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FIFA女子ワールドカップカナダ2015(6/8~7/5)に日本人レフェリーが選出

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6月8日(月)よりカナダで行われる「FIFA女子ワールドカップカナダ2015」の審判団に、山岸佐知子主審と手代木直美副審の2名が選出されましたので、お知らせいたします。

山岸佐知子 (ヤマギシサチコ)

主審/1973年10月21日生/出身地:千葉県国際審判員登録:2003年~
担当した主な国際試合:
2003年第22回ユニバーシアード競技大会(テグ)
2007年第24回ユニバーシアード競技大会(バンコク)
2008年 AFC女子アジアカップベトナム 2008(決勝)
2008年 FIFA U-20女子ワールドカップ 2008チリ(準決勝)
2009年アルガルベカップ2009
2009年 AFC U-16女子選手権タイ2009(決勝)
2010年 FIFA U-17女子ワールドカップトリニダード・トバゴ2010(準々決勝)
2010年 AFC女子アジアカップ中国2010(決勝)
2011年 AFC U-19女子選手権ベトナム2011
2012年ロンドンオリンピック(準々決勝)
2013年 AFC U-19女子選手権中国2013
2014年 FIFA U-20女子ワールドカップカナダ2014
2014年 AFC女子アジアカップベトナム2014
※AFC最優秀女子レフェリー受賞(2008、2010、2011、2012、2013年)

手代木直美(テシロギナオミ)

副審/1980年9月12日生/出身地:北海道国際審判員登録:2013年~
担当した主な国際試合:
2013年 AFC U-16女子選手権中国2013
2013年 AFC U-19女子選手権中国2013
2013年アルガルベカップ2013
2014年 AFC 女子アジアカップベトナム2014

コメント

山岸佐知子主審
サッカーを通じて数えきれない人と出会い、支えられ、育てていただきました。今、改めて先輩方が切り拓いて下さった道の空気を感じています。大会では一瞬一瞬を楽しむことを忘れずに、仲間と力を合わせて大会が成功するよう、今まで積み重ねてきたものを存分に発揮してきます。いつも心に留め応援してくださる方、共に活動してきた仲間の思いを胸に、心身共によい準備をして大会に臨みたいと思います。

手代木直美副審
先輩たちが築き上げてきた道を多くの方のサポートを得て、今回私も大会に参加させて頂けることになりました。フィールドに立つまでしっかりと良い準備をして、責任と自覚をもって選手と主審のために全力を尽くしたいと思います。


2015年 第1回 J1・J2担当審判員研修会を開催

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4月25日(土)・26日(日)にJFAハウスにて、J1・J2担当審判員を対象とした研修会を実施しました。

Jリーグが開幕し、今シーズン起きた事象を題材にし、 主審と副審とで協力しながら正しい判定に導くための考慮ポイントなどをディスカッションし、J1・J2担当審判員全体の判定基準のすり合わせなどをを行いました。

ゴールデンウィークの連戦が始まる前に有意義な研修会となりました。

指導者コメント

岡田正義トップレフェリーインストラクター
リーグ開催中のため4月25日、26日の分散開催となった第1回J1・J2担当審判員研修会では、始めに今シーズンのターゲット(判定:ハンドリング・足裏でのタックル・ホールディング・ノーマルフットボールコンタクトの見極め、動き:加速、主審副審の協力:有効なコミュニケーションシステムの活用)の再確認を行い、
その後に、今シーズン起きた事象を題材に、①ファウルサポート、②際どいゴールの判定、③オフサイド、④対立時の対応について主審担当と副審担当が混合のグループを作ってディスカッション形式の研修を実施しました。
そこでは、主審、副審それぞれの見方や考え方の違いをお互いに出し合って共有することができたので、
主審と副審の協力関係構築に非常に有効だったと感じています。
素晴らしい主審と副審のチームワークによって的確な判定に結びつけてくれることを期待しています。

参加者コメント

林可人 1級審判員(青森県)
今回参加した、第1回J1J2担当審判員合同研修会では、今年度のターゲットである「Be Strong」「Run」「Team work」を再確認した後、今シーズンの映像を見ながらグループごとにディスカッションをしました。

ディスカッションの中では、主審・副審それぞれの立場で持っている情報や欲しい情報、それぞれが判断してできることなどを出し合い、より良い判定につながるように意見を交流しました。
個人的には、副審としてどのような場面で主審をサポートするべきか、
シグナルビープやコミュニケーションシステムなどのツールの効果的な活用方法とは、正しい判定をするためにレフェリーチームとしてできることは何か、など多くのことを学ぶことができた研修会でした。

今回の研修で学んだことをこれからの試合で体現していきたいと思います。

上村篤史 1級審判員(愛知県)
開幕から2ヶ月たち、今回は主審と副審の合同研修会に参加しました。この2ヶ月の間に起こった事象を見て、グループでディスカッションしながら進めていきました。
事象に対して、主審と副審が持っている情報が違い、欲しい情報も違う時があります。それらをいかに共有して、短い時間で正しい判定につなげるか、ということを確認しました。
エラーを繰り返さないためには、その原因がなんであるのかを分析し、どう対応する必要があったかを自分の中に落とし込まなければいけません。今回の研修で、多くの審判員とディスカッションをして、分析の仕方、その後の対応の仕方を改めて学び、考えることができました。
これから、気候も暑くなり、タフな試合が続きますが、どの試合もやり切れるよう、いい準備をして臨みたいと思っています。

アジアのピッチから~JFA公認海外派遣指導者通信~第5回唐木田徹 カンボジア審判ダイレクター

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アジアの各国で活躍する指導者達の声を伝える「アジアのピッチから」。第5回は、カンボジアで審判ダイレクターを務めている唐木田徹氏のレポートです。
カンボジアは、2018FIFAワールドカップアジア2次予選で日本と同じグループEになりました。

ワールドカップ予選で日本と同組

カンボジアは今まで1次予選を通過した経験が無かったため、過去に予選での盛り上がりは皆無でした。よって、今回の2次予選進出は歴史的な出来事です。先日行われたドローの結果日本と同組となり、「正気の沙汰ではない!」「将来のカンボジアのためには一流のチームと戦える絶好の機会」と国民的な関心を集めています。もともと本田や香川の両選手はよく知られており、普段着として日本代表のユニフォームを着ているカンボジア人は多いです。2次予選の1戦目及び2戦目はホーム開催ですが、あいにくSEA Games(東南アジア大会)の準決勝・決勝と日程が重なります。SEA Gamesはカンボジアにとって国を挙げての大事な戦いで、U-23カンボジア代表とオーバーエイジの選手でチームを構成しています。同時期に行われるワールドカップ2次予選には別チームが必要なため、現在構成を検討中ですが、こちらのチームはテクニカルダイレクターの小原一典氏が指揮を取る予定です。

