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2018第2回Jリーグ担当審判員合同研修会を実施 #jfa

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Jリーグ担当審判員合同研修会が6月30日(土)・7月1日(日)・8日(日)の3日間、4会場(東京・名古屋・大阪・博多)に分かれ開催されました。

本研修会では、2018/19競技規則の改正点についての確認やオフサイドについて検証、シーズン前半戦の振り返りを行いました。

4~5名のグループに分かれて積極的な意見交換や情報共有を行い、有意義な研修会となりました。

実施内容

競技規則の改正
オフサイドについて
シーズン前半戦の共有事項

インストラクターコメント

扇谷健司 1級インストラクター
今回の研修会は競技規則の改正、オフサイドを判定する上での考え方、Jリーグ前半戦の振り返りについて行いました。競技規則の改正については、今回の改正での大きな変更点であるテクニカルエリア内での電子通信機器の使用について、どのような行動が認められるか、または認められないかについての説明等を中心に行いました。 オフサイドについては相手競技者の視線を遮ること、相手競技者に影響を与える行動について、判定をする上での考え方の整理、より正しい判定をするための導き方についてグループディスカッションを中心に行いました。審判員はピッチ上では常に難しい判断が求められます。競技規則やオフサイドの考え方について整理をすることで、より大きな自信を持って試合に取り組めるようなプログラムでした。今後共、審判員にとって有意義で、自発的に意見を言えるような研修会の環境作りに取り組んでいきたいと考えております。

参加者コメント

中村太 1級審判員(埼玉県)
今回のJリーグ担当審判員合同研修会では、ワールドカップロシアにおけるVARの効果的な活用が注目を集めているように、私たち審判員にも技術革新による時代の変化に対応していくことが求められていることを強く感じました。また、研修の中で、主審と副審が積極的にディスカッションを行い、共通認識と相互理解を深めることができました。国内のプロリーグを担当する審判としての自覚を再認識し、責務を果たすために今後の審判活動に誠実に取り組んでいきたいと思います。

阿部将茂 1級審判員(埼玉県)
今回の研修会の中では特にオフサイドについて、判断するための材料や考え方が整理できました。また実際の試合映像を見ながら意見を出し合うことで、より具体的に、細かい部分まで参加した全ての審判員が考え方を共有できました。これからシーズン終盤にかけて、今まで以上に厳しい試合が増えていきます。Jリーグ担当審判員としての自覚を持ち、そういった重要な試合に関わっているという気持ちを忘れず、今後も活動していきます。

堀格郎 1級審判員(岡山県)
今回の研修会で“100%理解して帰る”ことを目標とし、グループディスカッションから、自分の考えや疑問点を出し合い、共通理解を深めました。特にオフサイドの解釈では、定義を再認識し、意思決定のプロセス(条件)から正しい判断ができるように考え方を整理しました。個人個人の考えを出し合うことで、解釈の違いがないようにし、最後には全員が同じ方向に向くことができました。これから厳しさが増す後半戦に向かいますが、今回学んだことをフィールドで発揮できるようにレフェリーチームとして取り組みたいと思います。


熱中症対策についてのお知らせ #jfa #nadeshiko

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この数日間、日本列島は記録的な猛暑となっています。

これから夏休みに入り、大会、試合、練習などますますサッカー活動が盛んになってきますので、日本サッカー協会が策定した「熱中症対策ガイドライン」を再度お読みいただき、事故のないよう細心の注意を払って楽しくプレー、観戦されますようお願い申し上げます。

熱中症対策ガイドライン(2016年3月10日付)

熱中症ガイドラインについて〈FAQ〉

担当審判員がヤンマースタジアム長居で練習 ~スルガ銀行チャンピオンシップ2018 OSAKA~ #jfa

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2018年8月8日、大阪・ヤンマースタジアム長居で行われるスルガ銀行チャンピオンシップ2018 OSAKAの担当審判員が練習を行いました。

<担当審判員>

主審:Matthew CONGER(ニュージーランド)
副審1:Mark RULE(ニュージーランド)
副審2:Mark WHITEHEAD(ニュージーランド)
第4の審判員:岡部拓人(日本)

Matthew CONGER主審は2018年、そしてMark RULE副審は2014年にそれぞれFIFAワールドカップに担当審判員として選出された経歴をお持ちです。また、Matthew CONGER主審は2015年のFIFAクラブワールドカップで、そしてMark RULE副審は2014年のキリンチャレンジカップで来日経験があり、ふたりとも久しぶりの日本の空気を楽しんでいる様子でした。

審判団コメント

南米チャンピオンとYBCルヴァンカップチャンピオンとの決戦を担当できることを非常に光栄に思っています。この試合に招聘してくれたJFAに感謝しています。大阪での滞在をとても楽しんでいます。両チームのフェアプレーを期待しています。レフェリーチームも試合をとても楽しみにしています。

大会日程:2018年8月8日(水) 19:00キックオフ(予定)
大会会場:大阪/ヤンマースタジアム長居
大会・チケット情報はこちら

2018年度フットサル2級審判員強化研修会 #jfa

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8月1日(水)から5日(日)までの5日間、JFA 第5回全日本U-18フットサル選手権大会にて、上級を目指すフットサル2級審判員強化研修会が開催されました。

1日目は座学にて、1).審判技術向上、2).フィジカルトレーニングについての講義を行いました。内容は、審判技術向上では、1)動きの重要性について、2)主審と第2審判の協力について、3)予測の重要性とポジショニングの修正についての3点。フィジカルトレーニングでは、1)熱中症への注意喚起と予防策、2)日々の審判員としてのトレーニング方法、3)試合後のリカバリー方法についての講義を行いました。実技指導については、実際の大会の試合を通じて、試合終了後に試合の映像を見ながら時間をかけて振り返りを行いました。

また最終日は、試合観戦して4日間の研修を自身で振り返りながら研修者同士での情報共有や修正などのディスカッションを行うなど、非常に有意義な研修会となりました。

受講者コメント

南雲雄フットサル2級審判員(関東地域)
本研修では、研修会の共通目標として「動くことの目的を常に考える」ことが示されました。これにより、実際の試合でパートナーとなる審判員と共通理解を得る助けとなり、お互いが意識した状態で試合に臨むことができたました。また、静止画を用いてそれを見ていない相手にその静止画の状態を伝えるテストでは、それぞれの審判員で着目する部分が全く違うということを強く認識しました。『自分が着目するところとは異なる部分を相手は見ている』ということを知ることができたのは、本大会の試合でも活かされた部分だと感じます。試合については、3日間で4試合を担当しました。立ち上がりでうまくいかないこともありましたが、共通目標である「動くことの目的を常に考える」ことを意識し、試合を重ねるにつれて、ポジショニングなども改善でき、ひとつひとつの事象を丁寧に判定できたと思います。最後に、このような重要な研修会に参加する機会を与えていただき、関係者の皆様に御礼申し上げるとともに、大会を通じて、非常に得るものが多く、また自分自身のレベルアップも実感することができました。本大会に向けていろいろとご準備をしてくださった地域審判員の皆様のご協力、大会を支えてくださった運営の皆様も非常に心強く、研修に集中することができた5日間でした。本研修で得た経験を今後の審判活動に活かしていくとともに、地域や県にその内容をフィードバックし、多くの地域でよりよいフットサルが展開されるよう努力していきたいと思います。

深井悠平フットサル2級審判員(関西地域)
今回私が参加したフットサル2級審判員強化研修会は、次年度以降1級昇級を目指す各地域の審判員の強化という位置づけで、私は関西地域を代表して参加する昇級を目指す審判員として、強い覚悟で臨みました。初日の講義でチーフインストラクターより、①どのような事象を見るために動くか、②そのために必要な動き出し、③動く距離とスピードの本研修の中で取り組むべき3つの課題が提示され、実際にJFA 全日本U-18フットサル選手権大会の試合割当を受ける中で、インストラクターよりその課題について、重点的に指導を受けました。本研修の中で私が感じたことは、提示された3つの課題の終着点である「よりよいポジショニング」をとるためには、試合中に、試合の展開、選手の特性などの様々な要素を頭の中で咀嚼する、つまり試合中は常に頭を動かし、次の展開を予測しないといけないということです。また、「よりよいポジショニング」をとるためには、1試合十分に動き続けることができる体力や瞬時にポイントに到達することができるアジリティなどのフィジカルを鍛えることも重要であることも感じました。研修の講義の中でトレーニング方法の紹介もあったので、早速実践したいと思います。私の研修会の参加にあたって、準備などでたくさんの方々にご尽力いただき、また研修前、研修中、研修後にも仲間から激励の言葉をもらい、たくさんの方々に支えられて審判活動を行うことができてるということを再認識しました。私が次の舞台へステップアップすることが皆様への恩返しであると感じています。

第36回JFAレフェリーキャラバンを高知県で開催 #jfa

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7月15日(日)、16日(月・祝)、JFAレフェリーキャラバンを高知市の「東部総合運動場・くろしおアリーナ」で開催し、2日間で延べ19名の審判員、延べ16名の審判インストラクターが参加しました。

高知県でのJFAレフェリーキャラバンでは、指導方法の伝達だけではなく、日本サッカー協会・四国サッカー協会・高知県サッカー協会の3つの組織がお互いに連携するための方法を議論する機会として活用されました。

具体的なプログラムとしては、「チューターリング」の指導方法の理解を目的とした講習を審判インストラクター向けに行いました。チューターリングそのものの説明やチューターリングでの指導に適切な「場の設定」の理解、実際にチューターリングでの指導を実践してみるプログラムなどが用意されました。

審判員には、「チューターリング」の手法により審判員自身に課題を認識してもらい、その課題を解決するための訓練として「プラクティカルトレーニング」を実施しました。また、フィジカルの面からもレフェリングの向上にアプローチし敏捷性を高めたり、スタミナをつけたりするための理論講義と実践も行われました。

