野に入れたプログラムにもなっていて、今までには無い英語を用いた講義や、ポジショニングについて基本に立ち返る「対角線式審判法」の見返し、また、サッカー以外からの学びと題し、一見サッカーから離れているような内容から見方や考え方などを学び、サッカーに繋がるヒントも得られることがあるなど、多数プログラムが組まれていて充実した内容でした。

グループディスカッションでは仲間の意見や考え方を聞き、仲間と共有も図れました。テクニカル面については映像を用い、判断するのに必要な考え方の整理も再確認できました。自分のレフェリングも同時に振り返ることができ、継続するところや修正を加えるところ、さらに磨きをかけるところなど、また新たな進化をし続けていかなければいけないと感じた研修会でした。

小田千絵美女子1級審判員(山形)
女子1級審判員として初めてのシーズンが始まりました。この研修会で私は今までの試合を振り返り、学んだことを次の試合から生かそうという気持ちで臨みました。特にテクニカルのところでは、どうしてそのように判定したのかを考え、ディスカッションすることで自分の頭の中がクリアになりました。審判は試合の中では即断即決しなければなりませんが、映像をスローで見て、判定の根拠を細かく探ることも大事だなと思いました。シーズン1年目、試合を楽しみながら成長していきたいです。


2017年度全国審判委員長会議を実施 #jfa

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6月3日(土)・4日(日)、JFAハウスにて全国審判委員長会議を開催しました。この会議は、毎年1回、地域・都道府県サッカー協会審判委員長が一堂に介し、情報共有や方向性の確認等を行う場となっています。

今年は、地域・都道府県サッカー協会審判委員長をはじめ、今年度より新たに設置されたレフェリーデベロップメントオフィサー(RDO)の他、技術の立場から山橋貴史ユース育成サブダイレクター/地域統括ユースダイレクター(北海道)、地域サッカー協会の立場から東北サッカー協会の安達健事務総長にも参加いただき、総勢70余名が参加しました。

山橋氏より、「地域ユースダイレクター制度の導入経緯と経過」の講演をいただき、再構築された審判トレセンの推進に際する目標設定や課題、解決策等が共有されました。

また、安達氏からは、「地域FAと審判委員会の関わり」についての講演があり、地域サッカー協会が担う役務等を理解した上で、審判トレセンを地域・都道府県でどう協働・推進していくかのヒントをいただきました。

2日間の会議は、講演の内容を基に、地域を超えてグループごとに1つのテーマに沿って討議を行ない、地域内における問題解決のための討議を中心に進められました。

2017年全国審判委員長会議日程と討議内容

主催者コメント

小川佳実 JFA審判委員長
今回の会議は、今までとは形態を変え、地域・都道府県委員長の方々によるディスカッションを中心に進めました。再構築後の審判トレセン三本柱の一つである「地域審判インストラクタートレセン」が2019年度以降、都道府県における審判指導者の養成事業とどのように連携していくか、また、その準備に向けて2018年度からどんな取り組みが必要かについて協議されました。協議に先立ち、山橋貴史氏より「地域ユースダイレクター制度の導入経緯と経過」、安達健氏より「地域FAと審判委員会の関わり」についてお話をいただき、様々な情報、アイディア、ヒントのもと、具体的かつ建設的な議論が展開されました。この会議を通じて、新たな審判事業を推進する上で、各協会の事務局と関係する委員会との更なる連携の必要性を委員長の皆様に再認識していただくことができました。今後、審判員育成、指導者養成事業が加速するものと信じております。

JFA-TV

 

2017/2018年競技規則の改正および国際サッカー評議会による重要な決定について #jfa

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国際サッカー評議会(以下、IFAB)から2017年3月28日付回状第8号をもって2017/18年の競技規則改正について通達がありました。競技規則全文、通達の日本語訳は下記PDFのとおりです。
なお、これらの改正等は、国際的には2017年6月1日から有効となりますが、日本サッカー協会、各地域/都道府県サッカー協会等が主催する試合については、下記別紙3のとおり適用することとします。

<全文>サッカー競技規則2017/18
<通達>2017/18年サッカー競技規則の改正について[17.05.18]
<通達に付随する別紙資料>
【別紙1】サッカー競技規則2017/18_ 新旧対照表[17.05.18]
【別紙2】サッカー競技規則2017/18_一時的退場(シンビン)のガイドライン[17.05.18]
【別紙3】サッカー競技規則2017/18_適用開始日について[17.05.18]

日本サッカー協会では、今回の改正のポイントをまとめた解説映像を作成しました。ぜひご覧ください。

JFA-TV

 

2017年度第2回S/1級審判インストラクター研修会 #jfa

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6月24日(土)、25日(日)の2日間で延べ110人のS級・1級審判インストラクターがJFAハウスに集合し、2017年度第2回S/1級インストラクター研修会が行われました。今回は2017年6月より施行された競技規則2017/2018の改正や審判インストラクターが審判員を評価するためのアセスメントレポートに関する記載方法の伝達、さらに、今年から新たに立ち上がったNC(ナショナルカテゴリー)の活動や取り組みなどが報告されました。

今回の研修会では、「さまざま手法による指導」というテーマでグループワークを行いました。参加者は事前に共通の映像を確認し、そのシーンから審判員の改善点とそれを克服するための指導について、チュータリング、ティーチング(プレゼンテーション)、プラクティカルトレーニングの3つの指導手法で指導プランを作成するという課題が出されました。各自で作成した指導プランを持ち寄り、グループワークを通して最適な指導プランを作成し、その内容を全体で共有しました。