カンボジア人審判団が日本での国際親善試合を初担当

3月11日に千葉で行われた「U-22日本代表 vs. U-22ミャンマー代表」の国際親善試合で、カンボジアの審判トリオが笛を吹きました(*1)。国際主審3名、国際副審5名の中からランキングの高い順に選定し、過去のトレーニングや経験を十分発揮できるようメンタル面の準備を指示しました。試合を終えて彼らの感想は、「一方のチームが同じASEAN地域のミャンマーだったため、それほど緊張せずに済んだ。ピッチコンディションが良いので、イレギュラーへの対応等に気を使う必要がなかった。」その一方、一番苦心したのは寒さ対策。カンボジアでは気温が20度を下回ることがないため、日本の3月は寒過ぎて順応するのが何より大変だったようです。今回ASEAN以外の国、しかも日本でカンボジア人が試合を担当することは初めての経験であり何よりも強いインパクトでした。他のカンボジアの審判たちも「いつか自分も!」という思いが生まれたようです。

手探りでの審判育成

2008年の赴任当時は指導者が不在で、体力・知識(競技規則の理解)・技術(判定の精度とマネージメント)の概念も存在せず、どこから手を付けたらいいのか見当がつきませんでした。まずはとにかく①正しい判定するために良いポジションをとること、②その適正なポジションをとるための体力作り、の2つを目標にスタートしました。①については、「後追い(ボールの後をついて回るレフェリング)」が主流だった為、試合のビデオを見せて必要な時に「先取り(次にボールが来る争点を予測して先回りする)」でより正しい判定、またペナルティエリア内での重要な判定を正しくできるよう準備をすることを定着させることに努めました。30m以上も離れたところからPKの笛を吹くことが普通だったのです。②の対策として、「先取り」するためのスプリント能力、そしてカウンターに対しても持続してスピードを保てるようなインターバルトレーニングを週1回全員で行うようにしました。それまでは1時間で10kmほど走ることを”トレーニング”と称していたそうです。

日本人指導者の「トリオ」

現在カンボジアには壱岐友輔氏(カンボジアフットボールアカデミー・U-15カンボジア代表監督)(*2)と小原一典氏(テクニカルダイレクター)と私を含め計3名の日本人指導者が派遣されています。カンボジアは縁故の習慣が根強い為、しがらみに影響されない外国人が好まれるようです。中でも日本人が持つ清廉性・公平性はカンボジアでは強く支持されており、さらに日本はアジアサッカーの盟主と認識されています。昨年、壱岐氏発案により実現したU-15、U-17リーグは、ユース選手に活動の場を提供するとともに、トップリーグを目指す若手や経験の積み上げを必要とする中級レベル審判員たちにも実践を経験する絶好の場になりました。午前に試合を担当し、午後はビデオ分析・ビデオテスト・ディスカッションと1日をフルに利用した集中セッションは審判達にとって特に大きな成果となりました。また、小原氏のテクニカルダイレクター就任により、情報の共有が迅速かつ密になることを期待しています。

今後取り組んで行きたいこと

カンボジアでは首都プノンペンと隣接する1州しか目の届いた環境整備がされていないのが現状です。地方にも埋もれた人材がいるはずであり、より多くの人達に光が届くようなトレセン活動を、選手レベル(小原氏)、ユースレベル(壱岐氏)と共に審判レベルでも行いたいと考えています。70年代から約20年続いた内戦により、特に教育の基盤が失われたカンボジアでは、現在でも公平さに欠ける登用が多く正当に評価される機会がとても少ないのです。せめてサッカーの世界では、選手も審判も良い指導が受けられ、能力が適正に評価され、将来への夢と自信が持てる環境を作っていきたいと思います。

*1:2015/03/11 U-22国際親善試合の担当レフェリーがフクダ電子アリーナで前日練習を実施
詳しくはこちら

*2:2015/02/06 アジアのピッチから~JFA公認海外派遣指導者通信~第2回壱岐友輔カンボジアフットボールアカデミー・U-15カンボジア代表監督
詳しくはこちら

The 6th International Refereeing Course 2015を開催

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アジアサッカー連盟(AFC)に加盟する国・地域の若手副審を対象とした「The 6th JFA International Refereeing Course 2015」を5月11日(月)から15日(金)までの期間、大阪・J-GREEN堺にて開催しました。

この事業はアジア各国の審判インストラクター、審判員の資質向上を目的として2008年よりJFAが主催している事業で、今年で6回目の開催となります。

過去5回は、審判員の資質向上のためには指導者の資質向上が不可欠であることから、インストラクターを対象としたコースを開催してきましたが、今年は現役の副審を対象としたコースに転換し、JFAがより直接的に審判員に指導することで審判員の資質向上に直結させることを目的としたものです。

初めての現役審判員を対象とした今年は、12カ国から21名の副審が参加し、参加者の半数近くが国際審判員でした。

コース期間中は、どの審判員もポテンシャル、プレゼンス力ともに非常に高く、1つでも何か習得しようという気迫溢れており、積極的にコースに参加していました。

期間中は、AFCの小川佳実審判部長をはじめ、内海俊雄 FIFAフィットネスインストラクター、またJFAのインストラクターが21名に対して指導を行いました。

また、履正社医療スポーツ専門学校の協力の下、選手にファイルやオフサイドのシーンを再現してもらい実際に判定するプラクティカルトレーニング、そしてオフサイドをその場で撮影した映像を振り返り、自分の見ている実際のイメージとの差を無くすトレーニング、さらには、実際の練習試合で判定を行う実践も行いました。

この事業は、国際交流基金アジアセンターの支援を受け、ASEAN各国を対象とした文化交流事業のひとつとして実現しました。

国際交流基金アジアセンターでは、「文化のWA(和・環・輪)プロジェクト~知り合うアジア~」をキーワードに掲げ、日本とアジア各国との文化交流の機会を創出する事業を実施しています。

JFA International Refereeing Course 2015 カリキュラム

インストラクターコメント

石山昇 JFAレフェリーインストラクター/AFCレフェリーインストラクター
これまでにも過去5回インストラクターを対象としていたコースを実施してましたが、今回は現役副審のみを対象とした新しい試みでした。主審を対象にしたコースは数多くあり、AFCでは上位国際副審を対象としたコースもありますが、上位グループ以外を対象としたコースはなく、その点においても副審の資質向上に貢献できたと思います。また参加した副審の現状をAFCと共有することにより、アジアの副審育成に少しでも参考になればと願っています。

さらに、英語でコースをインストラクトするという経験は、日本のインストラクターにとっても重要な学びの場となったと思います。同時に、日本の若手審判員もこういったコースに積極的に参加し、各国の審判員から学び取る場にして欲しいと思います。アジアの審判員の資質が向上すれば、引いては日本代表がアジアの舞台で試合をする際にも正確な判定ができる審判員の下試合を行えるようになり、日本代表にも少なからず寄与されるものと信じています。今回のコースに参加したレフェリーには、コース期間中感じ取ったこと、学んだことをそれぞれの国に帰って、多くの仲間に伝えて欲しいと願っています。

MS&ADなでしこカップ2015 担当審判員が香川県立丸亀競技場にて前日練習を実施

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5月24日(日)、香川県立丸亀競技場にて行われるMS&ADなでしこカップ2015 なでしこジャパン対ニュージーランド女子代表を担当する審判団が試合前日となる5月23日(土)、スタジアムにて前日練習を行いました。