参加者の皆さんの積極的な姿勢により、盛り上がりを見せた今回のキャラバンは、四国サッカー協会・高知県サッカー協会の連携を強める大きな一歩となりました。

JFAインストラクターコメント

吉野内浩志四国地域審判指導者トレセンマネジャー
梅雨明けの猛暑の中、高知県の審判員、審判指導者が集まり、レフェリーキャラバンを開催しました。来年から県審判トレーニングセンターが始動するに当たり、JFAの審判トレーニングセンター再構築の方向性と高知県での準備状況や四国審判トレーニングセンターとの連携方法などについて確認する良い機会となりました。
集まった高知県の審判員の皆さんは、年齢、級、経験に違いはありましたが、次代の高知県のサッカーを担う人材として今回のキャラバンに積極的な参加をしてくれました。事前に高知県の審判の分析を県審判員長等と行い、「相手を押さえるとは」、「オフサイドの副審の旗を上げるタイミング」、「フィジカルの強化」に絞って、イントレのスキルであるチュータリング、プラクティカルトレーニング、フィジカルトレーニングの各手法を実践しました。今回、指導を担当したインストラクターは、昨年から四国審判指導者レーニングセンターで養成してきた四国のインストラクターであり、指導者養成の面でも大きな成果となりました。各セッションでは、審判員個々の課題克服のヒントが伝わるように、内容を工夫しながら実践することで、成長のきっかけを自分のものにしようと熱意を持って取組んでくれました。
指導者へは、「チュータリングとは何か」について、イントレの一つのスキルである「チュータリング」のコースの内容の一部を実践してもらいました。チュータリングの「目的」、「なぜ必要か」、「手法の紹介と実践」等、県イントレの内容を意識しながら精選して実施しました。参加した指導者は、審判員への指導方法の一つとしてチュータリングの有効性を理解し、高知県の指導者へのチュータリングの普及と審判指導への活用の必要性を実感しくれたと思います。
キャラバンの中で高知県トレーニングセンターの方向性について審判員、指導者ともにグループディスカッションを行い、「高知県の課題や強み」「高知県でできること」「高知県の審判の未来像」などについて意見交換し、絵に描くことで具体的なイメージを持つ取組を行いました。来年から始める高知県審判トレーニングセンターの意義や方向性を高知県のメンバーが共有し、地理的な環境や予算などの課題は、Web会議システム等のICTの活用、現状の取組の見直し、四国との連携などの工夫で克服しながら、同席いただいた高知県サッカー協会の会長、専務理事等の県協会の方々にも協力いただいて進む道筋が見えてきたと思います。このキャラバンが今後の高知県審判育成の大きな節目になることを期待したいと思います。

開催FA審判委員長コメント

岩河義弘高知県FA審判委員長
来年度スタートする高知県審判トレセンに向け、今回のキャラバンを通してJFA審判部の育成指導方針、四国のロードマップを基に高知県の審判員、指導者でもできることは何かを考えてもらうことを目標として実施しましたが大変有意義な2日間となりました。指導者にはチューターリングの紹介と指導方法について学びました。従来の座学中心の研修よりも大きな効果を持たせるために様々な手法を取り入れることの必要性を学ぶことができました。特に県内での活動がほとんどの3級インストラクターの方に経験していただいたことは県内の様々な場面での審判育成に繋げることができると思います。また、審判員には日頃指導の行き届かない3級審判員を中心に課題を考えました。チューターリングにより「相手を押さえるとは?」、プラクティカルトレーニングではオフサイドの中から「相手競技者への妨害」について指導を頂きました。初日は慣れない雰囲気に皆緊張していましたが、適宜アイスブレイクを取り入れるなどして緊張を解き、活発な良い雰囲気のなか研修することができました。参加者から「わかりやすく楽しかった」との声を聞くことができました。日頃は指導者が一方的に教え込む研修が多く、私たち指導者の意識改革の必要性を痛感しました。最後にキャラバン開催にあたり石山JFAインストラクター、吉野内四国地域指導者トレセンマネージャーには早期の準備から大変お世話になりました。また、四国地域指導者トレセンから派遣された講師の方には室内開催だったとはいえ猛暑のなか2日間熱心にご指導いただきました。このキャラバンで学んだことを活かしてより良い高知県審判トレセンとなるよう準備を進めたいと思います。関わっていただいた皆様に心より感謝申し上げます。

受講者コメント

秦泉寺力高知県FA3級インストラクター
レフェリーキャラバンでは、指導方法を学ぶだけでなく様々なことに気づきがありました。ひとつは自身が競技規則を深く理解できていなかったこと、もう一ひとつは、研修で行ったドローイングとチューターリングでの気づきです。ドローイングでは自分たちの考える高知県のインストラクターと審判員の特徴を絵に描くことで、わかりやすく感じることができました。チューターリングでは参加したインストラクターの意見や考えを聞くことにより判定やフラッグアップのタイミングの違いから判定基準や持っている情報にズレがあることを実感できました。今回学んだ指導方法を用いてインストラクター同士のすり合わせが必要だと思いました。
今回のキャラバンは四国地域審判指導者トレセンにて養成された指導者によるセッションがほとんどで、四国サッカー協会と高知県サッカー協会が共同して開催したキャラバンという印象が強く残りました。四国地域審判指導者トレセンで行っていることを知ることもできましたし、キャラバンを通してインストラクターや審判員を身近に感じることができたことは、今後のインストラクター、審判員としての活動にも役立つと思います。また、日頃は審判育成指導を受ける機会の少ないU-18審判員等に対しても、アセスメント⇒チューターリング⇒プラクティカルトレーニングのサイクルから各セッションが実施され、「日頃疑問に感じていたことが少し解決できた」との声が聞けてうれしく思いました。

坂本悠馬高知県FA3級審判員
レフェリーキャラバンに参加したことは今後2級昇級やその上を目指している私にとって貴重な体験でした。チューターリングでは「相手を押さえるとは」、「オフサイド」、「フリーキックの手順」などを行いましたが、なかでも「相手を押さえるとは」のセッッションではたくさんの気づきがありました。「相手を押さえるとはどういう状態ですか?」との質問されてもイメージでしか思い浮かべることができず文章で答えることができず、今までの審判でホールディングをきちんと判定できていたのか疑問に感じるようになりました。競技規則を今までは表面的にしか覚えていなく、深く理解することの必要性を痛感しました。プラクティカルトレーニングでは「オフサイド」を行いました。自分の思ったタイミングでシグナルしても、映像で検証するとオフサイドでない場面もあり、今までは感覚で判定していたことを知ることができました。身体のどこがオフサイドラインから出ているのか細部まで監視することの必要があると思いました。今までこのようにチューターリングやプラクティカルトレーニングを経験したことがほとんどなかったので、今回のキャラバンは今後の審判活動に活かせることが多くありました。「審判は選手の夢をサポートすること」。このことはとても大切ですが私自身、審判の試合数をこなすことで忘れられていた部分でした。これからはこのことを忘れることなく、今回学んだことを生かし深めながら審判活動を頑張りたいと思います。

第37回JFAレフェリーキャラバンを大分県で開催 #jfa

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8月18日(土)から19日(日)にかけて、JFAレフェリーキャラバンを大分市の大分スポーツ公園で開催し、2日間で延べ20名(3級審判インストラクター、2級審判員)が参加しました。

今回のJFAレフェリーキャラバンでは、指導をする上で重要な「チュータリング」「プラクティカルトレーニング」の2つに対し、座学から実践までを行い、充実した2日間となりました。

JFAインストラクターコメント

脇山哲郎 JFA1級審判インストラクター
猛暑のなかでも、少し涼しさが感じられるようになった大分でレフェリーキャラバンが開催されました。事前の現状分析の中で明らかになった「3級審判インストラクターの数の確保と活動機会の拡大」という課題の解決に繋がるような内容で計画を策定しました。初日は、チュータリングの必要性や手法の実践、競技規則の正しい理解に関するセッションからスタートしました。このチュータリングについては、2017年からスタートした審判指導者トレーニングセンターの養成フェーズを修了した大分県の担当指導者3名が、今後の活動につがる実践の場としてセッションを担当しました。受講者は積極的な姿勢で参加し、十分な事前準備によって活気あるセッションとなり、今後の派遣フェーズでの活躍を確信するものでした。ここでは、参加者に競技規則の正しい理解・解釈や趣旨が十分理解されていないことが明らかになり、今後の課題となりました。

次に、本レフェリーキャラバンのターゲットである3級審判インストラクターが実際に審判員を指導する機会として、プラクティカルトレーニングを「フリーキックコントロール」、「オフサイド」の2テーマに分けて実施しました。最初に、プラクティカルトレーニング理論として、プラクティカルトレーニングの特性、トレーニングプラン作成における留意点等を確認したのち、ラーニングサイクルの考えに基づき、大分県の審判員がかかえる課題を抽出し、その要因を分析してトレーニングプランのデザイン→トレーニングというステップで進めました。参加者は初めて経験する手法で最初は戸惑いもありましたが、個々の意欲が高く、積極的な意見交換や活気あるトレーニングの実施につながりました。実施後の振返りでは、現状分析の甘さやトレーニング時の審判員への指導の内容、タイミングの難しさなど今後につながる事項が多数挙げられ、特に、3級審判インストラクターが指導する喜びと併せて難しさを感じ、更なる向上意欲を醸成することができたことは大きな成果でした。日常的に活動する審判インストラクターが、今回のレフェリーキャラバンで得た新たな気付きを元に大きな熱意、情熱を生み出し、指導活動の領域を広げ活性化していくと共に、指導者の世代交代もスムーズに展開していくものと確信しています。熱意ある参加者の皆様に感謝申し上げます。

開催FA審判委員長コメント

後藤啓之大分県FA審判委員長
開催にあたり、事前打ち合わせで、大分県審判委員会の課題・弱点は何かを探り話し合いました。その中で、「3級審判インストラクターの数が少ない(有資格者3名のみ)」に絞って、新規有資格者を募集し、有資格者には指導者に必要でイントレのスキルである、チュータリング・プラクティカルトレーニングの手法を実践しました。参加者には、イントレスキルの一つである「チュータリング」のコースの内容の一部を派遣指導者のもと、実践してもらいました。チュータリングの「目的」・「なぜ必要か」・「手法の実践紹介」の順でイントレの内容を理解しながらの実践です。また、各テーマについて、グループディスカッションを行い、活発な意見を整理しながらまとめました。プラクティカルトレーニングでは、デモンストレーターとして地元の高校生チームにお願いしました。高校生も「自分たちも勉強になった」と好印象でした。参加者は伝えることの難しさを感じつつ、指導していくことへの楽しさ・喜びと3級審判インストラクターがチュータリングの普及と審判員への活用の必要性を実感してしてくれたことと思います。この「JFAレフェリーキャラバン」での実践を、「3級審判インストラクター」のみならず、大分県審判委員会の全ての強化カテゴリーに活用し、課題・弱点の克服に生かして行くと同時に、県全体の審判レベルアップと強化につなげて行きたいと思います。