インストラクターコメント

柏原丈二審判委員会指導者部会長
競技規則2017/2018の改正点、7月より開催される全国大会を担当する主審・マネージャーを対象に研修会の運営方法を伝達するミーティングを行いました。今回の研修では、大きなテーマとしてプラクティカルトレーニング、プレゼンテーション、チューターリングの3つの指導手法を使い、どの様に審判員にアプローチをしていくか、S級インストラクターを中心にグループワークをし、資料を作成し、発表を行い、それぞれの良い点や、修正点などを議論し、審判員の指導にどうアプローチしていくか、コーチングをしていくかを確認しました。チューターリングに関しては、あまり経験のない方々を中心に、どの様に審判員にアプローチをしていくのかなどを体験して頂き、チューターリングの手法を確認しました。いずれのセッションも、積極的な議論がなされ、新しい発見もあり、短い時間でしたが、内容の濃い研修になりました。参加者の皆さんには、是非今回の研修会で経験した事を地域や都道府県の研修会で活用をして頂きたいと感じています。また、今回の内容を振り返り、良い点、修正点を整理し、今後の指導者の研修会に繋げていきたいと思います。

受講者コメント

浜田章治 1級審判インストラクター(鹿児島)
今回の研修は新たな試みもあり、今まで以上に有意義なものとなりました。事前に4シーンによる映像を分析し、3グループでプレゼンテーション、チュータリング、プラクティカルの指導法を学びました。1日目はそれぞれの分科会でディスカッションし、全体の意見を集約しました。私はプレゼンテーションのグループでしたが、映像の切り取り、コマ送り、連続写真等様々な手法があり、今後の指導に参考となるものばかりで、みなさんのレベルの高さを痛感しました。2日目は3グループそれぞれの発表がありました。チュータリングについては、以前講義を受けたこともありましたが、審判員の目線に立ちポイントを絞り、掘り下げる手法で、あくまでも審判員が主体であると再認識しました。今までも審判員の立場に立ち指導してきたつもりでしたが、改善点を押しつけてばかりいたように思いました。審判員の目線で具体的に掘り下げて指導する事が、彼らのレベルアップにつながっていくのだと今回の研修で感じました。今後の指導に活かしていきたいと思います。ありがとうございました。

金崎良一 1級審判インストラクター(長崎)
今回の研修も得ることがたくさんありました。私にとって以下の2つが、特に今後の指導の心得に活かしていきたい点となりました。1つ目は、「逆の視点をもつ」という考え方です。石山昇インストラクターのチュータリングでは、課題の映像(ミドルサードにて、審判員がパスコースの邪魔になっていると感じ、バイタルエリアとは逆方向にバックステップを踏むことで縦パスへの対応が遅れ、重要な局面を近くで判断できなかった)をみて、「邪魔にならない」ことを、「本当に邪魔になっているのか」という問いからスタートし、「本気で邪魔すること」から、「邪魔にならないこと」を考えさせるという手法を学ぶことができました。逆からの発想による指導は新鮮でした。自身の一部で固まりつつあった「指導」という概念を崩していただきました。

2つ目は、よりよい評価に向けての取組方です。アセスメントレポート自体、自身においては数少ない機会ですが、自分自身で納得いくレポートに仕上げることがこれまでできませんでした。従って、そのレポートを受け取った審判員がすべて納得できるものではなかったと考えています。アセスメントレポートの記載に関して指導者全体から質問を受けていたが、その情報を共有することにより、自分と同じような思いをもった指導者が多くいたことや、グループでの意見交換により、悩みとその解決のための考え方を知ることができました。また一方で、悩むことは次へのステップであると実感できました。審判員の成長のために、たくさん悩み、それを共有し解決しながら、自身の評価をより客観的で妥当性のある評価につなげていきたいと思います。今後、より多くの審判員をより高いところに引き上げるために、研修を積み上げていく意欲が高まった研修会でした。

第26回JFAレフェリーキャラバンを島根県で開催 #jfa

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6月23日(土)・24日(日)の2日間、JFAレフェリーキャラバンを島根県浜山公園陸上競技場で開催しました。

島根県では今回のキャラバンのテーマを「意識を変える」とし、審判インストラクター向けと審判員向けのプログラムを並行して実施。審判インストラクターは新しい指導方法を知ることでの審判指導の統一を図ること、審判員はプロフェッショナルレフェリーの経験を知り、トレーニング方法を体験することで審判活動そのものへの意識を強く持つことを目的としました。

審判インストラクターには、少人数向けの指導方法である「チュータリング」と試合を模した実践的な指導方法の「プラクティカルトレーニング」を中心にプログラムが構成されました。審判員はプロフェッショナルレフェリーの講演を聴講したほか、FIFAから提供された指導教材を活用したファウルクイズなどを行いました。

島根県サッカー協会審判委員長コメント

川神昌暢島根県サッカー協会審判委員長
現在、島根県には4人の1級審判員(1名は国際副審)が登録されており、一昨年は県内で初めてU-18の2級審判員が誕生しました。しかし、すでに引退した3名の1級審判員も含めて、明確な将来構想を持って、計画的に育成してきたものではありません。これまでは「個人の努力」と、ある意味での「偶然」での誕生だったと思うところです。今のままでは、継続して1級審判員を育成・輩出することは困難です。現在の4人から人数を減らさない取り組みを行うためにも、審判員育成プログラムの策定は急務です。併せて、審判指導者の育成・強化も急がれるものだと考えています。この県内の課題を感じていた時にキャラバン開催を希望し、実現いたしました。島根の今後の審判員育成を、このキャラバンでの経験をきっかけとして、「偶然」から「必然」へ変革させたいと思います。

参加審判インストラクターコメント

吉野克仁 2級インストラクター
最新のJFAの考え方に触れることができるいう期待と、上手くプラクティカルトレーニングなどの演習ができるのだろうかという不安が入りまじり、緊張のなか始まったレフェリーキャラバンでしたが、黛インストラクター、江角インストラクターのオープンマインドで、わかりやすい話しぶりに過剰な緊張はすぐに溶けました。
講義では、良いレフェリーの育成には、各地域のインストラクター一人一人の資質向上がいかに重要であるかを再確認しました。ラーニングサイクルやチュータリング、プラクティカルトレーニングなど実践的な内容に一生懸命に取り組んだつもりでしたが、必ずしも、自分の納得のいくような結果になりませんでした。自分の課題が何かは、これまでより少し明確になったと感じています。
今後は、今回のキャラバンの内容を活かし、審判員から少しでも多くの考えを引き出せるよう、間違いを審判員自身が導き出せるよう、肝に銘じて指導にあたっていきたいと思います。2日間の内容の濃いレフェリーキャラバンの準備に関わられた全ての方々に感謝申し上げます。