担当審判員

主審:PARK Jiyeong(パク・チヨン)/韓国
副審1:YANG Sunyoung(ヤン・スンヨン)/韓国
副審2:LIANG Jianping(梁建蓮)/中国
4th:WANG Jia(王桂)/中国

なお5月28日(木)、南長野運動公園総合球技場にて行われるKIRIN CHALLENGE CUP 2015なでしこジャパン対イタリア代表の試合も同審判団が担当します。

審判団コメント

私たちは残念ながらFIFAワールドカップカナダ2015を担当しませんが、ワールドカップに出場する両チームの試合を担当できることはとても誇らしいと思っています。
明日の試合は両チームともにフェアプレーで、良い試合になることを期待しています。

キリンチャレンジカップ2015 SAMURAI BLUE(日本代表)対イラク代表の担当審判員が前日練習を行う

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6月11日、日産スタジアムにて行われる「キリンチャレンジカップ2015 SAMURAI BLUE(日本代表)対イラク代表」を担当する審判員が会場での前日練習を行いました。

担当審判員

主審:Daniel STEFANSKI(ポーランド)
副審1:Krzysztof MYRMUS(ポーランド)
副審2:Michal OBUKOWICZ (ポーランド)
4thオフィシャル:東城穣(日本)

審判団コメント

試合を担当することができて本当に嬉しく、光栄に思います。私たちにとっても、ヨーロッパサッカーではない他のスタイルのサッカーに触れることは非常に重要です。さらに、私たちのリーグは先週終わったばかりですが、これからヨーロッパでのワールドカップ予選に向けての良い準備となります。今日の試合のチケットは完売と聞いています。両チームサポーターの応援で良い雰囲気になると思いますし、両チームの好戦を期待しています。

キリンチャレンジカップ2015

SAMURAI BLUE(日本代表) vs イラク代表
6月11日 19:00 キックオフ(予定)/16:00 開場(予定)
神奈川/日産スタジアム
テレビ放送:テレビ朝日系列にて全国生中継
大会情報はこちら

FIFA女子ワールドカップ カナダ2015 山岸佐知子主審・手代木直美副審がアメリカ対スウェーデンを担当

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国際サッカー連盟(FIFA)より、FIFA女子ワールドカップカナダ2015へ派遣されている山岸佐知子主審・手代木直美副審の担当する試合が発表されました。

担当試合:グループD アメリカ対スウェーデン
開催日時:6月12日(金)19:00キックオフ(現地時間)
試合会場:ウィニペグ
主審:山岸佐知子
副審1:手代木直美
副審2:Sarah WALKER(ニュージーランド)
4thオフィシャル:Ledya TAFESSE (エチオピア)

FIFA女子ワールドカップ カナダ2015 山岸佐知子主審・手代木直美副審がメキシコ対フランスを担当

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国際サッカー連盟(FIFA)より、FIFA女子ワールドカップカナダ2015へ派遣されている山岸佐知子主審・手代木直美副審の担当する試合が発表されました。

担当試合:グループF メキシコ対フランス
開催日時:6月17日(水)16:00キックオフ(現地時間)
試合会場:オタワ

主審:山岸佐知子
副審1:手代木直美
副審2:FANG Yan(中国)
4thオフィシャル:QIN Lian(中国)


U-22国際親善試合 U-22日本代表vs.U-22コスタリカ代表 担当審判員が前日練習を実施

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仙台にて7月1日(水)に行われる、U-22国際親善試合 U-22日本代表対 U-22コスタリカ代表の試合を担当する審判員が6月30日(火)、試合会場となるユアテックスタジアム仙台にて試合前日練習を行いました。

担当審判員

主審:Mohd Amirul Izwan Bin Yaacob/マレーシア
副審1:Mohd Yusri Bin Muhamad/マレーシア
副審2:Azman Bin Ismail/マレーシア
第4の審判員:東城穣/日本

写真は、左からAzman Bin Ismail氏、Mohd Amirul Izwan Bin Yaacob氏、東城穣氏、Mohd Yusri Bin Muhamad氏

国際親善試合 U-22日本代表 vs  U-22コスタリカ代表

2015年7月1日(水) 19:00キックオフ(予定)
宮城/ユアテックスタジアム仙台
TV放送:テレビ朝日系列にて全国生中継
チケット販売中!
詳細はこちら
大会情報はこちら

第2回JFAレフェリーキャラバンを愛知県で実施

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5月30日(土)、31日(日)に愛知県で第2回JFAレフェリーキャラバンを実施しました。「JFAレフェリーキャラバン」は、JFAと47都道府県サッカー協会審判委員会が同じ方向性をもって協働することで審判員と審判インストラクターのレベルアップを図る目的として実施しており、今回の愛知県開催で2回目の開催となります。

愛知県でのレフェリーキャラバンを実施するにあたり、愛知県における審判事業の課題や今後重点的に取り組む内容などを共有し、愛知県の要望を踏まえ、今回のレフェリーキャラバンでは、ユース審判員と審判インストラクターに対する指導を行うことになりました。

レフェリーキャラバンでは、開催FAの審判インストラクターにも積極的に関わって頂き、JFAが直接審判員に対し指導するだけでなく、地元の審判インストラクターがJFAと同じように指導し、レフェリーキャラバン終了後も継続的に審判員へ指導できるようサポートを行っています。今回講習の目玉となったチュータリング指導については、JFAが予め愛知県2級審判インストラクターの方々に対し複数回の講習を行い、チュータリングの指導方法を学んで頂いたなかで、開催当日の審判員の指導に臨んで頂きました。その他ユース審判員に対しては、プロフェッショナルレフェリーの扇谷健司氏から「審判の魅力」という内容で講演を頂くなど1泊2日におよんだ愛知県でのレフェリーキャラバンは無事終えることになりました。

インスタクターコメント

石山昇 JFAインストラクター
愛知県サッカー協会の方々の熱い思いと高い能力が再確認されたレフェリーキャラバンだったと感じています。事前研修の段階から積極的に新しいことを取り入れようとする取り組みに、ついつい力がこもりました。この熱い思いが愛知県の若い審判員たちを引き込んでいるのだということは、キャラバンを通して様々なセッションを進めながら、豊富な知識を持った審判員たちに接することで感じることができました。全国審判委員長会議の参加者の前で堂々とチューターリングやプラクティカルトレーニングを披露してくださった愛知県のインストラクターの方々には大変なご苦労をお願いしましたが、きっとこの経験が今後の活動に活かされると信じています。本当に有難うございました。なお、委員長会議の出席者からは、地域トレセンでやっていることとの違いは何か?と尋ねられるなど、キャラバンの意義と内容がまだまだ正しく伝わっていないと思えることがありますので、これからのキャラバン活動を通じて理解と協力を得られるよう、さらに努力していきたいと考えています。