受講者コメント

和田敬生 3級審判インストラクター
私は、2級審判員としての活動に加え、今年から3級審判インストラクターの資格を取得しました。今年の5月、3級新規実技試験のテスターを初めて務め、審判員への指導の難しさを感じていたところ、今回のJFAレフェリーキャラバンが開催されると聞いて、参加することにしました。JFAの脇山哲郎インストラクターと泉弘紀インストラクターが来られていた事もあり、いつもと違う緊張感の中でスタートしました。初日の将来構想の話は、いきなり度肝を抜かれたような驚きを感じましたし、チューターリングの講義では、審判員の指導においては、相手を認め褒めて長所を伸ばす事が大切であることを再認識できました。自信を持たせ相手を責めないことで、ミスを恐れずチャレンジできる審判員を育てる事ができると思いました。手法を確認するための「6ステップ」や優先順位を考えるための「ダイヤモンド9」、全体にイメージを掴むための「ドローイング」は、今後実践していきたいと思いました。そして、2日目。いよいよプラクティカルトレーニングです。私のチーム(5名)のテーマは、「ゴールを狙える位置からの直接フリーキック」で、チームで課題点の抽出や要因分析を行いました。具体的には、各自がフリーキックについての課題等を付箋に書き、共通する数個の事項から要因を抽出し、プランニングシートを作り上げました。そして、いざグランドへ。グランドに到着し、まずは、デモンストレーターの高校生に仕込みを行いました。こちらの意図を理解してもらえ、彼らはとても良いパフォーマンスができたと自負しています。しかし、審判員への指導については、課題が残りました。例えば、いろいろと盛り込みすぎたため、何を学んでもらうのかという焦点がぼやけてしまった事は反省点のひとつです。もう少しシンプルな内容で繰り返し実践してもらい、全員が共有できた上で適確な指導ができたら良かったと思います。この2日間の貴重な体験を今後の指導に役立てるとともに、自分のレフェリングにも生かしていきたいと思います。2日間ありがとうございました。

中園健太郎 2級審判員
本キャラバンでは審判指導者の強化・育成をテーマとし、来県されたJFAの泉インストラクター、脇山インストラクターのお二人を中心に御指導いただきました。まず、「チュータリング」に関する講義では、6ステップによる手順の確認、ドローイングによる理想像の追求、ダイヤモンド9による審判員指導者として必要な要素についての実践を行い、審判員指導者から審判員への個別指導によりお互いの信頼関係を築くことの大切さを学びました。審判員を否定するのではなく、認めて長所を伸ばし、自信を持たせて成功体験を与えることができるように実践していきたいと思いました。次に行った「競技規則のより正しい解釈の重要性」の講義では、競技規則の解釈への理解が浅かった部分に気付き、さらに理解を深めることができました。最後に「プラクティカルトレーニング」について、事前準備の重要性やトレーニングプラン作成上の留意点等についての講義がありました。その後、2グループに分かれてトレーニングプランの作成を含む実践を行いました。私達のグループのテーマは「オフサイド」です。いつもは審判員としてトレーニングを受ける側でしたが、いざ指導するとなると思っていたよりも難しく、審判員のレベルによる課題の分析、指導方法や指導のポイントを考えながらトレーニングプランを作成しました。トレーニングではタブレット端末を活用し、オフサイドラインのキープはできているか?オフサイドの判定は正しかったのか?など画像により確認しました。これにより参加した審判員の苦手な部分をお互いが確認でき、さらにそこを反復トレーニングすることにより、結果的にスキルアップにつなげることができたのではないかと思っています。今回の講義の中で「人は忘れる生き物である」というお話がありましたが、本キャラバンで学んだことを忘れることなく今後に活かしていきたいと思います。

FIFA U-17女子ワールドカップウルグアイ2018に山下主審、手代木副審、坊薗副審が選出 #jfa #nadeshiko

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国際サッカー連盟(FIFA)はこの度、11月13日(火)よりウルグアイで行われるFIFA U-17女子ワールドカップウルグアイ2018の割当てを発表し、日本から山下良美主審、手代木直美副審、坊薗真琴副審の3名の審判員が選出されました。FIFA主催の女子大会における日本人審判員のトリオでの選出は初めてとなります。

FIFA U-17女子ワールドカップワールドカップウルグアイ2018

期間:11月13日(火) ~ 12月1日(土)

山下良美主審プロフィール

氏名:山下良美(ヤマシタヨシミ/YAMASHITA Yoshimi)
生年月日:1986年2月20日
出身:東京都

国際審判員登録:2015年

主な国際大会:
2015年 第28回ユニバーシアード競技大会(2015/光州)
2016年 FIFA U-17女子ワールドカップヨルダン2016
2017年 第29回ユニバーシアード競技大会(2017/台北)

コメント:
このような大会に参加することができ、大変光栄に思います。良い準備をして、大会の成功に向け
全力を尽くしたいと思います。

手代木直美副審プロフィール

氏名:手代木直美(テシロギナオミ/TESHIROGI Naomi)
生年月日:1980年9月12日
出身:北海道

国際審判員登録:2013年

主な国際大会:
2013年 AFC U-16女子選手権中国2013
2013年 AFC U-19女子選手権中国2013
2014年 AFC 女子アジアカップベトナム2014
2015年 FIFA 女子ワールドカップカナダ2015
2015年 AFC U-19女子選手権中国2015
2016年 第31回オリンピック競技大会(リオデジャネイロ)

コメント:
大会に参加できることを光栄に思っております。選手のために全力を尽くせるように、
万全の状態で大会に挑めるようにしっかり準備をして大会に臨みたいと思います。

坊薗真琴 副審プロフィール

氏名:坊薗真琴(ボウゾノマコト/BOZONO Makoto)
生年月日:1980年8月5日
出身:東京都

国際審判員登録:2015年

主な国際大会:
2017年 アルガルベカップ2017

コメント:
このような大会への参加を、大変光栄に思います。職場の皆様をはじめ、日頃からお世話になっている多くの方々に感謝いたします。選手の力が存分に発揮されるよう、審判員として全力を尽くします。

キリンチャレンジカップ2018 日本代表対コスタリカ代表 担当審判員がパナソニックスタジアム吹田でトレーニングを実施 #jfa

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2018年9月11日(火)、大阪・パナソニックスタジアム吹田で行われるキリンチャレンジカップ2018 SAMURAI BLUE(日本代表)対コスタリカ代表の担当審判員が10日(月)、試合会場で前日練習を行いました。

<担当審判員>

主審:Muhammad Taqi(シンガポール)
副審1:Ronnie Koh(シンガポール)
副審2:Abdul Hannan(シンガポール)
第4の審判員:山本雄大(日本)

審判団コメント

2018FIFAワールドカップロシア後、最初の大会となるキリンチャレンジカップ2018に、シンガポールのトリオを招待して頂き感謝しています。本来最初の試合は札幌で行われる予定でしたが、この大阪で行われるコスタリカ戦が新生日本代表の大切な初戦となりました。北海道での地震で被害に遭われた皆さま、台風で被害に遭われた皆さまに、謹んでお見舞いを申し上げます。我々は、日本サッカー協会のご尽力により、無事来日する事が出来ました。これより万全の準備をして試合に臨みたいと思います。両チームの健闘を祈ります。

2018年9月11日(火) 19:20キックオフ(予定)
大阪/パナソニックスタジアム吹田
SAMURAI BLUE(日本代表)vs コスタリカ代表
大会情報はこちら

10月のSAMURAI BLUE(日本代表)戦


第38回JFAレフェリーキャラバンを広島県で開催 #jfa

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9月8日(土)から9日(日)にかけて、JFAレフェリーキャラバンを広島市のエディオンスタジアム広島で開催しました。

雨の中での開催でしたが合計40名以上の審判インストラクター・審判員が集まりました。

審判インストラクターは「プラクティカルトレーニング」をテーマとして理論・プランニング・指導実践を一貫して行いました。

審判員は、中国地域の審判指導者トレーニングセンターから派遣された講師により、チュータリングやプラクティカルトレーニングによる指導を体験しました。

JFAインストラクターコメント

岡野尚士中国地域審判指導者トレセンマネジャー
本キャラバンは普段サンフレッチェ広島のホームスタジアムであるエディオンスタジアムで講義・実践ともに行われました。2日間ともあいにくの雨天でしたがプラクティカルトレーニング実践では非常に肌寒い中、受講生の皆さんの熱心な取組姿勢に救われました。インストラクターはグループ討議を経て作成したプラクティカルトレーニングを初めて実践し、スキルアップが図れ今後開催される県アカデミーや県イントレに向けて基礎の習得ができたと思います。現役審判員は初めてチュータリングやプラクティカルトレーニングといった指導を経験し、またプロフェッショナルレフェリー(PR)の飯田淳平氏の講義やトレーニング実践も経験し非常に刺激を受たことと思います。特に大学1年生と高校3年生の4級審判員の参加があり、上級審判員との交流により「基礎技術の習得」と「審判活動は楽しい!」と思ってもらえたと思います。今後も中国地域審判指導者トレセンのマネジャーとして地域の審判指導者の育成・強化に取り組んでまいります。