参加審判員コメント

三島精治 2級審判員
審判を始めて29年目になりますが、今回参加し、自身の審判力について再確認しました。プラクティカルトレーニングでは「フリーキックのマネジメント(6つのポイント)」、「的確な動き出しと良いポジショニング」、グループ討議で「的確な動き出しと良いポジショニングをするためにインプレー中に主審が見るべき事柄」を行いました。これまで頭で理解し、自身の経験を踏まえ審判をやっていましたが、フリーキックの手順をしっかりやることや、インプレー中にボールと関係ない所の事象を見るためのポジショニングについて、足りないことに気付きました。
また、私と同じ1969年生まれの村上伸次プロフェッショナルレフェリーから判定の精度を高めるため、試合後に気付き(判定できなかった理由等)について書きとめ声に出して読むことや、経験談を聞き、自身も共感するところがありました。今回得た知識を自身の審判力向上に繋げると共に、3級インストラクターとして指導にも生かしたいと思います。

坂根脩人 3級審判員
今回レフェリーキャラバンに参加させていただき、たくさんの刺激を受けとても有意義な2日間となりました。1日目の講義では、プロフェッショナルレフェリーの村上伸次氏の審判員になったきっかけやJリーグでの経験談などを話していただき、とても良い雰囲気を作っていただきました。午後は、FKのプラクティカルトレーニングを行い、より実戦に近い状態でのトレーニングとなりました。動き出しや見る角度、争点を見つけることなど、村上伸次氏からも直接指導していただき自分の中に吸収しやすかったように感じます。また、村上伸次氏が行っておられるトレーニングやストレッチを紹介してもらいました。
2日目の午前のプラクティカルトレーニングでは、アシスタントのオフサイドの見極め、主審の動きの確認でした。プラクティカルトレーニングの後の講義でオフサイドの見極めの映像を見ましたが、映像を止めてみるとオンサイドの場合が多く、しっかりとディフェンスラインをキープすることがいかに大事であるかを改めて実感しました。今回のレフェリーキャラバンで学んだことをこれからの審判活動に活かしていこうと思います。短い時間ではありましたが、今までの審判活動を見直すとても貴重な時間となりました。ありがとうございました。

2017年度第2回JFL担当審判員研修会を開催 #jfa

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7月1日(土)と2日(日)の二日間、新横浜にて「2017年第2回JFL担当審判員研修会」が開催されました。

今年度2回目となる本研修会は、JFLのファーストステージの振返りを中心に、イングランドから招聘したインストラクターによる「主審と副審の協力」に特化した講義や、フィットネステストを盛り込んだプログラムとなり、セカンドステージに向けて仲間同士、士気を高めあえる機会となりました。

インストラクターコメント

岡田正義 S級インストラクター
JFLファーストステージとセカンドステージの間の期間を利用して「第2回JFL担当審判員研修会」を開催しました。座学ではファーストステージの振り返りを行い、的確な判定のためのポジショニング、ハンドリング、懲戒罰の基準、マネジメント、FKコントロール等について、映像を基に改善点とアクションプランについてグループディスカッションして発表を行い、全員で共有しました。それにより彼らのレフェリングの引き出しがまた増えたことでしょう。また、イングランドからインストラクターのRay Oliver氏を招いて「主審と副審の協力」について講義をしてもらい、プラクティカルトレーニングで実践しました。最後にプロフェッショナルレフェリーの村上伸次氏から経験談を話してもらい、大きな失敗は必ず次に生かされることを学びました。

フィールドでは、コンディションチェックとしてダイナミックYo-Yoテストを実施し、多くの審判員が高いフィジカルレベルを示してくれました。プラクティカルトレーニングでは、的確な判定のためには主審と副審の協力が不可欠であること、また、各自のスマホで自分のオフサイドの判定を撮影してインスタントフィードバックを行い、自分の判定の精度や改善点を確認することができました。この研修会で得たものを試合で生かしてセカンドステージでの素晴らしいパフォーマンスを期待したいと思います。

参加者コメント

中井敏博 1級審判員(京都府)
今季2回目のJFL研修。今回の研修でもたくさんの講義を受け、非常に有意義な2日間となりました。また今年も競技規則の改正があり、皆で確認し合いました。毎年変わる競技規則に対応していくことは審判員にとって非常に大事なことで、間違った適用・解釈により試合を壊さないよう、競技規則の正しい理解はフィジカル強化とともに最も重要な仕事だと考えています。

そして今回の研修で一番印象に残っているのがイングランドから日本の審判の指導のために来てくださったRay Oliver氏の講義です。Ray Oliver氏はイングランドプレミアリーグでの審判経験がある方で、そんな彼の講義は今まで考えもしなかったようなことを気づかせてくれるような内容ばかりで、たった2時間ほどの講義でしたが、新しいことを考えるいいチャンスとなりました。私は1級審判員と言えどもまだまだ未熟です。これからももっとチャレンジをし、反省を繰り返し、魅力ある審判員になっていきたいと思います。今回の研修はそう再認識する本当にいい機会となりました。

植松健太朗 1級審判員(岩手県)
今回の研修会ではJFL1stステージの振返りと、2017/2018の競技規則改正、2ndステージに向けて再度指針の確認を行いました。まず初めに1stステージの振返りでは、『動きとポジショニング』『判定の的確さ』『マネジメント』の3つのセクションを、1stステージの試合の映像を用いて全体で良かった点や改善点、アクションプランについて皆でディスカッションを行い、自身に置き換えたらどうするかについて考えました。