受講者コメント

岩川鉄矢 2級審判インストラクター
今回のJFAレフェリーキャラバンではチュータリングと言う新しい手法を色々と石山昇JFAインストラクターにご指導していただきました。中でも審判員が気軽に発言できる雰囲気をどのように作るかや審判員に気づかせ考えさせ発言させたり、フィールドシートを使って審判員に説明させるなど審判員同士で意見を出し合うことで色々な感じ方、考え方を共有させることにより身に付けさせる。そのために審判員にどのような言葉を使って問い掛けるのかなど多くのことを学びました。今後愛知県でもチュータリングの手法を浸透させていく中で私自身も貢献できればと思っています。 

布目靖幸 2級審判インストラクター
今回JFAレフェリーキャラバンに参加するにあたり、チュータリングの事前研修を石山昇JFAインストラクターに3回実施して頂き、チュータリングの基礎から今まで知らなかった競技規則の解釈を理解することが出来、また、どうすれば若手審判員の興味を引き、意欲を持って取り組んでくれるかを学ぶことができました。

また、JFAレフェリーキャラバン当日は、全国の審判委員長の前でチュータリングの実践を行い、緊張しましたがやりきり、好評価を得ることで今後の自信に繋がりました。最後に、今回JFAレフェリーキャラバンに参加させて頂いたことで人として一回り成長出来たと思います。

羽矢吉克 2級審判インストラクター
まずは、このJFAレフェリーキャラバンを愛知県で開催頂きましたことにお礼を申し上げます。ありがとうございました。今回のキャラバンで一番印象に残っているのは、石山昇JFAインストラクターの熱意です。人を引き込もうとするのであれば、あれぐらいの熱意をもってやらなければいけないと気付かされました。実際にプラティカルトレーニングの前日までは、若干自信がない部分があったのですが、石山インストラクターの講義を聞いていく中で、少しずつ自信が付いてきたの感じました。プラティカルトレーニング当日は、大勢の各県の委員長様の前でトレーニングをさせてもらったのですが、緊張しすぎることなく、トレーニングをすることが出来ました。トレーニングの内容だったり、立ち振る舞いについては課題が残りましたが、是非今後に繋げられる様に取り組んでいきたいと思います。

第2回1級・女子1級審判員研修会兼第1回スキルアップ研修会 開催

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6月6日(土)・7日(日)、6月14日(土)・15日(日)、女子1級審判員研修会を神奈川にて実施しました。なでしこリーグ2部、チャレンジリーグの開催期間中のため、分散での開催となりました。

本研修会の目的の一つは、「フィットネステストに合格し、シーズン後半の割当を受ける環境を整える」というものでしたが、無事全員が合格しました。

また、2日目は、「ミスから学ぶ」をテーマに座学の研修会を実施しました。

【研修会の主なプログラム】
1日目 講義「プロから学ぶ」
    フィットネステスト
2日目 座学~ミスから学ぶ、レフェリング分析、チームからの質問書を分析、競技規則の改正に関して、等

インストラクターコメント

大岩真由美 S級インストラクター
今年の女子1級審判員研修会は、株式会社モルテンより田中政行氏を講師に招き、「第1部:犬と向き合う」「第2部:ホイッスル」「第3部:モルテンエンジニア理念(プロフェッショナルの条件)」という興味深い3部構成の講演からスタートしました。

「第1部:犬と向き合う」では、田中さんの自己紹介を含め、飼っている犬を通したお話でした。「安心・安全・楽しく」遊ばせることが大事!ということで、犬への様々なアプローチを一つ一つ実行していく様子を、非常に面白く話していただきました。話を聞いていくうちに、「犬=競技者」に置き換えてみると、「安心・安全・楽しく」これに「公平」をプラスしたら、見事に合っていくことに気づき、どんどん食い入るように話を聞いてしまいました。参加した女子1級審判員たちも田中さんワールドに自然と引き込まれて行ったことと思います。

ここで印象深かったのは「3つの円」という田中さん流の「成功の哲学」です。3つの円の一つずつにはそれぞれに「やりたいこと」→「やるべきこと」→「できること」と記されてあり、それを1周りしたら、少し上にまた同じような3つの円があり一回りする。また少し上の3つの円を1周し、また次へ・・・何度もこの繰り返し。こうして個人がやりたいことを実現していく、まさに「成功のためのヒントとプロセス」を「3つの円」という図解で示してくれました。

「第2部:ホイッスル」では、作る際のこだわりや大切なことを話していただきました。例えば「音色」「手で握る部分」「口で咥(くわ)える部分」「使用する環境の違い」など、多くの視点で研究を重ね、こだわり続けながら、より良いホイッスルが完成していく、という貴重な内容でした。

「第3部:モルテンエンジニアの理念(プロフェッショナルの条件)」では、企業が求めている社員像を「同じバスに乗る人」というモルテンの精神をお話ししていただきました。個人的には、この内容が一番印象に残りました。
「出来ること、ビジョンを高く持とう!」と現在の自分と目指す将来像とのギャップを大きくすることでエネルギーが沸くものだと。続いて、「自己成長のためのヒントとプロセス」について話していただきました。縦軸を(チャレンジ)・横軸を(スキル)としてグラフに表し、「チャレンジしてスキルアップ、チャレンジしてスキルアップ・・・のくり返し」が階段のような形のグラフとなり、確実に成長している様をシンプルに表現していただきまいた。

また、「自分の役割とは?」というお話しの中で、「“自分の目的”は“企業の目的”であり“社会の目的”=共有ビジョンであるもの」、参加者一人一人がサッカーに専念しながらも、私たちは「社会の一人として存在していること」を忘れてはいけない、といった日頃の心の在り方を再認識することができました。

やはり、実際に経験した人の言葉というのはとても説得力があり、成功とは決して特別な人だけが実現するものではなく、大切なのは本人の「意識」と、自身が「問い続けること」だと感じました。貴重な講話を聴けたことに心より感謝しています。ありがとうございました。

参加者コメント

朝倉みな子女子1級審判員(埼玉)
今回の研修会は「プロから学ぶ」「ミスから学ぶ」がテーマでした。

2日間の日程でしたが、シーズン後半に向けてとても多くの収穫を得ることができました。

「プロから学ぶ」では、興味深い講義から、いかに目標を立て、挑戦し、試行錯誤し、振り返り、スキルアップしていくかを学ぶことができました。
開幕前研修で設定した目標や課題を意識してシーズン前半に臨んでいましたが、課題をクリアできているのか、新たな課題が出てきていないか、この研修を機会に見直してみる必要性を感じました。

「ミスから学ぶ」では、今シーズン前半に起ったミスの事象をあらゆる角度から分解して、ミスが起こった原因と解決策を導き出しました。事象を共有し、同じミスが起こらない様にするとともに、参加審判員で意見を出し合いディスカッションをすることで、さまざまな視点を得ることができたので、引き出しを増やすことができました。

