2016年度U-20審判員春季研修会を3月8日(火)から11日(金)まで、兵庫県神戸市・三木市で開催された「第8回VISSEL CUP」に参加する形で実施し、各地域から各2名、合計18名(女子1名を含む)が参加しました。
VISSEL CUPの主審を担当、試合後は関西在住の1級審判インストラクターの指導を受け、ホテルでは太田潔JFAレフェリーインストラクターから研修を受けました。また、期間中、プロフェッショナルレフェリー(PR)の松尾一氏が研修会で講義、若い審判員のモチベーションが上がる充実した研修会となりました。
インストラクターコメント
太田潔 JFAレフェリーインストラクター
参加した18名は、18歳5名、19歳7名、20歳6名ととても若い審判員たちでした。U-18審判員からの取り組みもあり、女子審判員も1名(2級)参加し、今後も女子審判員の参加を予想させるものでした。参加した審判員の取り組みは良く、積極的なところが大変良かったと思います。実際のレフェリングでは、大学生の試合を行うのが初めての審判員もいて、上手くできないところも見られましたが、1級審判インストラクターのアドバイスに従って改善されていく姿も見られ、吸収力の高さと”若さ”を感じ、この年代への指導の重要性も再確認できました。私自身は「これくらいはわかっているだろう」と思っていることもありましたが、審判員にとっては知識として知らないこともあり、基本的な内容について丁寧に伝えることが重要であると再認識する良い機会になりました。期間中に雨や寒さ等悪天候の環境もありましたが、大きくコンディションを崩す人もなく大会を終えることができ、内心ホッとしています。今後も各地域・都道府県FAあるいは学校等においても継続した指導、アドバイスがされることを期待します。最後に、平日にもかかわらずご指導いただいたインストラクターの皆様には、本当に感謝したいと思います。ありがとうございました。
参加者コメント
板矢智志 2級審判員(北海道)
全国から18名の審判員が集い、非常に良い緊張感の中、研修会に臨むことができました。1級インストラクターや他の審判員に指導いただけたことによって、たくさんの知識を得ることができました。レフェリングの部分では、現在の不足している部分や課題を確認することができました。研修会では、FK、PK、カードの提示についてディスカッションしました。手順や考えなければいけないことなどを話し合い、基本から応用まで共有することができました。2016年シーズンが始まりますが、各地域の審判員それぞれが高い意識でレフェリー活動を行い、今回の研修で学んだことを常に考えながら日々精進することを全審判員と確認し、実りある研修を終えることができました。
大柿拓馬 2級審判員(東京都)
初日にはPRの松尾一氏にお越しいただき、素直になること、自分の内面に向き合うことをお話しいただきました。その後4日間の間に神戸・三木市内各所で試合を担当し、試合で起こったことについてインストラクターの方からアドバイスをいただきました。今回の研修会においては、インストラクターの方からのご指導はもちろんのこと、他地域から参加している同じ志を持った仲間から多くの刺激や指摘をもらいました。今後は、今回の研修会で感じたことや学んだことを各地域に戻りお互いがそれぞれの場で一層深め、サッカーをより魅力ある競技にするために日々の活動に取り組みたいです。
向井修也 2級審判員(鹿児島県)
私自身、初めての研修会で不安もありましたが、得るものが多い研修会になりました。全国の同世代の審判員と関わることができ、刺激を受けることができました。またその中で、自分の力量はどうなのか、自分を知ることもでき、もっと強化をしなければならない点をはっきりと知ることができました。4日間という短い期間でしたが、中身の濃い研修会でした。4日間で得たものをしっかりと自分のものとし、課題をクリアしてレベルアップしていきたいです。このような機会を作っていただき、ありがとうございました。