Ray Oliver氏『主審と副審の協力』の講義の中では、協力とチームワークには、信頼が一番大切であること、試合の前に行う打合せの重要性を伝えて頂きました。今研修では、村上伸次PRにも講義を頂き、現状把握と目標設定の重要性と、今自分自身が一生懸命に選手の事を考えて、しっかり理解しているのか、自己満足になっていないかを考えるいい機会を作って頂きました。1泊2日の研修会でしたが、あっという間で、私にとって有意義なものとなりました。今研修会で学んだことを一つでも多く自分の物として、試合の中で実践し、一つ一つの試合を大切に臨んで参ります。

2017年第3回ナショナルコンペティション(NC)担当審判員研修会を開催 #jfa

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7月1日(土)から2日(日)に新横浜、8日から9日に大阪で、「第3回ナショナルコンペティション(NC)担当審判員研修会」を開催しました。

NC担当審判員は主に、全国大会を担当する審判員です。1年間で4回開催する研修会のうち、今回は「見極め」をテーマに、フィットネステストや論理的思考をベースにしたグループディスカッションを行いました。

また、イングランドから招聘したRay Oliver氏が「主審と副審の協力」というテーマでプレゼンテーションを実施。審判無線やビープフラッグを使用しない場合の主審と副審の協力体制、副審からの情報の伝え方、副審からの情報の取り方等が紹介されました。

プラクティカルトレーニングでは、iPadやスマートフォンを使用し、その場で判定映像を見返すことができるインスタントフィードバックを取り入れました。夏の全国大会に向け、仲間同士で切磋琢磨している様子が見られました。

参加者コメント

岡田正義サッカーS級審判インストラクター
7月1日、2日と8日、9日の分散で開催された第3回ナショナルコンペティション(NC)担当審判員研修会は計40名が参加しました。座学ではフィジカル理論で暑熱対策を学んで夏場の試合に備え、論理的思考の講義ではクリティカルシンキングで「問う」という新たな物の見方について学びました。また、イングランドからインストラクターのRay Oliver氏を招いて「主審と副審の協力」についての講義を受け、プラクティカルトレーニングで実践しました。フィールドテストではダイナミックYo-Yoテストを行い、皆素晴らしい記録を出してくれました。プラクティカルトレーニングでは的確な判定のためには主審と副審の協力が不可欠であること、また、オフサイドの判定を撮影してインスタントフィードバックを行い、自分の判定の精度や改善点を確認することができました。彼らが担当する全国大会が7月から始まります。研修会の成果を生かして素晴らしいパフォーマンスを期待したいと思います。

伊勢裕介 1級審判員(宮城県)
今回の研修も多くのことを学ぶことができました。Ray Oliver氏を招いて行われた講義では、正しい判定を下すためには、互いに信頼し、良い協力関係を築き、試合に臨むことが重要であると感じ、主審と副審の協力が不可欠であるということを再認識することができました。フィジカルのセッションでは、ダイナミックYo-Yoを実施し、各自のコンディションを確認し、フィジカル理論では、水分補給について山岸氏から、いつ何を補うのかという、これから迎える暑い夏場を乗り切るための指導を受けました。これからの迎える全国大会で実践していきたいと思います。最後になりますが、今回の研修会で学んだことを、全てを自らものにして、少しでも成長できればと思います。サッカーの審判員として、サッカーの魅力を最大限に引き出せるように、これからも、日々、取り組み続けていきたいです。

道山悟至 1級審判員(大阪府)
はじめに小川委員長から「1級審判員としての自覚」「サッカー・審判についての価値に対する認識」「限られた時間のなかでどれだけの準備ができるか」ということが話されました。与えられた環境で受動的に活動するのではなく、自律し、自ら高める重要性に気づくことができました。Ray Oliver氏の『主審と副審の協力』のセッションでは、第一に主審と副審の協力には“TRUST”(信頼)が必要不可欠であることが話されました。また試合中、いつコミュニケーションを図るのかということを明確化させるための打ち合わせの重要性や、副審のサポートが本当に主審の援助になるのかどうかを考慮したうえでシグナルすることの必要性を話していただきました。2日間の研修会でとても多くのことを学びました。研修会で学んだことをフィールド上で表現できるように、常に準備を怠らず、毎試合、明確な課題をもって取り組んでいきたいと思います。

小崎知広フットサル国際審判員が文部科学大臣顕彰を受賞 #jfa

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小崎知広フットサル国際審判員がこのたび、文部科学大臣よりスポーツ功労者顕彰を受賞しました。これは、国際的な大会で優秀な成績を収めた選手や指導者などを文部科学大臣が表彰しているもので、昨年から審判員にもおくられるようになりました。小崎審判員は、昨年開催されたFIFAフットサルワールドカップコロンビア2016で3位決定戦を担当したことが評価されての受賞となりました。7月3日(月)には都内ホテルで授賞式が行われ、鈴木大地スポーツ庁長官より賞状が授与されました。

受賞者コメント

小崎知広フットサル国際審判員
この度の顕彰にあたり、ご尽力いただいた日本サッカー協会審判部をはじめ、文部科学省、スポーツ庁、そして日頃の審判活動を支えてくださる全ての皆様に感謝しています。昨年に引き続き、今年も審判員が文部科学大臣顕彰の対象となりました。これは先輩方の国内外の活躍に基いているものであり、審判員も各スポーツの発展とスポーツ文化の構築における重要な要素で、堂々と誇りを持って活動することを奨励いただいた経緯があります。先輩方が築かれた礎の上に本顕彰があると感じています。尊敬と感謝の心でいっぱいです。