シーズン後半も、研修で学んだことを活かして、常に挑戦しながら審判員としてレベルアップしていけるよう取り組んで行きたいと思います。

2015年度全国審判委員長会議を愛知県・刈谷市で開催

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今年度の全国審判委員長会議を、5月30、31日に愛知県刈谷市で開催しました。この期間、JFAレフェリーキャラバンが刈谷市で開催されていたこともあり、全国審判委員長会議のプログラムに、レフェリーキャラバンの視察を組み込みました。

レフェリーキャラバンは第1回の岡山県に続く2回目の開催でしたが、非常に中身の濃い内容であり、今後レフェリーキャラバンを開催する都道府県審判委員会にとって、大変参考となりました。

また、会議では「ユース年代の審判員育成事業の実施について」と「3・4級審判員の資格更新率を高める方策について」をテーマとしたディカッションも行われ、充実した内容となりました。

参加者コメント

茨城県審判委員長 藤ヶ崎敦氏
私は、新任の審判委員長として初めてこの会議に参加いたしました。全国の審判委員長と交流し、情報を交換することによって各都道府県の課題や素晴らしい取り組みを知る機会となり、茨城県の審判委員会として、今後の方向性を見極める良い機会となりました。「ユース年代の育成」では、グループ討議の中で、愛知県の「飛騨古川フレッシュレフェリースクール」の取り組みが印象的でした。研修会の規模の大きさや、経費の捻出方法など、見習うべき点が多く見られ、若手審判員やインストラクターの資質の向上に大変参考になりました。「JFAレフェリーキャラバン」では、審判員やインストラクターの育成について、最新の手法を実際に見せていただき、自分自身がインストラクターとして、地域トレセンで苦労した時のことを思い出しました。育成には、常に工夫・改善が必要であるこを再認識しました。本県でも、レフェリーキャラバンを実施するまでに、審判員やインストラクターのレベルアップを図りたいと思います。2日間の日程でしたが、とても有意義な時間でした。主催された皆さん、関係スタッフの皆さんに深く感謝申し上げます。

長野県審判委員長 窪修一氏
全国審判委員長会議への出席も早いもので10回目となりましたが、JFAハウス以外での開催は初めてで新鮮な気持ちで出席することができました。一番の注目は、今年度からJFA審判委員会が各県を訪問する「レフェリーキャラバン」にオブザーバー参加することでした。刈谷市のすばらしい環境と施設の下で、JFAと愛知県FAのスタッフが入念な打ち合わせをして真剣に取り組んでいる姿を拝見して、ある程度の構想が浮かんできたのと同時に「これはまずい」と思ったのが実感です。今後、地域及び都道府県協会が主導して審判員そして指導者を育成して行かなければならないことも改めて感じた全国審判委員長会議でした。JFA審判委員会をはじめ愛知県FAの皆様には、大変お世話になりありがとうございました。

徳島県審判委員長 酒井務氏
年に一度の全国委員長会議、47FAの抱える個別の課題を互いに知る機会でもあります。今年は、愛知県刈谷市に会場を移し、レフェリーキャラバンをオブザーブするという貴重な時間も持てました。徳島県は全国でも登録審判員の数が最少で、仲間を増やすことが大きな課題ですが、愛知県の取組を目の当たりにして、大きな勇気とやる気をいただきました。レフェリー仲間を増やすことと、その質を高めることという二つの目標のバランスを保ちつつ、今年もがんばろうと思います。お世話をいただいたすべての皆さまに感謝いたします。

2015年度第2回地域レフェリーフィットネスインストラクター研修会を実施

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6月6日から2日間、神奈川県海老名市において、2015年度 第2回地域レフェリーフィットネスインストラクター研修会が開催されました。

山岸インストラクターからは、今回のテーマである『1級審判員のフィットネステストの運営』について、厳正かつ公平な運営とテスト対応が実践出来るよう、詳細な説明がありました。

参加者は緊張した面持ちで挑み、今後各地域で実施する際の注意事項やポイントなど確認しました。2日目はテストの集計から評価の仕方に関する内容で有意義な2日間となりました。

インストラクターコメント

山岸貴司 JFAトップレフェリーフィットネスインストラクター
テスト運営と評価・分析という、インストラクターにとって基本的な役割の説明を、この研修で学んで頂きました。

テストの運営に関しては、厳正かつ公平さを維持し、周囲が納得する身動きや対応は審判員の基本であると思います。またきちんとした基準をぶれずに保持し、テストにおいて対応することは簡単なようで非常に難しい一面もあります。今回のテストは1級審判員にとって割当に直結する非常にシリアスな状況だっただけに、対応にも万全を期しました。参加者は今後地域で実施する際のいい経験になったと思います。

受講者コメント

新井智也地域レフェリーフィットネスインストラクター
6月6日から7日の日程で第2回地域フィットネスインストラクター研修会に参加させて頂きました。私は地域フィットネスインストラクターとして、今回はフィットネステストを担当しました。今年4月に第1回の研修会に参加してレクチャーして頂いた事を確認しながら準備しました。会場では、実際に1級審判員が後期に向けてナーバスになっており、私たちも集中して100分の1秒の世界や審判員のシリアスな部分を感じることができました。フィットネステストの前後は各地域のインストラクターとの交流の機会もあり、良い雰囲気で研修会を終えることが出来ました。今回の研修会に感謝するとともに、この経験を地域でも活用したいと思います。

石原薫 地域レフェリーフィットネスインストラクター
第2回目の研修会は、初日に1級審判員・女子1級審判員のフィットネステスト運営と対応、翌日はテストデータの集計作業を目的に参加させていただきました。各カテゴリーの審判員にとっては、後期の割当が決まる大事なフィットネステストであり、緊張感を持って臨み、対応させていただきました。翌日のデータ集計も打ち間違えることがないよう確認しながら無事終えることができました。審判員の皆様が日々努力し、責任と自覚をもって挑んでおられる姿勢を肌で感じました。これからの研修会を通して学んだことを地域の審判員に還元し活かすことが出来るよう、私自身もしっかり精進して参りたいと思います。

田渕量也地域レフェリーフィットネスインストラクター
今回は、前回の研修会に学んだこと(フィットネステストの設営と運営、集計)を実際に行う研修会でした。参加された我々3期生の先輩である2期生の方々の動きからも学ばせて頂きながら、テストを受ける1級審判員の方々の為に動くことができたと思います。2年間の研修会に参加する機会を与えて頂いたこと、全国に仲間が増えること、そして全国の仲間たちと出会えることに感謝し、地域で中心になって実動していくために、今後もしっかりと学んでいきたいと思っています。

第3回JFAレフェリーキャラバンを埼玉県で開催

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6月27日(土)・28日(日)、埼玉県内にて第3回JFAレフェリーキャラバンを実施しました。

生憎の雨模様の中でしたが、埼玉大学サッカー部ご協力の下プラクティカルトレーニングも行い、判定したものをその場で映像で確認する「インスタントフィードバック」も行いました。

参加したレフェリーからは、自分で判定した場面を映像で振り返ることができ、視野の修正に有効的だったとの声でした。また、インストラクターも「チュータリング」という新しい指導方法を実践することにより、新たな発見があったようです。

