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2015年第3回J1・J2担当主審研修会を開催

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9月19日(土)・20日(日)、JFAハウスにてJ1・J2担当主審を対象とした研修会を実施しました。

リーグ終盤に向け、優勝やチャンピオンシップへの出場権、昇降格がかかわる試合と今まで以上にプレッシャーのかかる場面が多くなることが予想されます。こういった中で今回の研修会は「試合を円滑に運営していくためのマネジメント」や、「より的確な判定を下すためには」といった内容を中心に行いました。参加した審判員は積極的に意見交換をし、審判チームとしてリーグ戦の終盤に向け意思統一を図る姿が見られました。

指導者コメント

岡田正義トップレフェリーインストラクター
リーグ終盤に差し掛かって優勝や昇降格に関係した試合が多くなり、試合の温度が上がることも予想されるので、そういった内容をテーマに今回の研修会を開催しました。挑発や対立への対応、アドバンテージ、足裏でのチャレンジ、ゴール前のホールディング、球際のプレーの見極め、カウンターアタック、ペナルティーエリア付近のポジショニングなど見極めなければならない場面は多くあります。特に足裏でのチャレンジは選手生命も奪いかねない危険な行為なので、しっかりと見極められるよう研修会の場でディスカッションを行い、終盤戦に向け全員で気持ちを引き締めました。

参加者コメント

荒木友輔 1級審判員(東京都)
シーズンも終盤に差し掛かるにあたり、よりゲームが激しくなっていくことが予想されます。今回の研修会の中では、特に競った試合の中で起こりうる、挑発行為や足の裏を使っての危険なチャレンジ、得点に関わるゴール前のホールディングやアドバンテージについて議論がされました。例えば、挑発行為は何らかのきっかけひとつで、試合の温度が高くなってしまうこともあるため、その元となる行為の見極めを審判団でしっかり行っていくこと、また、対立が起こったとしても、審判団で状況を正しくチェックできるよう映像を用いて確認しました。

その他、さまざまな想定されるシーンについて審判団で意見を交わしました。シーズン終盤の激しいゲームの中で、起こりうる事象を取り上げた研修会であり、審判団としても再度意思統一できたのはとても有意義であったと思っています。ここから、1試合1試合、より重要度が高くなってくると思いますので、この研修会で確認した内容を活かして、2015シーズンのJリーグ最後の1試合が終わるまで、良いゲームを運営できるように取り組んでいきたいと思っています。

上村篤史 1級審判員(愛知県)
リーグ戦も佳境を迎え、一試合一試合の重要度がより増してくる中、リーグ終盤に向けてより安定したマネジメントを行うべく研修を行いました。一番印象に残っているのは、やはりマネジメントの中の挑発行為と対立への対応です。対立は起こることを予期し、そこからどう終わらせて試合に戻すかが大切です。ディスカッションをし、先輩審判員方の意見を聞きながら、誰が対立を引き起こしているのか、またその選手に対する周りの反応はどうか、状況を瞬時に見極め、一つずつきちんと対応することが大切だと改めて感じました。そのうえでカードのタイミング、主審の体の向きなど対立を収束へ向かわせるための工夫もいろいろ聞き、考えることができてとても充実した研修にすることができました。盛り上がるリーグ終盤戦に向け、審判チームとして、よりよいゲームコントロールに繋げられるよう今回の研修を活かしていきたいです。


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