2015年度第3回地域レフェリーフィットネスインストラクター研修会を味の素ナショナルトレーニングセンターで12月20日、開催しました。
山岸貴司チーフインストラクターからは、1年の振り返りとトレーニング実践のレクチャーがあり、実技指導では効果的なウォーミングアップの考え方、ジョギング、加速動作におよびポイントからサイドステップなど基本的動作の指導がありました。
また、レフェリーがゲームを読む時、どういうマインドとフィジカルが重要なのかを説明され実践されていました。
キーインシデントをいいポジションで判定するための指導は有意義な研修会になりました。
インストラクターコメント
山岸貴司 JFAトップレフェリーフィットネスインストラクター
今回の研修会では実技指導の中にゲームを読む動きをするために必要なマインドとフィジカルを駆使するための実技指導をポイントにおきました。ただそのためには基本動作であるジョギング、サイドステップからストップ、ターン動作などのテクニックが完成されていなければなりません。またそこから加速動作へつなげるチェンジスピードテクニックができれば、非常に大きな武器になります。レフェリーはただ単に走るだけでなく、身動きをしながら判定の正確性と安定性を求められています。今後も様々な取り組みから地域の方々に還元していけるよう指導してまいります。
受講者コメント
柴田恭伸地域レフェリーフィットネスインストラクター
今回の研修では、各地域のYo-Yoテストの結果考察や、記録方法の再確認、注意点などの説明を受けた後、今後の審判関係のスケジュールや世界視野でのトレンドなど、先を見据えた情報共有ができたと思います。特に、レフェリーフィットネスインストラクターの今後についての説明が聞けたことは大きな収穫でした。午後からは「ゲームを読むとはどのようなことか」、などについて映像を観ながら、みんなで考えた後、効果的なW-upやジョギング動作、加速動作などの実技研修が行われました。今回も、程よい疲労感と、有意義な情報が得られた満足感のある充実した研修となりました。今回、このような研修会に参加させていただいた関係各位に感謝しつつ、次回も楽しみにしています。
増井克安地域レフェリーフィットネスインストラクター
第3回地域レフェリーフィットネスインストラクター研修会に、2年間のうちの1年目の締めくくりとして参加させていただきました。冒頭、黛副委員長からあいさつをいただいた後、今年度の地域トレセンにおけるYo-Yoテストの現状と課題の解説からスタートしました。この結果は、2011年から今年度まで右肩上がりになっており、各地域の取り組みの成果があらわれ継続した指導が確実に力になっていると実感しました。今後の地域トレセンで取り組まれるYo-Yoテストでは、カウントダウンなしタイプの音源を使用して実施していくことなどを確認をしました。午後から行われた実技研修では、筋・関節モビリティをふまえたウォーミングアップの取り組み、歩き~ジョギング~加速、動きからフォーカス、ボールを見ながら動き、ボールと選手の動きを見ながらタイミングを合わせ動くことを行いました。振り返ってみると今回の研修のすべての内容が、ゲームを読んで動くというところに結びつけられた研修であったと改めて気づきました。非常に充実した内容で、楽しく満足した研修会でした。ありがとうございました。