インストラクターコメント

岡田泉審判委員長
スポーツが人の育成に果たす役割は大きく社会貢献に繋がっていることは、多くの方が意識していることだと思います。サッカー界における審判活動もその一役をかっているわけです。

何かをきっかけに私たちは、気持ちを新たにしたりモチベーションが上がったりするものです。6月27日(土)28日(日)におこなわれたJFAレフェリーキャラバンが、その一役になることを願わずにはいられません。参加者は、それぞれ新たな刺激を受け終わることができたと思います。しかし、キャラバンという機会を設けることが目標ではなく今回の経験を埼玉県サッカー協会としてどう今後に繋げていくかが重要であり、参加者が今後の活動にどう生かしていくか重要です。それぞれの活動が、今回のキャラバンが成功であったか否かを決めるものとなるはずです。

今回のキャラバンにおいては、本県の審判員を取り巻く環境を考慮し多くのカリキュラムになってしまいました。課題解決のため時代や受講者によって提供する手段は変化してよいと思います。私たちは、手段や方法が全てではなく大きな目的や意義を見失うことの無いよう心がけていきたいと思います。

最後に打ち合わせから準備に至るまで不備な点も多くありましたが、JFAの多くの方々のおかげで無事終了することができました。感謝申し上げます。

参加者コメント

久下智 3級審判インストラクター
インストラクターとして活動を始めたばかりの私にとって、今回のJFAレフェリーキャラバンはこれからの活動の指針を示していただく貴重な機会となりました。これからの審判員は、より主体的に考え、学び、活動していくことが求められています。チュータリングをはじめとした今回学んだ手法や考え方は、すべてが審判技術の習得や向上だけでなく、そうした内面的な資質や積極的な学びも引き出していこうとするものだと感じました。プラクティカルトレーニングを実践する機会も与えていただいたことも幸運でした。反省点も多く、たくさんの御指導をいただきましたが、この経験をこれからの活動に活かしていきたいと強く思いました。「何を伝え、何を考えさせるか」をより明確にするとともに、今回学んだ手法を活かしながら審判員自身が答えにたどり着き、成長していけるように導くことができるインストラクターを目指します。このような機会を与えていただいたことに感謝の気持ちを忘れずに、「日本審判文化を醸成する」という壮大な目標実現の一助になれるように、情熱を持ってこれからの活動に取り組んでいきます。

江端晃也 3級審判員
今回のJFAキャラバンで様々なことを吸収することが出来ました。
私自身、このような研修会は初めてで、今回ご協力いただいたJFAインストラクターの方々だけでなく、周りの審判員の方々などからいろいろなものを吸収させてもらいました。特に、「チュータリング」では、普段の講義とはちがい、インストラクターの方から知恵をもらうような講義形式だけでなく、ディスカッション形式でルールの意味や、由来、考え方などを再確認することが出来ました。これに限らず、どのセッションも私にとって、とても新鮮で魅力的なものでありました。JFAの未来構想のプロモーションでは、私たちの置かれている現状であったり、これからの日本のサッカーを支えるのは私たちのような世代であることを再確認することが出来ました。このキャラバンで教わったことを今後の審判活動につなげて、上級審判員になりたいと思います。

第4回JFAレフェリーキャラバンを鳥取県で開催

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7月4日・5日の1泊2日の日程で鳥取県「とりぎんバードスタジアム」の会議室並びにフィールドを使用して鳥取県レフェリーキャラバンを実施しました。

天候にも恵まれ、予定したプログラムを楽しく進めることが出来ました。実施にあたり2度の打ち合わせを行いました。今回参加した指導者の多くの方がアクティブレフェリーであること、また、今後若手審判員の育成強化のためには、まず指導者の育成と強化が急務であることを斎藤審判委員長から伺い、その実情に合わせた内容の実施プログラムとなりました。

キャラバンには毎回、プロフェッショナルレフェリー(PR)も参加し、審判の魅力を参加する審判員に伝える場を設けており、今回は西村雄一氏が参加しました。

西村氏は、審判員の魅力の一つとして、インストラクターと共に「カイゼン点を見出し、その課題に一緒に取り組んでいくことで、レフェリングがより深まり、楽しさが増す」と語りました。

次回は9月5日・6日に徳島にてキャラバンを開催します。

インストラクターコメント

黛俊行審判委員会副委員長
実施プログラムは将来構想プロモーションやLearning Cycle、レフェリー分析、コーチング、チューターリング、プラクティカルトレーニング理論・実践といった内容です。事前に研修を行えなかった関係でレフェリー分析に関しては宿題という形で1試合分の映像を事前に分析してもらい、参加していただく形を取りました。また、参加審判員には指導者のセッションと平行してFIFAの指導教材であるTeaching Material、Learning Moduleを使用したセッションや参加したPRの西村雄一氏から「夢と感動を支えるために」と「サッカー審判員の魅力」いう2つのテーマでサッカーにおける審判員の存在と役割、競技規則の変遷、罰則規定の誕生等、ご自身のサクセスストーリーを交えながら若い審判員に直接熱い思いを語ってもらいました。目を輝かせて聞き入る審判員が印象的でした。

指導者の方々はレフェリー分析力と分析後の指導実践、プラクティカルトレーニングの進め方と指導実践に主眼をおいたプログラムになりましたが、参加された指導者、審判員ともに意欲的で失敗を恐れず積極的にセッションに参加していただくことができ充実した時間が持てたと感じています。

今回の取り組みが鳥取県にとって大きなきっかけとなり、指導者、審判員の育成強化が円滑に進むようJFA審判委員会はフォローアップしていくことを約束しキャラバンを無事終えることが出来ました。鳥取県サッカー協会事務局長の高田さんはじめ、準備に際し多くのご協力を頂いた職員の皆様に改めてお礼申し上げます。

受講者コメント

斎藤昌一鳥取県サッカー協会審判委員長
鳥取県審判員のレベルアップのためには、インストラクターの分析力・指導力の向上が必要との思いからキャラバン開催を計画しました。小幡副委員長、黛副委員長、岡田強化部会長、PRの西村雄一氏と、素晴らしい講師陣による充実した講習を受けることができ、参加者一同、大いに刺激を受けました。

「このキャラバンで学んだことを継続して行くことが大切」と閉講式であいさつさせていただきました。

私が考える本当の意味でのキャラバンの成功は、鳥取FA審判委員会をはじめとする県内審判員・インストラクターが今回のキャラバンで学んだことを今後の活動につなげ、継続、発展させることと思っています。今回のキャラバンで得た多くのことを、歩みを止めず、一歩一歩進めていきたいと思います。

影本純 3級審判インストラクター
今回インストラクターとして参加しました。2日間の講習は、大変勉強になりました。特に「プラクティカルトレーニング」が体験できてとてもよかったと思っています。これから審判員をコーチングしていく中で、このようなトレーニングを県内でも実施していかなければいけないと思いました。今後もJFAと連携しながら、インストラクターとしてスキルアップしていきたいと思っています。