開催FA審判委員長コメント

松村和彦広島県FA審判委員長
来年度から実施する広島県トレセン(レフェリーアカデミーとインストラクタートレセン)にむけて審判員や指導者の動機付けと様々な方々への周知を目的にして、天候的には恵まれない状況は続ききましたが、エディオンスタジアムという素晴らしい環境下で実施し、たいへん有意義な2日間となったと感じています。このキャラバンのテーマに「動きとポジショニング」を掲げ、参加者にプロフェッショナルレフェリーであられる飯田淳平氏に講演をしていただき、それを受けて、審判員はチューターリング「動きとポジショニング」・「PKのマネージメント」を実施しました。指導者は事前に渡された課題「PA内やその付近の判定精度の向上を目的にした動きとポジショニング」についてプラクティカルトレーニングシートの作成を4グループに分かれて行い、2日目に作成したプラクティカルトレーニングを参加審判員に実施しました。審判員も指導者も悪天候に負けずにそれぞれがそれぞれの立場で熱心に行っている姿が垣間見れて、来年度に向けての方向性を想像することができました。審判員や指導者のやる気を広島県審判委員長として、それが行える環境づくりと予算の確保をこれまで以上に推進していかなければならない、という決意も湧いてきました。広島県レフェリーキャラバンから学んだこと、感じたことなどを来年度に向けて広島県らしいトレセンのあり方を考え、広島県トレセンの構築に向けて頑張っていきたいと思っています。

受講者のコメント

小林直司 3級インストラクター
JFAレフェリーキャラバンに3級インストラクターとして参加し、大変貴重な経験をさせていただきました。緊張の中始まった講義では、飯田プロフェッショナルレフェリー自身の過去の苦い経験談を教材に、場の雰囲気を和ませてもらい、正しい判定を導くために『より良いポジショニング』の大切さを再確認出来ました。「プラクティカルトレーニングの特性」の講義では、『聞くだけでは忘れる』『見れば覚えられる』『行ったことは理解する』【理解する=人に説明でき、相手が理解出来る】この言葉が印象的でした。実際にプラクティカルトレーニングを作成する時に「フィッシュボーン」を使って必要な要素の拾い出しや、課題をチュータリングする際には、レフェリー自身に気付かせるように導くテクニックと参加している審判員が共有出来るように指導する事が大事だと勉強出来ました。今回、経験出来たことを地域に持ち帰り、審判員の指導をしていく過程で自らもスキルアップし、1人でも多くの審判ファミリーが増えるよう努力して行きたいです。

大藤翔平 2級審判員
この2日間は自分にとってとても有意義なものとなりました。多くの審判関係の方が一堂に会して研修をする機会は県内では滅多にありません。1日目と2日目で「動きとポジショニング」、「PK時のマネジメント」のプラクティカルトレーニングを行いました。一回行うごとにインストラクターの方や周囲の審判員から助言を頂き、そのアドバイスをすぐに実践することによって、回数を重ねるごとに動きや判定がスムーズに、そしてより正確になっていく実感がありました。この経験はこの先の自分のレフェリングにとって必ずプラスになるものであると感じました。我々審判員がこうして研修に集中し、たくさんの事を学べるのも周囲の方々の環境整備のおかげであると思います。周囲の応援してくださる方々のためにも自分の成長した姿で恩返しがしたいと感じました。

荒木裕里香 2級審判員
今回のキャラバンでは、「正しい判定を導くための指導・実践」がテーマでした。1日目の午前中には、PRの飯田淳平さんから「レフェリーの動きについて―正しい判定を導くために―」というテーマのお話をお聞きしました。対角線式審判法や角度と距離、予測についてお話をいただきました。一番印象に残ったことは、ポジショニングに正解はなく、常により良いポジションを考えて動いてみるといいとおっしゃっていたことです。午後からは、インストラクターと審判員にわかれての活動でした。ビデオを見て、どう動いたらよかったのかということについて、意見を出し合い、他の人の意見を聞くことで、自分には考えつかなかった新しい動き方の発見につながりました。また、次の展開を予測することの重要性と、状況によって自分で判断して動き方を変えなければいけないということを学びました。プラクティカルでは、チュータリングで学んだことを実践してみました。動きとポジショニングについては、やってみて自分の思い通りにいかなかったり、逆に思い通りにいったりした場面もあり、自分の中で少し整理ができました。PK時のマネジメントでは、チュータリングで学んだ手順通りに進めても、確認すべきことがうまく確認できなかったり、競技規則の理解不足で、自信をもって素早く判断ができなかったりする場面がありました。頭ではわかっていることでも、実際にやってみるとイメージとのズレがあることに気づくことができました。プラクティカルを終え、最後の振り返りの際に講師の方から話された、「見に行く」ということを考えたポジショニングをとることが大切であるということと、ミスしたことをプラスに捉えると成長につながるというという言葉がとても印象に残りました。「動きとポジショニングについて―PA内やPA付近の判定精度の向上―」というテーマで指導を受けました。1日目よりも、トレーニングの難易度があがっているように感じました。しかし、実践している審判員は皆、迷いなく判定しており、他の審判員の動き方やポジショニングを見るだけでも、吸収できることがたくさんありました。2日間を通して、たくさんのことを学ぶことができました。今回学んだことを活かして、今後の審判技術の向上に努めたいと思います。

第39回JFAレフェリーキャラバンを岐阜県で開催 #jfa

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9月8日(土)から9日(日)にかけて、JFAレフェリーキャラバンを岐阜県可児市広見地区センター・TEIKYOけやきフィールドで開催し、2日間で延べ20人の審判インストラクターが参加しました。

今回のレフェリーキャラバンでは、2日間通してインストラクターの養成に特化した内容とし、チュータリング・ITスキル・プラクティカルトレーニングの講義を行いました。

JFAインストラクターコメント

羽矢吉克東海地域審判指導者トレセンマネジャー
岐阜キャラバンは可児市の広見地区センター及び帝京可児高校けやきフィールドで開催し、インストラクター向けに講義、実践を行いました。1日目はチュータリングの講義とITスキルの講義を行い、チュータリングの講義ではティーチングとの違いを観てもらい感じてもらいました。ITスキルではグーグルを用いた手法を実際にインストラクターに行ってもらい大変熱心な姿勢で取り組んでもらいました。2日目はイントレ受講生の指導者にチュータリングとプラクティカルを実践してもらい、参加インストラクターの方に観てもらい刺激を受けてくれたと思います。今後の指導に生かしてもらえればと思います。このキャラバンをスタートラインと捉え、今後の地域審判指導者の強化・育成・発掘に取り組んで行きたいと思います。

開催FA審判委員長コメント

土本泰岐阜FA審判委員長
レフェリーキャラバンが始まって3年目の最終年の実施となりました。実施においては、キャラバンを成功裏に終わらせるということを目的にしながらも、岐阜県審判委員会の強み、弱みを感じることができました。強みは審判指導者、審判員が大変協力的であり向上心が高いこと、弱みとしては、県内各地にこうしたシステムが浸透できないでいることがあげられます。今後はこうした審判指導者研修会を継続的に開催しながら力量を高め、県内各地の審判レベルの向上につなげることができればと思います。県内では各地や各種別でサッカーが行われています。そうした中で審判レベルをあげることはサッカーレベルを上げることになり、それはきっとサッカー文化を高めることになると思います。今後ともそうした仲間を増やしながら、さらに岐阜県のサッカーが高まっていくようにしたいと思います。

受講者コメント

若林潤サッカー2級インストラクター
私は、2日目の午後のプラクティカルトレーニングで、3名のインストラクターの協力を得ながら、チーフインストラクターを担当させていただき、多くのことを学ぶことができました。トレーニングは「オフサイドの判定の精度」を高めることを目的とし、副審のトレーニングに絞って実施しました。最初にオフサイドの判定をする上での基本となる5つのポイント「①ラインキープ②正対③姿勢④視野⑤ステップワーク」を確認し、トレーニング中の振り返りの視点として、審判員に常に意識させて取り組みました。デモの選手には簡単なオフサイドの場面を生み出してもらい、その場面での審判員の判定の様子をタブレット端末で撮影し、即フィードバックできるようにしました。途中、審判員の定着状況を見ながら、事前に考えてきたトレーニングプランを変化させることで、実態に即した形でトレーニングを進めました。トレーニングを通して、参加した審判員のオフサイドの判定に対する意識が高まったと思いました。JFAのインストラクターからのアドバイスも受け、今後に向けて次の4つが大切であると思いました。1つ目は、プラクティカルトレーニングの内容はできるだけ単純にし、繰り返し何度も行えるようにすること。2つ目は、審判員の定着の実態に応じてプランを変更したり、変化させたりする勇気をもって臨むこと。3つ目は、審判員やデモの選手にポジティブな声をかけ続けることで、雰囲気の良いトレーニングの場を作るよう心掛けること。4つ目は、トレーニングはインストラクターの役割分担を明確にしながらチームで進めることで、より高い効果を生むということ。キャラバンでの実践を通して学んだことを今後の指導に生かし、岐阜県の審判員が今まで以上に力をつけることができるように精進したいです。

石坂慎之介サッカー3級インストラクター
今回はJFAレフェリーキャラバンに参加させて頂き、ありがとございました。今までは審判員としての立場で研修会等に参加していましたが、今回初めてインストラクターとして参加させて頂きました。学びのスタイルが多様化している現代社会、その中の一つにチュータリングという手法があることを学びました。これまでのティーチングとは全く違い、いかに受講者を自発的な行動に促していくか、そのためにインストラクター自身の資質や質問の仕方、コメント力、語彙力と言ったコミュニケーション力が非常に重要だということを感じました。また学びのピラミッドとして単に聴くだけの理解率は僅か5%、グループディスカッションで50%、そして学んだことを自らが教えることで90%になるというのがとても印象に残っており、普段の仕事や生活においてもまさにその通りだなと感じました。様々な指導方法や技術、ツールがある中でより効果的にアプローチしていけるものを選び、審判員が自ら学び、考え、そして成長していけるようにインストラクター自身も成長していく必要があると強く感じました。審判員とインストラクターが一緒に課題を見つけ共に成長していき、少しでも日本の審判文化醸成に関わっていきたいです。今回はJFAレフェリーキャラバンを開催頂きありがとうございました。

7回目のJFA International Refereeing Course 2018を開催、17ヵ国から38名が参加 #jfa

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アジアサッカー連盟(AFC)に加盟する国・地域の審判インストラクターと若手審判員を対象とした「The 7th JFA International Refereeing Course 2018」を9月21日(金)から25日(火)までの5日間、大阪府堺市のJ-GREEN堺にて開催しました。

