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第6回JFAレフェリーキャラバンを岩手県で開催

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9月12日・13日の2日間、第6回JFAレフェリーキャラバンを岩手県で実施しました。2016年の「希望郷いわて国体」に向けて、副審の指導を中心に審判指導者の育成の機運を高めるきっかけにしたいという佐藤秀明岩手県サッカー協会審判委員長の意向を受けて、廣嶋禎数トップインストラクターと大塚晴弘プロフェッショナルアシスタントレフェリーが参加。審判指導者8名、審判員15名を対象に、室内のレクチャー・ワークショップとピッチでのプラクティカルトレーニングで副審の指導を行いました。

さらに、盛岡商業高校の高校生にプラクティカルトレーニングのデモンストレーターの協力を仰ぎ、同校サッカー部の斎藤重信総監督をはじめ長谷川仁岩手県サッカー協会技術委員長ら指導者が9名集まって、技術と審判の両者の立場からディスカッションを実施しました。「失敗を恐れず、自分の意見を発信し、成功や失敗から学ぶ姿勢を経験する」という今回の目的を果たすべく、参加者それぞれが有意義な時間を過ごしました。

インストラクターコメント

小幡真一郎 JFA審判インストラクター
当初、「新しいものに対する拒否反応が強いのではないか」、「なかなか議論にならないのではないか」と思っていましたが、参加していただいた審判員、審判指導者の皆さんは大変素直に、積極的に反応していただけたように思います。非常に爽やかさを感じ、どんどんキャッチボールをしたいという気持ちに駆られました。特に、2名の高校生は非常に前向きで、かつ素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれました。日頃から、遠藤智晴総務部長や皆さんが土壌をしっかり耕され、蒔いた種を育てようという姿勢を強く持っていただいているからでしょう。今秋の全国社会人サッカー選手権大会、来年の国体に向けて、大きな弾みがついたように感じています。審判員は副審の楽しさと難しさを肌で感じ、審判指導者は引き出すことの面白さや準備の必要性を学んでいただいたと思います。そして、それらを主審を含めた審判活動全般に転嫁させていただきたい。国体がゴールではなく、少しずつでよいので継続的に推し進めていただきたい。それができる岩手県だと思います。

受講者コメント

佐藤秀明岩手県審判委員長
JFAレフェリーキャラバンを開催するきっかけは、今年の全国社会人サッカー選手権大会、来年の「希望郷いわて国体」が岩手県で開催されるため、試合の中で県内審判員が副審・4thとして良い援助・サポートしなければ大会の成功はない、との思いからでした。JFA小幡・廣嶋・山岸各インストラクター、大塚PR、JFA各位による綿密な準備のもと、内容の濃い研修ができて、よい刺激を受けました。また、プログラムの中に「審判と技術との協調」が取り入れられ、岩手県サッカー界にとって新たな一歩となった思います。今後は、このような研修をどれだけ継続できるかがカギとなると実感しております。

遠藤智晴岩手県審判委員会強化部
今回、レフェリーキャラバンでは事前打合せから当日までさまざまな役割があり、至らない点は多々あったと思いますが、2日間スケジュール通りこなすことができました。JFAの小幡副委員長をはじめ、廣嶋禎数インストラクター、山岸貴司インストラクター、大塚晴弘PRからたくさんのご指導をいただき、県内のインストラクターと審判員は良い勉強になり、良い経験になりました。プログラムも副審がメインとなり、全国社会人サッカー選手権大会や国体に向けて、副審のあり方や姿勢は審判員にとても勉強になった思います。今後もレフェリーキャラバンで学んだことを活かして県内の審判員に指導や伝達をしていきたいです。

高橋優輔2級審判員
2日間の講習会に参加させていただき、正しい判定をするために必要な基本姿勢、動き方を教えていただきました。副審として試合中の重要度を教えていただき、改めて考え直さなくてはならないことが多かったです。フィジカル理論、実践では正しいステップ、体の使い方によって今まで考えたことのない動きまで意識することでスムーズにステップをすること、走ることなどを学びました。国際審判員の大塚PRの姿勢に驚き、これからの審判活動では意識して実践し、意識から無意識にできるようになりたいと強く感じました。プラクティカルトレーニングではオフサイドの判定の際ビデオを使い、判定を振り返りながら実践させてもらいました。副審として判定した後、次のゲームの流れを読み何をしなければならないのか考えてポジションをとる重要性も教えていただきました。これからの審判活動で今回の研修で教えていただいたことを活かし、より良い審判であるために努力していきたいと思います。今回講習会を開催していただいたJFAの関係者の皆さん、県内の関係者の皆さん貴重な体験をさせていただきありがとうございました。


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