髙田貴志鳥取県サッカー協会事務局長
運営、技術委員会の立場でオブザーブ参加させていただきました。さまざまな体験的な仕掛けや西村雄一氏、岡田正義氏のトップレフェリーの経験の視点でのファウルの考え方など盛りだくさんの経験ができたことは、県内審判員にとっても、私個人にとっても有意義なことでした。今回の研修を通して、自分自身のファウルに関する理解度の未熟さを知り、技術委員会の中でもルール理解に関してもっと学びの場を設けていくことが、審判と技術の協働への近道であると感じました。


2015年度第2回 S級/1級インストラクター研修会を開催

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7月11日と12日の2日間、東京・JFAハウスにて第2回S級/1級インストラクター研修会が開催されました。

今回の研修会では、テーマを「現代新諸」、キーワードは「プロセス」とし、インストラクターの方々に審判員を指導するための現代の指導方法の数々を習得していただくことを目的として企画されました。

今回は、イングランドのプレミアリーグのインストラクターであるRaymond OLIVER氏を招き、「Engaging “Modern Learner”」を2日間にわたって実施しました。

3級からS級インストラクターまで、同じ指導過程を踏んで審判員に指導できるようにしたいという狙いのもと、定型パワーポイントを用い、レフェリング指導のプロセスの実践、プレゼンテーションを行いました。

インストラクターコメント

小幡真一郎審判委員会副委員長・指導部会長
Raymond氏の指導は実に楽しく、わかりやすいものでした。状況に応じた指導技術や教材を駆使して、審判員の持っている力を引き出すことの重要性を学びました。特に、パワーポイントだけではなく、いろいろな材料や方法を使って審判員と指導者が双方向で学ぶという指導技術を得ることができました。①目的を明確にする、②事象を明確にする、③教具を明確にする、④プランの段取りを決める、⑤振り返り・Recapで確認する、⑥実施するタイミングを工夫する、などプロセスの重要性を改めて感じました。審判員が何となく分かっている、行っていることを言葉や文章で可視化し、序列化することで、自らのつまずきやストロングポイントの発見につながることを理解できました。「定型パワーポイント」と同様、これらの指導方法や技術を是非、いろいろな機会で実践していこうと思います。特に今回学んだ、「Fishbone Diagram(特性要因図)」はいろいろな場面で使ってみたいです。

受講者コメント

柳沢和也 S級インストラクター
「定型パワーポイント」を使った指導では、事前課題の発表、そして発表に対するコメントをそれぞれのテーマで実施し、映像の切り貼り方法、プレゼンの構成の共有化がさらに進みました。Raymond OLIVER氏による「現代的な学習者を引き込む指導方法を学ぶ」のセクションでは、ゲーム中に対応すべきConsiderations Point等について参加者が自らが意見を出し合い、順位付けをディスカッションすることで飽きることなく自然に結論に達する参加者主体の指導方法のポイントを学び、実践することができました。そして翌週には、早速地元(兵庫県)の副審研修会でトライしてみました。映像との組み合わせで主審、副審に分け、考慮すべき点を相談し、書き出すことで今まで研修したポイントを更に自分のものにする有効な指導方法と感じました。

浅井昭子 1級インストラクター
今回の研修会ではグループによる意見交換、ディスカッション、課題テーマの発表などを通して、審判指導における姿勢と熱意、新しいものを取り入れた創意・工夫など様々なことを学びました。(イングランド)FAから指導に来られたレイモンド・オリバー氏は、語り口は物静かですが内容は情熱的で洗練されたセッションでした。今回のキーワード「プロセス」のもと、セッションでは6ステップ、ブレインストーム、ダイヤモンド9などの手法を使用してグループディスカッションを行い、目的を明確にした上で、状況に応じてアイデアを出し合い、プロセスの可視化(どのような手順を踏み結果にたどり着けるのか)と協学(共に学ぶ)を実践しました。またそれらを裏づけるためには最新のテクノロジーの活用も不可欠となります。今回の研修会で学んだセッションの手法とテクノロジーのバランスを考慮し、審判員が自ら学びステップアツプする手助けできるよう準備を万全にして取り組んでまいります。

2015年度第2回 S級インストラクター研修会を実施

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7月18日・19日の2日間、2015年度第2回S級インストラクター研修会を実施しました。今回の研修会は、「コーチングの実践とプラクティカルトレーニング指導」というテーマで、イングランドのプレミアリーグのインストラクーである Paul Taylor氏を招いて行いました。2回目の来日となったPaul氏ですが、前回の2年前は夏の時期の多くの大会に参加し、日本のレフェリーの現状を理解した上で、いろいろな角度からアドバイスをいただきました。

今回はS級インストラクターによるJ1リーグの試合のレフェリーに対するコーチングという側面からPaul氏が直接指導。さらに、プラクティカルトレーニングの指導実践を行い、それらに対してPaul氏からアドバイスをいただくという方法をとりました。この中で、プレミアリーグのレフェリーの指導におけるコーチの役割や日頃の活動なども紹介していただき、受講者はコーチングの有益性と具体的な方法などを理解することができました。

インストラクターコメント

小幡真一郎審判委員会副委員長・指導部会長
プレーヤーの最大のパフォーマンスを引き出し発揮させる技術のコーチと同様、レフェリーのコーチもその専門性が必要であることを再認識しました。特に、そのレフェリーの複数のゲームの映像を使って関係性を見つけだし、レフェリーにいろいろな角度から質問を発し、自ら答えを考えさせるように仕向けるプロセスは勉強になりました。さらに、レフェリーの努力目標に対して、お互いにサインし一緒にやろうという方法には驚きました。長い目でレフェリーを育て、そのレフェリー独自の持っている才能を引き出し開花させるコーチのアプローチはインストラクターにとっても非常に有益です。

受講者コメント

鈴木亮哉 S級インストラクター
第2回S級インストラクター研修会は前回イングランドから招聘されたPaul Taylor氏を再び招聘しコーチング、プラクティカルトレーニングについて講義していただきました。特にコーチングの部分ではロールプレイングを行い審判員と共に目標に向かうということを学びました。アセッサーとコーチングの違いが明確になり、今後の指導方法のヒントが見えてきた感じがしました。

廣嶋禎数 S級インストラクター
今回の研修会を受講して、改めて若手の審判員育成の重要性、そしてそのためのコーチングの重要性を再認識しました。現在私たちは、アセッサーという業務のもと「評価」と「指導」を同時に実施していますが、その困難さも改めて感じました。イングランドのコーチは同じ審判員に長期間関わるので、その審判員の長所や改善点の把握が可能であり、その個人に合わせた指導が実践できる。それと同時に「双方向のコミュニケーション」のもと「審判員自ら考えさせる」指導は非常に大切であると感じました。イングランドのやり方をそのまま日本に導入できるわけではありませんが、私たちも立ち止まることなくできることから始めていきたいと感じた2日間でした。

