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2015年第5回 J3担当審判員研修会を実施

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10月24日(土)、JFAハウスにてJ3担当審判員研修会を実施しました。

この1年間の研修会では、インストラクターと審判員による小グループのディスカッションを通じ、それぞれが意見を言える、アウトプットできるように努めてきました。

実際の起きたシーンの映像を用いて、コミュニケーションシステムやシグナルビープがない(※J3リーグでは現在、コミュニケーションシステム・シグナルビープは使用していない)中で、持っている情報を共有するためのタイミングや方法などをディスカッションし、いかにスムーズな試合方法につなげていくかを共有しました。

リーグ終盤に向け、さまざまなことを再確認をすることができた研修会でした。

指導者コメント

柏原丈二トップレフェリーインストラクター
今回はリーグ終盤を迎えての今年最後の研修会であり、これまでのレフェリングを含めた議論をすべき事象に関してグループで意見交換をしながら、ゲームコントロールを行う中での選択肢を増やすことについて、スムーズな対応に結びつける一つの手段として再確認をしました。また、残りの試合にいろいろな状況があること(チームとして、選手として、監督コーチとしてなど)を各審判員が明確にすることで、ゲームの準備からしっかり取り組み、ゲームに臨む気持ちを高めることなどの共通認識を深めました。

参加者コメント

清水勇人 1級審判員(千葉県)
今回の研修会では、リーグ終盤戦に向けて主審と副審の協力や実際に試合で起きた映像を使ったビデオディスカッションなどの研修を行いました。主審と副審の協力関係については、試合前の打ち合わせ方法や試合中の主審への情報の伝え方・タイミングなどを学ぶことができ、協力関係の重要性を再確認することができました。

ビデオディスカッションでは、さまざまなシーンについて審判団で意見を交わし、審判団としての意思を統一することができました。特に集団的対立が起きた時の介入方法・タイミング・対応方法などを整理することができ、改めてひとつひとつしっかりと対応することが大切であると感じました。リーグ戦も残りの試合数が少なくなり、どの試合もとても重要になります。研修会で学んだことを活かし、審判チームとして良い試合運営が行えるように全力を尽くして臨んでいきたいと思います。

日比野真 1級審判員(岐阜県)
今回の研修会では、最後のJ3研修となり、残り5節となったJ3でどのようにシーズンを終えるか全員で共通理解を深めることができました。上川委員長から激励をいただき、「権威」とは何かを考えることができました。 副審についての講義では、主審と副審の打ち合わせの重要性を考え、「何をお願いするのか」、「副審のできること」を再認識しました。戦術の講義では、自分の物事の考え方の癖を認識しつつ、各チームの戦術を立ち上がりに感じてコントロールすることを学びました。グループディスカッションでは、なぜそのような判定や対応になったのかをいろんな角度から考えることができ、自分の引き出しを増やせました。今後の試合で対応できるよう心掛けます。

審判委員の須原さんの講義では、物事には「コントロールできること」と「コントロールできないこと」についてお話しいただきました。自分が不安や心配になり、精神的に追い込まれることの多くは、人の心や人の評価、置かれている環境など自分ではコントロールできないものばかりで、そんなことを心配するなら、「コントロールできること=今できること」に専念していくことの大切さに気付かされました。 この残り5節は、選手、チームにとって、そして私たちにとっても、より大切な試合となってきます。審判団で良い協力をし、審判の権威を落とさないよう、今できることに専念して、ハッピーな形でシーズンを終えられるようにしたいです。


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