我々の活動は決して一人の力で成し遂げられるものではなく、一般的・世間的にはまだまだ十分な理解が得られているとは言えないことから、家族や職場をはじめとした様々なコミュニティの協力を得て成り立っていると思います。これを契機に、サッカー・フットサル・ビーチサッカーだけでなく、全てのスポーツに関わる審判員の方々への社会的理解が得られ、環境が整い、さらに多くのスポーツ審判員が様々な舞台で活躍できるよう、微力ながら貢献させていただきたい気持ちでいます。これからも、与えられた一つ一つの役割に誠実に向き合い、常に周囲への感謝の心と審判としての誇りを胸に活動していきます。


競技規則改正を確認するなど女子1級審判員研修会を開催 #jfa #nadeshiko

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7月15日(土)、16日(日)、JFAハウスにて女子1級審判員を対象とした研修会を開催しました。目的は、競技規則改正の確認と、ここまでの振返りおよび今後に向けてです。両日とも活発な意見交換が行われました。なでしこリーグカップは佳境を迎え、全国大会も目白押しです。今後、女子1級審判員の更なる活躍が期待されるところです。

実施内容

・研修会の目的確認
・競技規則改正
・テクニカル面(FIFAのティーチングマテリアルを使って)
・サッカー以外からの学び~お金の話、サッカー界と経済情勢など
・「的確な動き出しと良いポジショニング」からのショートスプリントの活用法
・ポジショニング(グループに分かれてチュータリング形式で)

インストラクターコメント

佐幸欣治 1級審判インストラクター(富山)
女子1級審判員全員の研修会は、どこにターゲットを置くかが難しいところがありましたが、グループ分けなどにより全員が真剣に積極的に取り組み、また、時には笑いや笑顔があり、緊張感とリラックスするバランスがとてもよく一体感のあるものでした。さらに、それぞれの目標が明確になりこれからの活動で実践されることが期待できました。私自身は、ドキドキ・ワクワクしながらでありましたが、あっという間に終わってしまった印象が強いです。しかし、女子1級審判員全員の顔がわかり、全体像が見えたのは大きな収穫でした。委員長の言葉、保守(不変なもの)と革新(チャレンジ)とのバランスを保ちながら、Keep Looking. Don’t settle.の精神のもと、世界一の審判チームを目指すことができればと実感しました。

森本洋司 1級審判インストラクター(大阪)
今回、初めて女子1級審判員の研修会に参加させていただきました。総勢200名を超え、各カテゴリーに別れて研修を行う1級審判員とはまた違った、「一体感」を感じながらの研修会でした。競技規則改正について確認した後、平成以降のバブル経済とその崩壊によるサッカー界への影響や興行としてのサッカーと審判員の役割について思うところを話させていただきました。「ステークホルダー」あってのサッカーであることを再認識してくれたものと思っています。厳しい環境が続く女子サッカー界ですが、その中で真摯に取り組む女子1級審判員の姿勢に感銘を受け、私自身が多くを得た研修会でもありました。今後のさらなるご活躍を願っています。

参加者コメント

井脇真理子女子1級審判員(茨城)
今回の研修会では、競技規則の改正2017/2018の説明と共に、毎回ながらいくつもの工夫あるセッションから学ばせていただきました。国際サッカー評議会(IFAB)によるサッカー競技規則の理念と精神や、その実行のための挑戦(保守と革新・先進の両立)と、そこから私たちがピッチ上で表現すべきことやそのための考え方について学びました。継続して引用される「Keep looking. Don't settle.」、また今回紹介のあった「今日が人生最後の日だとしたら」、「Stay hungry.Stay foolish.」のことばは、ベテランにも中堅にも若手にも、心に響くものとなったと思います。サッカーに関わる者として、サッカーの不変であるべきことと革新していくべきことをしっかりと理解し、また微力でも女子サッカーの発展に携わることができる立場であるという自覚と責任をもって、まだまだ続く今シーズンに臨んでいきたいと改めて強く思った研修会でした。

楠本成美女子1級審判員(長崎)
今回の研修会を通して、一番印象に残っているのは、興行としてのサッカーと審判員についてのお話でした。普段試合や研修会を通して考えることは、判定についてのことやポジショニングなど試合の中での具体的なシーンを取り出しての反省点や改善点ですので、今回の話では新たな視点でサッカーを意識することができました。審判員として、その試合を絶対に壊してはいけない、魅力的な試合になる為にしっかりと試合をコントロールし、選手のプレーを支えなければならないことを強く感じました。もちろん選手もですが、サッカーを見ている人、関わっている人がサッカーがおもしろいと思うことが根本となり、私たち審判員の研修会や日頃のトレーニングがあるのだと改めて意識しました。今回、研修会では競技規則の改正やビデオによる判定のトレーニングなどもありましたが、これら一つ一つのことが試合へ繋がっていくので、きちんと見直し、これからの試合へしっかりと準備をしていきたいです。短い時間での研修会でしたが、とても身の引き締まる研修会となりました。

2017年第2回J1・J2担当審判員合同研修会を開催 #jfa

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7月16日(日)、17日(月・祝)の2日間、第2回 J1・J2担当審判員合同研修会が横浜市にて開催されました。2017/2018競技規則の改正点についての確認、明治安田生命J1・J2リーグ前半戦の振り返りで今後に向けて判定力の向上を図った他、「主審と副審の協力」というテーマで審判無線を活用できた事例や使用することでのコミュニケーションの難しさ等についてイングランドのRay Olivier氏の講義を基に主審・副審とでディスカッションを実施。前半戦の振り返りを通して、さらに精度を高め、説得力のあるレフェリングに繋げるために、両日とも活発な意見交換が行われました。

実施内容

・前半の振り返り
・競技規則改正の説明
・主審と副審の協力(論理的な観点/実際の映像を使用してのディスカッション)
・「競技規則スタンダード(シーズンの判定基準)」の確認
・まとめ