この事業はアジア各地の審判インストラクターや審判員の資質向上を目的として2008年よりJFAが主催している事業で、今年で3年ぶり7回目の開催となります。今回は17ヵ国から計38名の審判インストラクターと審判員が参加しました。

期間中はグループワークやディスカッション、実践と振返りの機会が多く設けられ、参加者たちは自身の現場に還元できるものを得ようと熱心に取り組んでいました。

本事業は、国際交流基金アジアセンターの支援を受け、ASEAN各国を対象とした文化交流事業のひとつとして実現しました。国際交流基金アジアセンターでは、「文化のWA(和・環・輪)プロジェクト~知り合うアジア~」をキーワードに掲げ、日本とアジア各国との文化交流の機会を創出する事業を実施しています。

インストラクターコメント

石山昇 JFAレフェリーインストラクター
本コースの狙いは、JFAが導入している新しい審判指導法やトレーニングを共有し、経験してもらうことで、アジアの審判レベル向上、さらにはサッカー競技レベルの向上に貢献しようというものです。内容としては、Referee Coaching(審判コーチング)を審判インストラクターにマスターしてもらうこと、Tutoring(チューターリング)やPractical Training(実践的トレーニング)等の指導法を用いたセッションを審判員に経験してもらうことを意図してプログラムを構成しました。全く新しい指導法に戸惑いながらも、審判員育成にどのように活かせるのかを探りながら積極的に取り組んでくれた参加者がほとんどで、学ぼうとする真摯な姿勢にリードする側も襟を正す思いで臨みました。コーチングにも様々な種類がありますが、審判コーチングは「傾聴」を中心としたアプローチです。フィールドの上では一人で決断しなければならない審判員ですので、自らを振り返り、目標を持って取り組める環境を整えなければなりません。審判コーチはこの取り組みを支える立場として、これまでのTeachingをメインとしたインストラクターとは違った対応を求められます。適切な質問を投げることで審判員が自らゴールに向かって進んでいくことをサポートすることが主な役割ですが、自分の知識や経験を伝えるのではなく、審判員が選択肢を持って答えを導き出す行程を見守るような感覚です。それぞれの地域の文化もありますが、全参加者がこの新しい指導法を受け入れて取り組み、そのメリットや効果を感じてもらうことができました。International Refereeing Courseも7回目の開催になりますが、以前に比べて参加者の英語力や取り組みがかなり向上し、真剣に学ぼうとする参加者がさらに増えたと感じています。それだけ本コースへの期待値も上がっていると思いますし、JFAも常にアジアをリードするかたちで審判界の改善に貢献していかなければならないと考えています。

参加者コメント

田中よしこ 2級審判インストラクター
審判員への様々なアプローチ方法や指導技術・方法をアジアの数十カ国のインストラクターが深く熱くディスカッションする5日間はとても刺激的な日々でした。英語での自己表現・意見交換を行う難しさを痛感しながらも、この研修に参加させていただいたことは今後の自分にとって大きなターニングポイントになると感じています。将来世界の舞台に立つ審判員を育てることがこの研修の本当の成果だと思いますので、今後も積極的に指導をしていこうと思います。

先立圭吾 1級審判員
17の国・地域から集まった審判員がひとつの言語でコミュニケーションを取ることができる素晴らしさを感じるとともに、英語で自分を表現し存在感を出す難しさを感じました。今回の経験を活かし、1試合でも多くのエキサイティングな試合を提供することが、ご協力いただいた皆さんへの恩返しになると思いますので、目の前の1試合に全力で取り組んでいきます。出会ったインストラクターの方々、審判員たちと次のステージでまた会えることを楽しみにしています。

 

「美しさの追求~原点に返る基本に返る~」J2・J3担当副審研修会を実施 #jfa

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J2・J3担当副審研修会を、9月17日(月・祝)にJ-GREEN堺、また24日(月・祝)に横浜市スポーツ医科学センターで、分散で開催しました。約40名の審判員が参加し、リーグ戦終盤に向けた有意義な研修会となりました。

インストラクターコメント

宮島一代 1級インストラクター
今回のテーマは「美しさの追求~原点に返る基本に返る~」とし、副審としての美しさとは何なのか、なぜ美しさが求められるのかを追求しました。ビデオクリップを活用したグループディスカッションでは、J2・J3の試合を中心に「ポジショニングと動き」「チームワークとコミュニケーション」「オフサイド」の場面に対し建設的な意見が出され、自己の振り返りをすることができました。積極的な意見交換をしていくなかで、自然と気持ちもポジティブになっていくように感じました。「美しく見せる」とは、より説得力のある判定につながるものと考えます。そのためには、走る姿勢やステップワーク、タイミングを考えたシグナルとフラッグアップ、フラッグテクニック、正しいポジションでの判定が重要になってきます。また、判定後の表情、姿勢、視線、所作も大切です。研修会の内容をそれぞれが整理し、リーグ終盤に向けて、十分な準備をして試合に臨んでほしいと思います。そして、Jリーグ担当審判員として「見せて、魅せる」レフェリングを期待しています。

受講者コメント

岩﨑創⼀ 1級審判員(栃木県)
正しい判定と美しさを追求することをテーマとし、映像をもとにディスカッションしました。⼈それぞれ感じ⽅が違う中で、⼤⽅の⼈がよいと感じるものがあることを前提に、ゲームに連動した動きとそのための準備、主審と副審それぞれの役割や責任、難しいオフサイドのシーンで注意することなどを学びました。最後には、副審として必要な動きの能⼒の確認もし、シーズン終盤に向けて、気持ちを新たにし、よい準備をすることができました。選⼿・関係者・観客など、より多くの⼈にサッカーを楽しんでもらい、⽇本のサッカーの価値を共に⾼めていけるように、これからも学び続け、それを試合の中で表現していきたいです。

橋本真光 1級審判員(福島県)
「美しさの追求、もう一度、原点に戻り美しく見せよう。魅せよう」というテーマでしたが、そのために人として、審判員として姿勢、言動、行動、見た目、立ち振る舞い等が改めて重要と感じました。また映像ディスカッションでは、良かった点、悪い点、ミスが起きてしまう要因をそれぞれ議論し、他の審判員の話や意見を聞くことで改善すべき点と自分の今の課題が整理できました。限られた動きの中で副審として主審をサポートするために何を監視し援助すべきかを常に考え、正しい判定が出来るようにしていきたいです。また、プロリーグを担当する自覚と責任をもう一度思い起こし、残りのリーグ戦に強い気持ちで臨みたいと思います。

第40回JFAレフェリーキャラバンを香川県で開催 #jfa

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9月29日(土)にJFAレフェリーキャラバンを香川県で開催いたしました。

当初は29日(土)、30日(日)の2日間で開催する予定でしたが、台風の接近にともない、30日(日)を中止としました。1日のみの開催となりましたが、審判関係者をはじめ香川県のサッカーに関わる参加者計30名が一体となって今後の方向性をディスカッションするなど、非常に有意義な開催となりました。

JFAインストラクターコメント

吉野内浩志四国地域審判指導者トレセンマネジャー
香川県は四国4県のなかで最後のキャラバンとなりました。午前中には香川県サッカー協会から嶋会長、松本副会長、藤田専務理事に参加いただき、香川県のサッカーの方向性を考えるディスカッションを行いました。
まずはじめに、2008年に香川県協会が作成した「KFAビジョン2008」と「アクションプラン2020」の各項目の振り返りを行い、達成していることとしていないこと、またその理由などについて全体で意見交換を行いました。その後、審判インストトラクターや審判員、4種、女子、フットサルの種別の関係者の皆さんも交えて5班に別れて、香川県が今できていること、できていないこと、また今後取り組みたいことをブレーンストーミングで出し、それをKJ法で分類評価し、重要度の高いものから各班から発表して全体で共有しました。審判のみならず多方面からの意見が出され、今後の協会や審判委員会が進むべき方向性のヒントになることが数多く出されました。来年からの香川県トレセンのスタートに向け、これを契機に各方面との話し合いを深め、香川県のロードマップを作成するなど活性化につながることが期待できる内容でした。
午後からは、インストラクターと審判員に分かれて、チュータリングの紹介やチュータリングセッションを受講しました。最後に合同で、6ステップを使ってFKの手順を確認するチュータリングを行いました。JFAだけでなく、四国審判員指導者が各セッションを担当するほか、香川県の指導者にもセッションを担当を紹介していただくなど、幅広い活動ができ、将来の審判指導者トレセンの内容も理解していただいたと思います。2日目にもプラクティカルトレーニングなど有意義な計画をしていました。実施できなかったことは残念でしたが、実りある開催となりました。

開催FA審判委員長コメント

前田昌広香川県FA審判委員長
台風が接近する中、全国40番目のJFAレフェリーキャラバンを開催することができました。ただ2日目は台風の直撃が予想されたこともあり、参加者の安全面への配慮から残念ながら中止としました。
29日(土)1日だけの開催となりましたが充実した時間でした。香川県協会会長、副会長、専務理事、各種別の委員の方も出席していただいてのディスカッション『香川県のサッカーのための審判員育成の方向性を考える』では様々な意見が出ました。多くの課題も見つかり、その中でも「講習会がつまらない」と語ったユース審判員の声が印象に残っています。受講者は講義を聞くだけ映像を見るだけでなくアクティブに取組める講習会を望んでいると改めて感じ今後の新規・更新講習会等に活かせるよう知恵を出し合っていこうと思います。
午後からはインストラクター、審判員に分かれてのチュータリング。初めての方も多く最初は黙って聞くだけの雰囲気でしたが講師の方の熱意・話術から時間の経過と共にチュータリングの世界に引き込まれ、発言(意見)も増えていきました。「オフサイド」のテーマでは競技規則と照し合わせながらより理解を深めることができました。勘違いしていた部分もあり再確認、共通認識を持て、チュータリングの良さを感じることができました。最初と最後では参加者の目の輝きも違い満足感を得ると同時に、2日目に予定していたプラクティカルトレーニングが実施できないことが残念でした。日を改めて後日、実施したいと思います。今回のJFAレフェリーキャラバンを転機に香川県の審判環境に変化を持ち込み普及・強化・改革に繋げていきたいと思います。

