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Channel: JFA.jp - 公益財団法人日本サッカー協会公式サイト
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第13回JFAレフェリーキャラバンを沖縄県で開催

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3月20日(日)、21日(月・振休)の2日間沖縄県島尻郡南風原町にて、第13回JFAレフェリーキャラバンを開催しました。

インストラクターの資質向上と審判員の強化を目的として、インストラクター向けのコースと審判員向けのコースに分かれ、2日間のレフェリーキャラバンを実施しました。

インストラクター向けのコースでは石山昇インストラクターが指導方法の一つであるチュータリング(参加者の疑問点や課題と感じていることを「質問」することで引き出し、それを競技規則に沿ってどう解釈すべきなのか、参加者の意見を聞き出しながら「行動」させて自ら気付かせる手法)を実施しました。

また審判員向けのコースでは、柏原丈二インストラクターが中心となり、相樂亨プロフェッショナルレフェリーに審判員として経験をもとにアドバイスを受けながら、オフサイドの解釈やアドバンテージを適応する条件を改めて整理しながら座学やプラクティカルトレーニングを進めていきました。

山岸貴司レフェリーフィジカルコーチにはウォーミングアップの一つの方法として、「呼吸」を用いたウォーミングアップを紹介していただき、参加者は今まで体験したことのない方法でしたが、積極的に取り組んでいました。

参加者は少しでも新しいことを吸収しようと積極的に発言し、疑問点はインストラクターに質問しと、沖縄の気候と同様に熱い雰囲気に包まれたキャラバンとなりました。

JFA審判インストラクターコメント

柏原丈二 JFAS級審判インストラクター
事前打ち合わせから内容に関して議論を進め、インストラクターと審判員を分けたプログラムを作成することになりました。インストラクターに関してはチュータリング、課題の抽出などのレクチャーから、審判員に考えさせ、意見をどう伝えるか、どう引き出すかなど、インストラクターとしての課題を実演から学び実行していく、アプローチの方法を習得していきました。

審判員に関しては課題になっていることをまずレクチャーで再確認し、ピッチ上のトレーニングにつなげていき、課題修正に取り組みました。ユース、女子の審判員も参加し多彩な意見交換ができたように感じました。少しタイトなスケジュールになりましたが、積極的な意見や議論もあり、このキャラバンをきっかけにして、沖縄県の審判委員会の組織を含め、インストラクター、審判員の更なる飛躍を期待したいと思います。今後どう継続をしていくかが、大きな課題になりますが、沖縄県の活動が発展することを願っています。

沖縄県サッカー協会 参加者コメント

國吉勝也沖縄県サッカー協会審判委員長
今回の研修では、私は指導者として参加し、「考えさせて行動させる」、「積極的に発言しディスカッションできる環境を作る必要性」など、様々な方法があるということを学びました。2019年には、全国高校総体が沖縄県で行われることもあり、キャラバンで学んだことを経験に沖縄県サッカー協会審判委員会の再スタートとし、指導者の育成と審判員の強化につなげることができるように継続的に行える環境作りを心がけていきたいと思います。

宮城直介 3級審判インストラクター
今回のレフェリーキャラバンでは自分のインストラクターとしての活動を考えさせられるものでした。『チュータリング』という新しい指導方法について、これまでの指導する側(インストラクター)から学ぶ側(審判員)への一方通行から、少人数で家庭教師のように指導するという方法を学ぶことができました。その中でも、『「失敗してくれてありがとう」と失敗を認め信頼関係を築くのだ』と言われたことが非常に印象に残っています。沖縄県のサッカー競技力向上には技術指導だけではなく審判員の技能向上も必要不可欠だと考えています。今回のキャラバンで学んだことを活かしインストラクターとしての指導力向上に努め沖縄県のサッカーの発展の一助となるよう努めて行きたいと思います。

真謝孝行 2級審判員
今回審判員はサッカーの2級・3級審判員だけでなく、ユース審判員とフットサル審判員の参加もあり、普段一緒に活動をすることが少ないこともあり、新たな刺激をもらうことができました。フィットネストレーニングとプラクティカルトレーニングでは映像を用い、審判員それぞれが自分自身へのフィードバックを行いました。オフサイドのトレーニングでは判定し、そのすぐ後にプロフェッショナルレフェリーの相樂亨さんのアドバイスを交えながら振り返りを実施しました。映像を用いることでそれぞれの長所と短所が明確になり、楽しみながら取り組むことができました。

個人的に良かったと思うのがディスカッションの際、皆が積極的になれた事でした。特にユース審判員と女性審判員が発言しており、その意見は勉強になりました。ユース・女性審判員の多さは沖縄県の良い所なので、今後も級や年齢にとらわれない関係と環境づくりを継続していきたいと思います。またプラクティカルトレーニングの場面設定を審判員自らが考え、行ったこともいい経験となりました。個々の審判員の課題だけでなく沖縄県全体の課題があります。それらを少しずつでも発見し、気づきそして変革していきたいと思います。


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