インストラクターコメント

上川徹 JFA審判委員会副委員長/S級インストラクター(トップレフェリーグループシニアマネジャー)
Jリーグのサマーブレーク期間にJ1・J2を担当する主審、副審による合同研修会を実施しました。この研修会における目的は、「リーグ前半戦において課題となった事象を振り返り、後半戦にむけ審判チームとしての的確な判定力向上、また説得力あるレフェリングに繋げる」こととしました。ディスカッションで使用する映像を事前に審判員と共有したことで、実際の研修会では改善点、判定の考え方などがより掘り下げられて議論され、適切なレフェリングの方向性を確認することができました。特に、チームワークについては互いを「信頼(TRUST)する」、またお互いの情報をどのように伝えるかなど、基本的なことではありますが、その重要性を再認識することができたように感じます。この研修会で共有、確認、学んだことをフィールド上で実践すべく、後半戦に向け取り組んでいきたいと考えます。

参加者コメント

上村篤史 1級審判員(愛知県)
“Trust-信頼-”今回の研修会で一番心に残っている言葉です。我々審判員は、4人でゲームを運営します。4人がお互いに信頼し、いかにサポートし合いながら進めていくのか改めて考えました。主審と副審で見える角度が変われば、見えるものも違います。正しい判定につなげるために、どうコミュニケーションをとるのか。どのような聞き方をすると欲しい情報を早く共有できるのか試合中に瞬時に判断しなければいけません。打ち合わせでは役割分担を明確化すること、主審と副審の持っている情報が違う際は「どう?」と聞く「間」を持つこと、などグループディスカッションを通して、やるべきことを再確認することができました。今後も審判員同士を信頼し合い、的確な判定につなげていくためにどうするとよいのかを考え、さらに厳しさが増す後半のリーグ戦に向けて取り組んでいきたいと思います。

西橋勲 1級審判員(大阪府)
今回の研修会では、冒頭に上川インストラクターより、J1・J2リーグの前半戦のスタッツの確認と振り返りがなされました。ペナルティーエリアを12分割し、どのエリアが死角になりがちなのか、重要な事象が起きるエリアなのかを確認し、その上で主審と副審がどう“協力して”判定するかを再確認しました。ここでは、主審と副審が試合前に意思の統一を図っておくことの重要性を再認識し、グループディスカッションやスタンダード(シーズンの判定基準)の確認では、前半戦で起こったシーンを分析し、活発な意見交換を行いました。「正しい判定」のために、主審と副審が“勇気を持って行動する”こと、そのための協力関係を培うことが本研修会を通してできたのではないでしょうか。審判チームとしてもリーグ後半戦を迎えますが、今回の学びを実際のピッチ上でのレフェリングに繋げていきたいと思います。

第27回JFAレフェリーキャラバンを石川県で開催 #jfa

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7月29日(土)・30日(日)の2日間、JFAレフェリーキャラバンを石川県で開催しました。

今回のレフェリーキャラバンでは審判インストラクター向けのプログラムと審判員向けのプログラムを並行して行い、2日間を通して延べ60人以上の審判関係者が参加しました。

石川県ではキャラバンの開催に向けて、事前研修を開催するなど、県内全体で非常に高い意欲を持って取り組んでいました。
審判インストラクターは少人数向けの指導方法「チュータリング」と試合を模した実践的な「プラクティカルトレーニング」を中心にプログラムが行われ、審判員はプロフェッショナルレフェリーの講義を聴講したほか、姿勢・走り方を中心としたフィジカルトレーニングの講義・実技を中心にプログラムが構成されました。

参加者全員が新しい考え方や技術を習得しようと非常に高い意識をもって参加した2日間となりました。

審判指導者トレーニングセンター マネージャー(北信越地域)コメント

佐幸欣治 1級インストラクター
天候に恵まれ、多くの審判指導者及びユース審判員が参加し無事にキャラバンを終えることができました。石川キャラバンの狙いは、審判指導者の質を高めて自信を持たせ、トップ審判員の強化につながる活動、具体的には、審判指導者がプラクティカルトレーニングを計画・準備・実施出来るようになることです。また、審判員に対しては、走り方の矯正を含めたフィジカルトレーニングを行い、更にプロフェッショナルレフェリーの指導によりユース審判員に夢を持たせトップ審判員を目指させることでした。

審判指導者に対しては、事前に3回の研修を行いキャラバンの狙いを理解し深めることが出来、キャラバン当日は自信を持って積極的に取り組むことが出来ました。審判員は、U-22の審判員が多く参加し、積極的で真剣に向上心を持ちながら取り組み、色々なところに若い力が発揮され将来性を感じました。ユース審判員の登録が多い石川県ですが、1級・女子1級審判員が不在県です。このキャラバンが契機となりJFA・地域との連携により、参加した審判員が将来、トップレフェリーとして活躍出来るように育成されることを期待できました。

開催FA審判委員長コメント

小酒正明石川FA審判委員長
数少ない1級不在県である石川県でレフェリーキャラバンを実施するにあたり、一過性のものではなく持続するためにどのようなキャラバンにするか、3年前のキャラバンが発足した時から悩んでいました。良い審判員を輩出するためのシステムを作ることが必要だと考えています。システム作りの一環としてユース審判員への広報活動を強化して一人でも多く審判資格を取得してもらい、審判に対する理解を深め、それと同時にインストラクターの数を増やし、審判員に対する指導をより多くの方が行える環境をづくりを進めてきました。今回のキャラバンでは、県内のU-22審判員への新しい指導方法の導入として、「チュータリング」と「プラクティカルトレーニング」に絞ってプログラムを構成していただきました。

プラクティカルトレーニングの実践については、北信越イントレマネージャーの佐幸さんに事前に3回の研修をしていただきました。インストラクターの方々は仕事で疲れている中、一生懸命研修に向かってくれました。今回のキャラバンで更に、新たな問題点・課題も発見できました。改善策を考えながら、インストラクターと審判員が協力して、より良いレフェリングが出来るよう努力して行きたいと、多くの関係者が再確認できた素晴らしいキャラバンを実施できたことに感謝申し上げます。