香川県サッカー協会専務理事コメント

藤田克己香川県サッカー協会専務理事
香川県で初めて開催されるとあり期待して参加しました。残念ながら台風24号の接近により1日のみの開催になりましたが、とても実りのある1日でした。特に、参加者全員を5班に分けて行ったブレーンストーミングでは、香川県ができていることできていないことについて率直な意見を聞くことができました。香川県において、こうした形で様々な年代・属性の方が意見を交わす機会はほとんどありませんでした。最初は少し戸惑いもあるようでしたが、すぐに慣れて活発に意見も出るようになりました。鋭い意見もあり、多くのことに気付かされました。今後の協会の取り組みに活かしていきたいと思います。2日目がなくなったため、チュータリングについては来年からのトレセンに委ねられることになりました。今回のキャラバンに参加して、地域審判トレセン・都道府県審判トレセンへの期待もさらに大きくなりました。

受講者コメント

小山龍之介香川県FA U-18 3級審判員
今回のJFAレフェリーキャラバンは、自分にとって充実したものとなりました。午前中のお話では、日本サッカー協会が目指している目標をしっかりと聞き、今何が問題なのかしっかりと把握することができました。その後の、みんなでのディスカッションでは、提示された問題についてしっかりと議論することができました。全体での発表の時、グループで指名されたので、前に出てしっかりと他のグループにもわかりやすいような発表をしました。他のグループの意見には、自分たちとは違ったアイデアがあり、気づかないことにも気づかされました。午後からは審判員だけで集まりました。大人チームとユースチームに分かれて聞きました。「判断力に必要なものは何か」という問題に対しては大人とユースでは、大切にしていることが全く異なっていました。「三人寄れば文殊の知恵」という言葉があるように、いろいろな人と話すことでもっともっと発展していくんだと感じました。これから先、審判活動、部活動を通して様々な人と出会っていきます。しっかりと情報交流を行なっていきたいと思います。2日目は、台風のせいで中止となって本当に残念ですが、1日参加しただけでも、たくさんのヒントをもらったように思います。そして、今よりも成長していきたいです。

藤井大助香川県FA2級インストラクター
レフェリーキャラバンに参加して、たくさんの学びがありました。中でも特に印象に残っていることは、香川県のサッカーの将来構想についてです。午前中のこの時間には、審判員や審判インストラクターだけでなく香川県サッカー協会会長、副会長、専務理事、各種別チーム関係者の方にも参加していただき、一緒に考えることができました。まずは「KFAビジョン2008(2020の目標・2035の目標)」や具体的な取り組みを明記した「アクションプラン2020」を手がかりとして「できていること」「できていないこと」を洗い出しました。グループで1人1人の気付きを出し合うことで「今後実現したいこと」がより具体的に考えを共有することができました。私のグループでは、誰もが心の底からサッカーを楽しめるようにするために、「審判委員会として、各種別への審判インストラクターを派遣する」という意見が共有されました。実現をめざし審判員とともに、よりよいゲームコントロールをめざしたいと思います。午後からは、チュータリングとは「目標とする学びを容易にする方法」だと教わりました。実際にオフサイドの場面を通して、チュータリングのスキルを体感できました。自分自身の無知な部分がはっきりと見えたり、新たな課題に気付かされたりすることを、実感できました。今後の研修を通して、この学びのスキルを体得したいと強く思いました。

第41回JFAレフェリーキャラバンを福島県で開催 #jfa

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9月29日(土)から30日(日)にかけて、JFAレフェリーキャラバンを福島県パルセ飯坂・十六沼公園サッカー場で開催しました。

JFAインストラクターコメント

北郷光宏 JFAインストラクター
東北イントレ福島開催時にオブザーバーとして参加し、チューターリングやプラティカルなどを理解しているインストラクターは数名参加していますが、ほとんどのインストラクターは初めて見聞きする人が多かったと思います。チューターリングについては、講義~実践研修の中で、最初は戸惑いも感じられましたが、理解が進むにつれて活発なディスカッションがが行われていました。翌日のプラティカル他については、台風24号の影響が心配されましたが、予定通りに研修することが出来ました。特に、プラティカルにおいては、事前にリハーサルも行っていたため、内容の濃いプラティカルとなりました。今回のキャラバンの内容は、審判員育成のための仕法の一部であり、今後福島県内5地区でインストラクターが、様々なアイデアをもって積極的に開催してほしいです。インストラクター+審判員の活動が充実することで、よりフェアでタフでスピディーな試合ができることを期待したい。

福島サッカー協会審判委員長コメント

吉田昌樹福島サッカー協会審判委員長
インストラクター21名と審判員12名の参加をいただき、東北6県で最終開催県となりました。当日は台風24号の接近で、予定していたカリキュラムをすべてこなせるのか心配でしたが、初日は若干の小雨に見舞われた程度で済み、2日間の全日程を無事終了することができました。当県の現状として、2級から1級審判員までの育成・強化システムについてはそれなりに成果が表れてきている一方、審判員の指導にあたるインストラクターの育成・強化が追い付いておらず、3級インストラクターに至っては活躍機会が少ないという課題がありました。今回のキャラバンではこれらの課題を解消する道筋をつけるため、インストラクターの資質向上をメインに、1日目は座学で「将来構想」、「チュータリング」、「プラティカルトレーニング」について開催しました。2日目は人工芝ピッチにてプラティカルトレーニング実践として、「動きとポジショニング」、「FKコントロール」を半コートずつ使って同時進行で実施しました。実施しての率直な感想ですが、伝えることの難しさ、気づかせることの難しさ、犯しがちなミスの起こりやすい状況設定の難しさ等について、改めて思い知らされました。一方では、地元の聖光学院高校サッカー部員のデモンストレーションのみなさんが、質の高いプラティカルを見せてくれたこともあって、何回も繰り返し繰り返しトレーニングすることで、実践したインストラクター2名とデモが徐々に一体となっていったことで、審判員への気付きや理解に大いに繋がっていったことが、非常に良かったと思います。2日目のみ参加の審判員は、プラティカル以外のフィジカルトレーニングやその理論についても学び、ただ漫然とやるのではなく、理論に基づくトレーニングの重要性に改めて気付かされたようです。今回のキャラバンは当県のインストラクター及び審判員にとって、非常に有意義な経験の場となったことは言うまでもありません。最後になりますが、リハーサルから3日間にわたりご指導いただきました、RDO(審判デベロプメントオフィサー)の伊藤さま、イントレマネージャーの正木さま、1級インストラクターの北郷さま、フィジカルコーチの阿久津さま、誠にありがとうございました。今後ともご指導を賜りますようお願い申し上げます。

受講者(インストラクター)コメント

鈴木克栄さん
待ちに待ったJFAキャラバン。インストラクターとして審判員を指導するため、何が必要で何をしなければならないのかを考え、また全員でディスカッションし、体で体験しながら自ら学ぶことの重要性を再認識した二日間でした。FIFA→AFC→JFAという一貫した指導の流れを学ぶ機会はとても新鮮でした。

初日のスタートでは、慣れないアイスブレイクに苦戦しながらも、沢山失敗する事も大切と認識しました。今回のテーマの一つであるチュータリングでは、チュータリングの理解と・具体的な実践方法を学びました。「ダイヤモンド9」では、インストラクターとしての重要な要素について意見を出し合い、「6ステップ」では、FKのマネジメントをテーマに実践しました。自らも学びながら審判員にどのように指導していくべきものか悩み、そしてさまざまな角度から考えましたが、本当に楽しく体験することが出来ました。またローテクでは、普段使わないフィールドシートを利用してペナルティキック時の再開方法を再確認しましたが、競技規則の理解が足りていないことも改めて再認識させられた一面でした。二日目は、プラクティカルトレーニングの実践を行いきましたが、慣れないプラクティカルトレーニングで、ぎこちない面、緊張もありましたが、精一杯出来たと思います。プラクティカルトレーニングは目的(テーマ)が何で、それをデモ・審判員にどのように伝えて行くべきか学びましたが、指導のポイントが整理出来たことが大きな成果となりました。

最後に、台風24号の接近で二日目のプラティカルトレーニングの実施が危ぶまれましたが、無事に実施することが出来き、本当に嬉しく思いました。東北地区最後のキャラバンでしたが、計画、リハーサル、本番までさまざまな準備を頂いた福島県サッカー協会審判委員会の皆様、また素晴らしい環境の中で開催されましたこと、そして、福島の為にJFAからお越し頂いたみなさまに心より感謝を申し上げます。

受講者(ユース審判員)コメント

佐藤眞心さん
今回レフェリーキャラバンに参加させていただき貴重な経験をさせていただきました。2面に分かれてプラクティカルトレーニングを行いました。トレーニングでは、動きとポジショニング・FKコントロールの判定を行いました。動きとポジショニングでは、ボールを右において意識しながら実践できたのですが、ボールを持っていない選手の方をちゃんと確認しながら出来ていなかったので、もっと周りを見ないといけないと改めて実感しました。FKコントロールの場面でも実際にあるような形で実践をすることができ、自分が気づけなかったことが気づけたのでとてもやりがいがあったと感じています。また今回、フィジカルトレーニングも行いました。試合前のW-upに活用できることを教えてもらいました。今週、公式戦にて主審を行う機会があるので、教えて頂いた事を生かしてよい入り方をしたいと思います。次に、T-ドリルを行いました。体幹がないといけないことを理解しました。午後は、プラクティカルのお話を聞きました。FKのマネージメントなど基礎を教えて頂きました。主審のサイドでのファールの見やすいポジショニング等わかりやすく教えて頂いたのでとても助かりました。次に、Refereeに必要なフィジカルのお話を聞きました。私は、加速やスタミナがまだまだ全然足りないので、坂道を走ったり、縄跳びをしてみたいと思いました。体幹も必要になってくるので、体幹トレーニングもしっかり行い、また体を柔らかくする努力をきちんとしたいと思いました。私はこれから上を目指して頑張っていきたいので、今回参加したJFAレフェリーキャラバンで教えてもらったことを生かして今後の審判活動を頑張っていきます。関係者の皆さまお世話になりました。ありがとうございました。