夏休み自由研究対策サッカー探求トークイベント~「審判員のお仕事」開催

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日本サッカーミュージアムでは、現在開催している小中学生の自由研究対策イベントの一環として、小中学生のみなさんにサッカーをさまざまな角度から知ってもらうためのトークイベントを実施しています。8月10日(月)、第3回目のトークイベントを行い、プロフェッショナルレフェリーの西村雄一さんに、審判員のお仕事について話していただきました。参加者は、約1時間、審判員の役割や審判法についての説明だけでなく、西村さんが実践している体幹を鍛えながら視野を広げるトレーニング法を聞いたり、実際にレフェリーが試合で使用しているホイッスル、オフサイドフラッグ、交代ボード、バニシングスプレーの体験をして、審判員についてたくさんのことを学びました。

次回以降のスケジュールはこちら

 

出演者コメント

西村雄一さん
本日は多くの方にご来場いただき、ありがとうございました。小さい子どもさんたちも審判に興味を持っていただける時代になったのだなと感じました。多くの子どもさんや親御さんに、真剣に耳を傾けていただき、とても嬉かったです。今日のイベントを通して、サッカーに対する新たな発見があったらいいなと願っています。

参加者コメント

濱田和考くん
西村さんに審判員のお仕事について色々教えてもらえてとても嬉しかったです。西村さんが2010年の南アフリカ大会に参加するときに、プレッシャーに負けないよう大会前にブブゼラを鳴らしながら練習していたことや、毎日審判員用のテストを受けていたことにびっくりしました。今日、審判員が実際に使うホイッスルを吹かせてもらいましたが、僕が吹くものと西村さんが吹くものでは音色が違っていて、大きい音を出すのが難しかったです。

内田眞悟さん
今日は小学生の息子と一緒に、このトークイベントに参加しました。最近息子がサッカーを支える仕事に興味を持ち始めたので、審判員になるための道のりや仕事の内容が伺えて良かったです。審判員が使う用具を実際に体験出来たのも息子にとってとても良い経験になったと思います。息子は今日学んだことを、夏休みの宿題としてまとめ提出する予定です。

日程・出演者

8月11日(火)14:00審判員ってこんなに楽しい!
(プロフェッショナルレフェリー佐藤隆治さん<国際審判員>)
8月13日(木)14:00サッカーボールに国境はない~世界のサッカーと日本
(日本サッカーミュージアム小倉純二館長)
8月14日(金)14:00親子でできる!ケガをしない体づくり
(SAMURAI BLUE<日本代表>コンディショニングコーチ早川直樹さん)
8月17日(月)14:00ケガの予防でチャンスをつかめ!育成年代の外傷・障害予防・応急処置
(SAMURAI BLUE<日本代表>トレーナー前田弘さん)
8月18日(火)14:00サッカー選手の1週間
(元Jリーグ選手島田裕介さん)
8月20日(木)15:00サッカーボールのひみつ
(株式会社モルテン スポーツ事業本部 内田潤さん、中村聡さん)
8月21日(金)14:00日本代表スタッフのお仕事
(日本サッカー協会 霜田正浩技術委員長)

その他の夏休みイベントはこちら

夏休み自由研究イベント

スルガ銀行チャンピオンシップ2015OSAKA 担当レフェリーが前日練習を行う

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8月11日(火)に大阪/万博記念競技場で行われる「スルガ銀行チャンピオンシップ2015OSAKA ガンバ大阪 vs リバープレート」を担当する審判員が10日(月)、会場での前日練習を行いました。

担当審判員

主審:譚 海(タン・ハイ/中国)
副審1:穆 宇欣(ムー・ユーシン/中国)
副審2:霍 偉明(フオ・ウェイミン/中国)
4thオフィシャル:木村博之(日本)

スルガ銀行チャンピオンシップ2015OSAKA

Jリーグヤマザキナビスコカップ/コパ・トタル・スダメリカーナ 王者決定戦
ガンバ大阪 vs リバープレート
2015/8/11(火) 19:00 キックオフ(予定) 17:00 開場(予定)
大阪/万博記念競技場
大会情報はこちら
チケット情報はこちら

第5回JFAレフェリーキャラバンを徳島県で開催

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9月5日(土)・6日(日)、徳島県鳴門渦潮高校にて、第5回JFAレフェリーキャラバンを実施しました。

「若い審判員の数を増やしたい」という徳島県サッカー協会の意向を受けて、ユース審判員の育成を主眼とした内容となりました。室内のセッションと練習試合の審判を経験してみよう、という意図で、プロフェッショナルレフェリーで国際主審の佐藤隆治氏と一緒に活動する機会が多く設けられました。審判の世界を経験することで若い人たちに興味を持ってもらおうと、地元の3級審判インストラクターの皆さんも事前に周到な準備をして「楽しみながら学べる」セッションが数多く用意されたレフェリーキャラバンとなりました。

インストラクターコメント

石山昇 JFA審判インストラクター
今回は徳島県の意向として、普段は選手として活動している、中学生・高校生の20数名に参加してもらいました。普段は審判資格を持っている方を対象に行っているため、今までの流れとは少し違う状況で、どのように進めるか少し不安もありましたが、このキャラバンを前向きに楽しく参加してもらえるような内容を考えてみました。参加者は積極的に皆で考えながら、議論しながら、2日間参加してくれました。プレーヤーとして取り組むことが第一ですが、今後審判の世界へ飛び込んでくれた時にはサポートが出来ればと思っています。また、地元の審判インストラクターの方々も彼らと一諸に考えながらこのキャラバンに取り組んだことは今後の指導者として良い経験になったのではないかと思います。

受講者コメント

酒井務徳島県審判委員長
このような大人数での研修会を開催する機会は初めてのことで、会場や参加者の連絡調整がうまくいかず、キャラバン当日になって実施プログラムを変更するなど、関わっていただいた皆さまには本当にご迷惑をおかけしました。このキャラバンでは、県内インストラクターのスキルアップとユース審判員の発掘という二つのテーマを掲げました。この経験はこれからも必ず活かされると信じています。

古田武志 3級審判インストラクター
今回のレフェリーキャラバンでは役割をいくつかいただき、企画・準備・実践と大変でしたが、事前にJFAの皆様に何度も徳島までお越しいただき、いろいろご指導いただいたおかげで当日は自信を持って対応することができました。もちろん完璧にはいきませんでしたが、受講者が「しんどかった」ではなく「楽しかった」と言ってくれたのには感激しました。そして、楽しかったプログラムを具体的に思い返してくれたことは、それまでの全ての苦労と疲れを癒してくれたものでした。また、自宅に帰ってからもいろいろと思いだされ、本当に充実感に満ちていました。これを自己満足と思わず、今後の活動として参加してくれた受講生との関わりを大切にし、少しでも審判に興味を持ってくれる人をフォローしていきたいと思いました。

富田竜平氏
講習を受けて初めて知ったことや改めてわかったことがたくさんありました。審判をするための道具や動き方、正しい判断の仕方などを楽しくわかりやすく教えていただき、審判をすることに興味がわきました。改めて、審判がいるから試合がなりたつと思いました。それと同時に国際審判員の方と会えるという、普通ではありえない貴重な体験をさせていただきました。2日間の講習会で学んだことは今後審判をする機会が訪れた時必ず役立つと思いました。

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