2級インストラクターコメント

宮川幸博石川FA強化副部長
4月の事前打ち合わせから始まり、3回の事前研修も行ってきた中で迎えたキャラバン当日のプラクティカルトレーニングでしたが、数をこなすことで上手く審判員の意見を引き出したり、起きたエラーに対して対応を考えてもらったりするシーンも多くなり、審判員だけでなく我々インストラクターもこれまでと違ったトレーニングになったと感じています。私自身は地域イントレ養成フェーズでチュータリングを受講したこともあり、その部分の振り返りにもなったこと、受講した内容を生かす機会でもありましたが、まだまだ自分自身も実践を繰り返していかなければいけないことを痛感しました。石川県は1級不在県であり、今回のキャラバンがターニングポイントであったと思えるように、今回参加したインストラクターを中心に今後の県内での審判指導に生かしていきたいと考えています。

参加インストラクターコメント

勝二国博石川FA育成副部長
今回レフェリーキャラバンに参加し、プラクティカルトレーニングを行うことになりました。当日までにプランニングシートの原案作成、練り直し、実施、再作成と大変時間をかけやっと当日を迎えることができました。その際、佐幸イントレマネージャーには大変お世話になり、ありがとうございました。当日は、黛インストラクターからも指導・助言を頂き大変勉強になりました。また、山本雄大プロフェッショナルレフェリーがプラクティカルトレーニングを行っているのを見ることができ、普段指導している審判員とは「見ているところ」の違いが分かり、大変勉強になりました。今回のキャラバンで学んだことを県内の審判員育成・強化のために役立て、早く1級不在県の汚名を返上したいと思います。

参加審判員コメント

今崎槙胡 2級審判員
このJFAレフェリーキャラバンを通してたくさんのことを吸収することができました。初日の午後には柳沢さんのフィジカルトレーニング理論と実際のトレーニングが行われました。スプリント力がないことが私のウィークポイントの一つなので、このセッションはとても有意義な時間となりました。ここで学んだ正しいフォームを意識しながら今後走っていきたいと思います。そして2日目にはプラクティカルトレーニングが行われました。テーマの一つに「競技中のペナルティーキック」がありました。私自身競技規則を理解しているつもりでしたが、実際にいろんな事象が起こると戸惑ってしまうことがありました。再度競技規則を読んで、実際の試合中にどんな事象が起こってもスムーズに対応できるように備えておきたいと思いました。どのセッションも私にとって大切な時間となりました。このJFAレフェリーキャラバンで学んだことを今後の審判活動に役立てて行こうと思います。

原崇史 2級審判員
今回、レフェリーキャラバンに参加させていただき、普段の審判活動では体験できないような様々な刺激を受けた2日間でした。初日の講義では、プロフェッショナルレフェリーの山本雄大氏のJリーグや国際審判員としての経験談、そして、審判員の魅力・楽しさについてお話しいただき、緊張していた雰囲気を和やかにしていただきました。午後は、フィジカルインストラクターの柳澤氏から現在のレフェリーに求められるフィジカル要素についてお話をいただき、その後、ランニングフォームについてレクチャーを受け、今までの自分のフォームに無駄が多く、エネルギーロスが多いことを知りました。2日目は、『動きとポジショニング』について、グループジスカッションをし、①ポジションを決めるための原理・原則②監視すべき6項目③周りを見るタイミングについて話し合いました。ポジションニングをとるためのヒントを得られ、今後の審判活動に活かしていきたいです。本当にありがとうございました。

2017年度第2回J3担当審判員研修会を開催 #jfa

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2017年度第2回J3担当審判員研修会を8月4日(金)~6(日)の3日間、J-GREEN堺で開催しました。

猛暑の厳しい環境の中、コンディショニングチェックやプラクティカルトレーニングを実施。「マネジメントスキル向上」や「危険予知(KYT)」等具体的なテーマを掲げた充実した研修会になりました。

参加者はディスカッションも積極的、かつ、活発で、審判員同士、意見交換をしながら切磋琢磨し研修会に臨んでいる様子が印象的でした。

明治安田生命J3リーグは、8月後半より中断が明けますが、残りのシーズンはさらに高いパフォーマンスが期待されます。

インストラクターコメント

池田直寛 1級審判インストラクター(岡山県)
今回、初めてチーフインストラクターという立場で参加しました。研修会の3本柱である映像ディスカッション、ワークショップ、プラティカルトレーニングを中心に進めました。映像ディスカッションは、「マネジメントスキル向上」をテーマに物造り現場で行われている危険予知トレーニング(KYT)の手法に基づいて映像を分析し、①現状把握(どんな危険が潜んでいるか)、②本質追求(これが危険のポイントだ)、③対策樹立(あなたならどうする)、④目標設定(私達はこうする)という流れでまとめて発表し、ワークショップでは、小幡氏にノンバーバルコミュニケーション(非言語コミュニケーション)の体験講座を行っていただきました。両セッションとも審判員が積極的に取り組み実際のゲームに役立つものになったと感じましたし、彼らの的を射た意見やまとめを聞いてJ3チームのレベルアップを実感しました。

真夏の大阪でのプラティカルトレーニングは、大変厳しいものでしたが、4人のインストラクター(大西さん、前田さん、高橋さん、安元さん)の良い準備に加え、デモンストレーターのレベルも高かった事で中身の濃いトレーニングになりました。審判員達には、この研修会で考え気付いたことを現場で実践し、自己分析を繰り返すことで与えられたものではなく、自分で造り上げたものに変えて行ってほしいと思います。また、私自身初めてチーフとして研修会の取りまとめをさせていただいたことで、多くの気付きがありましたので、今後の活動に役立てていきたいと思います。