SAMURAI BLUE(日本代表)対パナマ代表 担当審判員がデンカビッグスワンスタジアムでトレーニングを実施 #jfa

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2018年10月12日(金)に、新潟・デンカビッグスワンスタジアムで行われるキリンチャレンジカップ2018 SAMURAI BLUE(日本代表) 対パナマ代表の担当審判員が練習を行いました。

<担当審判員>

主審:Kim Dongjin(韓国)
副審1:Park Sangjun(韓国)
副審2:Jang Jongpil(韓国)
第4の審判員:Ko Hyungjin(韓国)

当審判員は、2018年10月16日(火)に埼玉スタジアム2002で行われるキリンチャレンジカップ2018 SAMURAI BLUE(日本代表)対ウルグアイ代表の試合も担当します。

審判団コメント

いつも日本に来る時は、家に帰って来たかの様に暖かく迎えて頂き感謝しております。今までも日本の様々なスタジアムで試合を行いましたが、全て良い思い出です。この試合来年のアジアカップに向けた大事な試合ですので、私達の代表チーム共々、良い成績を残せる事を祈ってます。私達もしっかりと準備をして、ベストなパフォーマンスを出せる様に頑張ります。

2018年10月12日(金) 19:35キックオフ(予定)
新潟/デンカビッグスワンスタジアム
SAMURAI BLUE(日本代表)vs パナマ代表

大会情報はこちら
試合当日のチケット販売について

2018年10月16日(火) 19:35キックオフ(予定)
埼玉/埼玉スタジアム2002
SAMURAI BLUE(日本代表)vs ウルグアイ代表

大会情報はこちら

10月のSAMURAI BLUE(日本代表)戦


JFL担当審判員研修会を実施 #jfa

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10月6日(土)と7日(日)の2日間にわたり、横浜市スポーツ医科学センターで、JFL担当審判員研修会が開催されました。

約20名が参加し、講義やグループディスカッション、フィジカルチェックを行いました。

インストラクターコメント

前田拓哉 1級インストラクター
審判員によるフィジカルチェック、映像分析の発表、ディスカッションを凝望する中で、審判員が日頃からコンディショニングや、自己分析に奮励努力していることが追認でき、ある種の安堵を得ることができました。私が担当した講義は、試合の展開から起こりうる、ファウルの種類を予測することで、ペナルティーエリア内での事象に鋭くフォーカスするといった内容で、今シーズンの映像を使用しケーススタディを実施しました。研修終了後の食事会では、審判員と大切な時間を過ごせることができ、有意義な研修会であったと感じています。シーズンも佳境を迎えますが、この研修会が審判員にとって価値あるものとなれば幸いです。

受講者コメント

緒方孝浩 1級審判員(大分県)
研修の主な内容は、前期の振り返りについての講義や映像分析、フィジカルチェックでした。講義の中で印象に残ったことは、マネジメントの講義で「意思(サッカー愛、情熱)と覚悟(主審の決断)があれば自ずと強さが出てくる」と言われたことでした。また、ペナルティーエリアの面積がフィールド全体の18.6%を占めているということを知り、ペナルティーエリア内の判定に対する意識がこれまで以上に高まりました。映像分析では前期JFLでの映像を用いて、各グループで発表し、意見交換を行いました。出てきた映像は今後の試合でも起こり得るものばかりでした。その中でも特に、ペナルティーエリア周辺での判定をする際に主審と副審が互いに確認をしなかったことで、正しい判定ができていないシーンがいくつかありました。基本的なことである、主審と副審の協力の重要性を再確認することできました。フィジカルチェックについては、私は参加することができませんでしたが、仲間の取り組む姿をみて、良い刺激を受けることができました。最後に、今回の研修で学んだことを今シーズンの残りの試合、そして来シーズンに向けて活かしていきたいと思います。

内山翔太 1級審判員(静岡県)
2日間にわたる今回の研修では、これまでのリーグ戦の振り返り・終盤に向けての準備に加え、CODAとYO-YOによるフィジカルチェックが行われました。フィジカルチェックでは、今置かれているフィジカルレベルを確認することができました。振り返りでは、インストラクターや審判員が切り出した様々な事象を確認し、対応方法や心構えについて議論を行いました。審判員として、強い意志と覚悟を持って対応することの重要さを改めて確認しました。リーグ戦終盤に向け厳しい試合が予想されますが、意志と覚悟を持って一つ一つの判定を大切にしていきたいです。

FIFAクラブワールドカップUAE2018に佐藤主審、相樂副審、山内副審が選出 #jfa

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国際サッカー連盟(FIFA)はこの度、12月12日(水)よりアラブ首長国連邦で開催されるFIFAクラブワールドカップUAE2018の割当てを発表し、日本から佐藤隆治主審、相樂亨副審、山内宏志副審の3名の審判員が選出されましたので、お知らせします。

FIFAクラブワールドカップUAE2018

大会期間:
2018年12月12日(水)~12月22日(土)

開催地:
UAE

佐藤隆治プロフィール

氏名:佐藤 隆治(サトウリュウジ/ SATO Ryuji)
生年月日:1977年4月16日
出身地:愛知県
審判歴:
1998年 4級審判員取得、3級審判員取得
2001年 2級審判員取得
2004年 1級審判員取得
2009年国際審判員登録

主な国際大会:
2014年 AFC U-19選手権ミャンマー2014、Emirates Cup 2014
2015年 AFCアジアカップオーストラリア2015 決勝、FIFA U-20ワールドカップニュージーランド2015、FIFAクラブワールドカップジャパン2015
2016年 第31回オリンピック競技大会(リオデジャネイロ)、AFCチャンピオンズリーグ決勝第2戦
2017年 FIFA U-20ワールドカップ韓国2017、FIFA U-17ワールドカップインド2017
2018年 2018FIFAワールドカップロシア

コメント

2018FIFAワールドカップロシアでは残念ながらトリオでピッチに立つことができなかったので、今回はその想いも胸に我々の任務をしっかり果たしてきます。2018シーズンの集大成として、「今やるべきこと、今できること」に集中し、良い形で2019シーズンに繋がるように努めてきます。

相樂亨プロフィール

氏名:相樂 亨(サガラトオル/ SAGARA Toru)
生年月日:1976年6月25日
出身地:栃木県
審判歴:
1993年 4級審判員取得、3級審判員取得
1997年 2級審判員取得
2002年 1級審判員取得
2007年国際審判員登録

主な国際大会:
2009年 FIFA U-20ワールドカップエジプト2009 3/4位決定戦
2010年 2010FIFAワールドカップ南アフリカ決勝(第5審判)
2010年 FIFAクラブワールドカップUAE2010決勝
2011年 AFCアジアカップカタール2011
2012年 第30回オリンピック競技大会(2012/ロンドン)
2013年 FIFAコンフェデレーションズカップブラジル2013
2014年 2014FIFAワールドカップブラジル開幕戦
2014年 AFC U-16選手権タイ2014
2015年 AFCアジアカップオーストラリア2015
2016年 第31回オリンピック競技大会(リオデジャネイロ)、AFCチャンピオンズリーグ決勝第2戦
2017年 FIFA U-17ワールドカップインド2017
2018年 2018FIFAワールドカップロシア

コメント

日本人として恥ずかしくないよう、誇りを持って任務にあたりたいと思います。

山内宏志プロフィール

氏名:山内宏志(ヤマウチヒロシ/ YAMAUCHI Hiroshi)
生年月日:1979年1月20日
出身地:愛媛県
審判歴:
1997年 3級審判員取得
1999年 2級審判員取得
2006年 1級審判員取得
2014年 国際審判員登録

主な国際大会:
2015年 FIFA U-20ワールドカップニュージランド2015
2016年 第31回オリンピック競技大会(リオデジャネイロ)
2016年 AFCチャンピオンズリーグ決勝第2戦
2017年 FIFA U-17ワールドカップインド2017
2018年 2018FIFAワールドカップロシア

コメント

クラブ世界一を決める栄誉ある大会に、3人で参加できることを嬉しく思います。日本のサッカー審判、またJリーグ審判の一員として、誇りと責任を持って臨みます。

2018第3回Jリーグ担当審判員合同研修会を実施 #jfa

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Jリーグ担当審判員合同研修会を10月13日(土)、14日(日)に新横浜スポーツ医科学センターで分散開催しました。

事例の共有やディスカッションを行い、リーグ戦終盤の重要な試合に向けてモチベーションが高まった一日となりました。

インストラクターコメント

大西弘幸 1級インストラクター
今回の研修会は、2018シーズン終盤の重要な時期を迎えるにあたり、改めて一つ一つの判断や判定の精度、マネジメントの的確性など、より信頼を得るゲームコントロールを目指して実施されました。ビデオクリップを用いて、的確なアドバンテージの追求、試合中に起こる様々な事象に対する気づきと適切な対応、正しい判定を導き出すための審判チームとしての協力、対立時のコントロールなどについて積極的に議論を行い、整理することができたと思います。また、議論を進める上で主審と副審の立場における考えを共有することで、実際の場面での協力関係において、スキル面においてもより一層の向上を確信できる研修会でした。これからシーズン終盤に向け、フィールドではますます厳しいゲームが繰り広げられると思います。チームや選手の意図、戦術を認識し、プロアクティブに対応すること、そして起こった事象に対しては、審判チームとして正しい判定に結びつける最大限の協力で対応することを再度強く認識し、取り組んでいけるものと信じています。

参加者コメント

野村修 1級審判員(兵庫県)
今回の研修会では、今シーズンのこれまでの試合で起こった事例の中から、シーズン終盤において課題となりうる事例を抽出し、問題点、改善策を主審・副審それぞれの立場から考え、意思統一を図りました。ゴール前やペナルティーエリア付近での事例では、正しい判定を下すために、主審・副審それぞれが、いかにして見極めの精度を向上させるか、また、正しい判定のために、主審と副審の協力体制をいかにして構築するか(いつ、何を伝えるか、聞き出すか)を具体的に議論し、得点に直結するシーンにおける対応を確認しました。今シーズンは、終盤においても例年にない混戦状態であり、最終節まで全ての試合が優勝や残留争いに関連する非常に厳しい戦いになることが予想されます。選手の方々が最後まで、全力でプレーに集中できる環境を整えられるよう、審判員も万全の準備を行い、残りの試合に臨みます。