参加者コメント

上原直人 1級審判員(新潟県)
今回の研修会ではマネジメントをテーマにしながら、「危険予知」をキーワードに様々なセッションを行いました。グループディスカッションでは前半戦で起きた事象を題材にして、より良いマネジメントを行うにはどうすれば良いのかをディスカッションをしました。時間帯やスコアなどを考慮し、チームや選手が何を意図しているのかという現状を正しく把握することが、数多くの「危険予知」を行い、対応への準備をすることができると学びました。プラクティカルトレーニングでは「プレーに巻き込まれた」、また「カウンター」といった状況から動き出し、ペナルティーエリア周辺での事象を判定するという内容でした。ここでは常に「危険予知」を働かせながら距離と角度を修正し、視野の確保をすることが重要だと実感しました。J3リーグを担当する審判員として誇りを持ちながら、レフェリーチームとしてより良いレフェリングができるよう、リーグ戦再開に向けて臨みたいと思います。

堀格郎 1級審判員(岡山県)
今回の研修会ではJ3審判員の課題であるマネジメントについて、みんなで主体的に改善策や考え方を学べたと思います。危険予知(KY)について、各グループで実際のシーンを観て、現状の把握、本質の追求、対策樹立、目標設定を行い、どんな危険が潜んでいるか、それをどうするかを話し合うことで、私自身の対応の引き出しも増え、危険な状況を予測しておくことで素早く行動に移れると思いました。またノンバーバルコミュニケーションでは、言葉を使わず、ジャスチャーだけで伝えるにはどうすれば良いかを実際のシーンを演じることで学びました。私は選手に伝えたいことが一方通行になるときがありますが、今回学んだ、優先順位をつけて一つ一つ明確に伝えることで解消できるのではないかと思い、今後意識してチャレンジしたいと思います。

研修会はYo-Yoテスト、競技規則の改正、グループディスカッション、プラクティカルなど3日間充実した内容で有意義な時間でした。後半戦から私もJ3レフェリーチームに入ることに誇りを持ち、良いゲームにつなげられるようにみんなと切磋琢磨していこうと思います。

平成29年度全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会で高校生が審判を担当 #jfa

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7月28日(金)から8月4日(金)に宮城県内で行われた平成29年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)のサッカー競技大会において、高校生が審判員を務めました。インターハイ(男子)で高校生が審判員にアポイントされたのは史上初めてのことです。近年JFAと各地域・都道府県協会において積極的に取り組んできたユース審判員の育成事業が実を結んだ瞬間であり、ユース審判員のさらなる活躍が期待されます。

コメント

抱山公彦公益財団法人全国高等学校体育連盟サッカー専門部審判委員長
南東北総体2017に地元宮城県の相馬寿哉くんと広島県の八重垣真くんが大会審判員として参加しました。高校生がインターハイ(男子)で審判を担当するのは私の知る限り初めてのことです。二人は今大会において第4の審判員を1試合、副審を2試合担当しました。彼らは全国大会という緊張する大舞台において、今大会のスローガン「繋がる絆魅せよう僕らの若き力」の通り、臆することなく日頃培った力を十分に発揮し、担当したチームからも高評価を得ていました。

インターハイ出場は高校生プレーヤーにとって大きな目標です。一方、審判員として参加するという目標もあることを今回二人の高校生が示してくれました。両者が同じピッチで活躍するのはまさに理想的な姿。近い将来、インターハイにおいて副審だけでなく主審としてピッチの中央を駆けまわる高校生が見られることを期待します。

加藤勝宮城県サッカー協会審判委員長
相馬寿哉審判員は高校1年生の時に宮城県審判委員会で開講している審判アカデミーユースコースに受講してきました。取り組み姿勢も良く、審判技術も向上したので、1年生の秋には3級へと昇級しました。2年生になった夏、フットボールフューチャープログラム(FFP)へ参加、秋には県内初の高校生で2級に昇級し、冬には2級審判員として全日本少年サッカー大会に参加しました。宮城県審判委員会として「南東北インターハイ2017へユース審判員を参加させよう」を合言葉に、宮城県審判アカデミーでの研修やインターハイに向けた県内での研修を実施し、技術の向上を図りました。今回のインターハイでは、3試合担当してもらいましたが無事に終わることができ、ホッとしています。今回の経験を生かして今後の審判活動を充実させてもらいたいと思いますし、更に上級を目指して、将来は日本を代表する審判員になってほしいと思います。

相馬寿哉 2級審判員(宮城県)
参加するということが分かった時は、全国の舞台に私も立てるという嬉しい気持ちと、本当に私で大丈夫なのかという不安な気持ちがありましたが、一級審判員の方やインストラクターの方に「ピッチに立ったら、年齢や級に関わらず思い切りやってほしい」と声をかけていただき、自信を持ってピッチに立つことが出来ました。実際に一級審判員の方と組ませてもらい、技術面でたくさんのことを学び、自分の課題を明確にすることが出来ました。今後はその課題を修正し、いずれは高校総体などの大きな大会でも主審を任せてもらえるような審判員になりたいです。また、一級審判員の資格を取得出来るように日々努力していきたいと思います。

八重垣真 2級審判員(広島県)
今回の全国高校総体の審判研修会に参加でき、多くのことを経験させていただきました。高校生として初めて全国高校総体の審判研修参加ということで、不安や緊張などありましたが、宮城県の運営の方、審判員の方から沢山のサポートをしていただき、充実した5日間となりました。研修会のテーマであった「動きとポジショニング」を意識しながら、正しい判定をするためにより良いポジションはどこなのかを考えながら、大会前のプラティカルトレーニングに取り組みました。試合では、副審2試合・第4審1試合を担当しました。副審では、主審のために良いサポートをしようと心掛けました。しかし、実際に試合に入ると広く視野を持つことが欠けていたので、今後の課題として取り組んでいきたいです。研修会を通して、他県の審判員の方々とコミュニケーションを取る良い機会となりました。今回の研修会で得た経験を活かして今後の審判活動に繋げていき、次へのステップアップのために努力していきます。

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