中澤涼 1級審判員(三重県)
映像を用いたディスカッションをするなかで、ゲームマネジメントでは、どのような時に試合の温度が上がるのか、場所・時間帯・得点差など様々な状況を考え、起こる状況に対して準備をすることを確認しました。チームワークと協力では主審・副審・第4審判員それぞれが持っている情報を審判チームとして伝え、共有すること、自分の役割を100%発揮し、助け合うことで審判チームが「+α」の力を生み出し、より良い判定・判断ができることを再認識しています。プレーヤーマネジメントでは、なにか起きそうなサインを見逃さず、気付きを持ち、審判員として毅然とした態度で競技者やチーム役員に対応し、説得力のある方法で審判員としての権威を示すことの重要性を再認識しました。リーグも終盤になり、非常に厳しい試合が続きますが、審判チームとしてしっかり準備し、全力を尽くして取り組んでいきたいと思います。

松澤慶和 1級審判員(神奈川県)
現在のJリーグは、J1リーグでは優勝争い、ACL、降格争い、J2リーグでは、自動昇格、プレーオフの参加、J3リーグもJ2昇格に向けて、勝ち点1で順位が入れ替わる厳しい試合が展開されることが予想されます。今回の研修会の目的は、シーズン終盤を迎えるにあたり、これからの試合で予測されることに対して事例を共有し、適切なゲームマネジメントで選手やクラブ、観客からの信頼を得るということを目的に、5つのセッションを行いました。その5つとは、①アドバンテージのリスク、②チームの目的や策略、③主審と副審とのコーポレーション、④ゴール前のポジション争い、⑤選手のマネジメントと対立のコントロールです。アドバンテージのリスクについては、全てアドバンテージすることがよいということではなく、止めてFKを行うケースも整理しました。チームの目的や策略については、チームとしての時間稼ぎの方法やレフェリーに対してのプレッシャーのかけ方などのシーンを見て、どのように審判チームで協力して防いでいくかということを共有しました。主審と副審とのコーポレーションについては、主審、副審、どちらも見にくい時にどのように見ていくのかについて、コミュニケーションシステムの活用、見る場所の役割分担、サポートするタイミングなどを確認しました。ゴール前のポジション争いについては、ペナルティーエリア内は体が接触することは当たり前なので、接触について、ほんとにファウルなのか、ノーファウルなのか、また主審だけでなく、副審、4thと役割(監視)分担を明確にし、適切な判定が下せるようにすることを共有しました。最後に、選手のマネジメントと対立のコントロールについては、対立を起こさないための予測と、起きた時でもどの手順を踏んで対応していくか、どのようにしたらスムーズなコントロールができるかを共有しました。今後、一つ一つの試合が面白くなるのと同時に、些細なことで難しくなることが予想されます。プロリーグを担当する審判員として、選手、監督、サポーターの皆さんが共感できる試合を目指し、シーズンを締めくくっていきたいと思います。

ビーチサッカー審判研修会を沖縄県宜野湾市で実施 #jfa

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「JFA第13回全日本ビーチサッカー大会」の開催に併せて、10月11日(木)から14日(日)の間、沖縄県宜野湾市でビーチサッカー審判研修会を行いました。

大会の開幕前日には、プラクティカルトレーニング・座学講習を行い、また大会期間中は実際に試合の審判を担当したほか、試合後に映像を確認しながらレフェリングの振り返りを行いました。

インストラクターコメント

櫻田雅裕フットサル1級インストラクター
各地域で地域巡回指導を受講した審判員が全日本ビーチサッカー大会の研修会に集まりました。砂上でのバランスや走り方のトレーニングの後、地域巡回指導での内容を再確認し、そこから発展したプラクティカルトレーニングを行い、講義では映像を用いて、試合の中で生じうる事象を再度確認し、大会へ臨みました。年々競技力の上がっているこの大会で、各審判員が必要な準備を行い、合澤、高橋、森インストラクターから適切なアドバイスを受け、失敗を糧に前に向かって進んでいく審判員や試合毎に成長していく審判員を見て、私自身も事前の準備や研修会全体の流れ、成長の過程をどのようにサポートしていくか、考える力をどのようにはぐくんでいくかなど得るものが多くありました。競技者やチームが年に1度しかないこの大会に十分な準備をして取り組んでいるのと同じように私たち審判チームも今後も良い準備をして大会に臨み、多くの仲間とともに魅力的なビーチサッカーに貢献できればと考えています。

受講者コメント

安堵久洋フットサル2級審判員
今回は、東海地域代表(静岡県)審判として全日本ビーチサッカー大会に初めて参加させていただきました。ビーチサッカーには、2年前から本格的に携わり審判をしていますが、静岡県は東海リーグや県リーグが開催されており審判を行うには良い環境であります。そのため、東海のビーチサッカーのレベルを上げるためにも、今回の指導内容を審判に伝えることにより審判のレベルアップをしたく大会に参加しました。今回、インストラクターの方々には色々ご指導を受けましたが、その中でも印象に残ったものを紹介します。一点目は、「正しい4秒カウント」です。今までの自分のカウントでは、カウントするタイミングが遅く、1秒までのカウントが早い状態でしたが、指導を受けることにより、選手のプレー状況を把握し正しいタイミングからの4秒カウントが出来るようになりました。なお、ペナルティエリア内での守備側競技者間のボールの受け渡し時のカウントのホールドも身に着けれました。2点目は、「考える」事です。日頃から自分の行動について考えていなければ、身についた悪い習慣が試合のレフェリングに出てしまう事を学びました。そのため、日頃ごろからいろいろな事について考え、良いことを習慣化していかなければならない事を学びました。今回大会に参加し研修により身についたものはまだまだありますが、来年ビーチサッカーが行われるまで忘れないよう繰り返し思い出し、日頃から考えることを身に着けてレベルアップを行っていきたいと思います。最後に、今回指導をして頂きましたインストラクターの皆様、そして、一緒にレフリーをして頂いた皆様、最高のチームでした。本当にありがとうございました。

浜辺篤伸フットサル2級審判員
ビーチサッカー審判員の研修会は数少なく、全国の研修としては本研修のみとなり、貴重な機会に参加させていただけたことを大変光栄に思います。大会前日から午前午後とプラクティカルトレーニングを行いました。翌日の大会に備えての実践的なトレーニング、砂の上でのフィジカルトレーニングを行い、日頃からどれだけトレーニングをしているかの確認を行いました。大会期間中は国際審判員の方と同じ試合を担当することになり実際の試合の中でポジショニングやマネージメントの仕方など様々なことを試合の中で体感し、またインストラクターの方々からビーチサッカーの魅力の1つであるシザースキックの際のディフェンスの対応や審判チームとしての協力などの講義が行われ、大会を進めていく中で少しずつ改善していくことが出来ました。本大会は全試合の映像が見られる環境が整っており、自分自身の試合はもちろん、他の試合の映像も見ることが出来、様々なシチュエーションを振り返り分析することが出来ます。本研修で学んだことを忘れることのないよう日頃から映像を見返すことでリマインドし、日常の中で自分が出来る最大限の準備を行い、今後の審判活動に活かしていきたいと思います。今後、よりビーチサッカーを発展させていくためにも、選手の成長と共に審判員の成長も必要不可欠となります。本研修で学んだことを地域に戻った際フィードバックを行い、ビーチサッカーの発展に尽力していきたいと思います。最後になりますが、悪天候の中、運営に携わっていただいた地元の中学生、沖縄県サッカー協会、日本サッカー協会の皆様、研修中サポートしていただいた審判部の皆様のご協力のおかげで滞りなく本研修、本大会を終えることが出来ました。そして参加するにあたりご理解を示していただいた地域、県の審判部長、又、職場の方々や家族に感謝申し上げます。

第3回ユースオリンピック競技大会(2018/ブエノスアイレス)フットサル競技男子決勝戦を小林裕之審判員が担当 #jfa

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10月6日(土)~18日(木)、アルゼンチンのブエノスアイレスで行われた第3回ユースオリンピック競技大会で、フットサル競技の審判員として選出され日本から派遣されていた小林裕之フットサル国際審判員が、10月18日(木)に行われたフットサル競技男子の決勝戦において、第2審判を務めました。

小林裕之 フットサル審判員プロフィール

氏名:小林裕之 コバヤシヒロユキ
生年月日:1980年3月14日
出身地:大阪府
所属:大阪府サッカー協会
国際登録年:2012年
担当した主な国際大会:
2014年 AFCフットサル選手権ベトナム2014
2014年 AFCフットサルクラブ選手権中国2014
2015年 AFCフットサルクラブ選手権イラン2015
2016年 AFCフットサル選手権ウズベキスタン2016

コメント

今回、初めてフットサルがオリンピック競技として行われた「第3回ユースオリンピック競技大会」に参加させていただきました。レフェリーチームは、24カ国25名(うち6名が女性)でした。
大会5日前に初めて会うメンバーがほとんどでしたので、まずはあらゆるタイミングでコミュニケーションを図り、相手を知る、自分を知ってもらう、ということを心がけました。また、テクニカル面の指導では、プレーヤーを守り、ゲームをマネージメントするためにどうすべきなのか、ということが求められました。この点に関しては、Fリーグなど日本国内でも常にワールドスタンダードで指導いただいている結果として、大会初日の第1試合で主審を、そして大会最終日の男子決勝戦で第2審判を務めさせていただけたと思っております。
また、大会で指導いただいたインストラクターの方々は2016年のFIFAフットサルワールドカップでも務められており、今大会がFIFAの中で非常に高い位置付けであることを感じました。残念ながら2020年のワールドカップ日本開催は叶いませんでしたが、リトアニアで行われるFIFAフットサルワールドカップ2020にまた参加できるよう、これからもしっかりとトレーニングに励みたいと思います。

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