フットサル日本代表は12月13日(水)に、翌日のフットサルアルゼンチン代表との国際親善試合に向けて、試合会場となる大田区総合体育館(東京都)で公式練習を行いました。また、トレーニング後には木暮賢一郎監督が公式会見に臨み、2016年にコロンビアで開催されたFIFAフットサルワールドカップで優勝し、2021年のリトアニア大会でも準優勝のアルゼンチンとの試合に向けた意気込みを語っています。
前日まで高円宮記念JFA夢フィールドでトレーニングキャンプを行っていたフットサル日本代表は、会場を大田区総合体育館に移してトレーニングを実施。所属クラブのカップ戦に出場するため、合流が遅れているFPオリベイラ・アルトゥール選手を除く15人が汗を流しました。
練習前に木暮監督は、アルゼンチン戦に向けた戦い方を確認し、トレーニングで意識することを選手たちに伝えます。約60分のトレーニングは、自陣からシュートに持っていくまでの動きの確認から始まり、ハーフコートゲームや紅白戦で強度の高いアルゼンチンとの試合に向けて備えました。また、セットプレーやパワープレーの確認もし、最後には各選手たちが自主練習を行い、それぞれに試合に向けた準備を進めました。
練習後に公式会見を行った木暮監督は、「フットサル日本代表は長らく同じメンバーでプレーしてきましたが、2021年からガラッと顔ぶれも変わり、新しい時代を迎えています。そこに関しては非常に大きな手応えを感じています。今回選ばれた選手たちは、リーグで良いプレーをしているから呼ばれています。そのストロングポイントを出すことを怖がらないでほしい」と言い、2大会連続でフットサルワールドカップの決勝に進出を果たしている強豪を相手にも「総じてアグレッシブなプレーを見せたい」と、意気込みを語りました。
フットサル日本代表の2023年の最後の活動となるアルゼンチン代表との2連戦。その第1戦目となる試合は、大田区総合体育館(東京都)で12月14日(木)19時にキックオフ予定です。
監督・選手コメント
木暮賢一郎 監督(フットサル日本代表)
満員の観衆のなかでフットサルができること、そして代表のユニフォームを着てゲームができることを、選手たち自身に幸せに喜びに感じてもらい、来ていただく方々、テレビで応援していただく方々が、試合を見終えた後に満足感を得られるようなゲームをしたいと思っています。結果と内容をしっかり次につなげるゲームにするとともに、フットサルの価値を上げるためにもベストを尽くします。
FP #6 吉川智貴選手(名古屋オーシャンズ)
国内で試合をできることが、みんなにとっても、僕にとってもすごく幸せなことです。この機会を存分に楽しみたいですし、お客さんにも楽しんでもらいたいです。しっかり良い試合をして勝つことでフットサルの魅力を伝えなければいけないですし、それがFリーグにも還元されると思うので、すごく大事な試合になります。そのために1秒1秒しっかりと戦いたいと思います。
FP #13 山田凱斗選手(インテルモビスターFS/スペイン)
昨シーズン、スペインでのシーズン終盤にケガをしたり人生初の手術を受けたりと、自分のなかで大変な時期を過ごしました。でも、またこうして代表のエンブレムを背負えることをありがたく感じますし、多くの人が見に来てくれる日本でプレーできることが嬉しいです。個人的に日本でプレーするのは1年半ぶりですし、見てもらえる機会も減っているので、全力で良い試合ができたらなと思います。
FP #15 本石猛裕選手(バルドラール浦安)
ウズベキスタン遠征で1年以上ぶりにトップカテゴリーの代表に呼んでいただいて、戦術なども以前からは大きく変わっていました。そのやり方に少しずつ慣れてきて、日本の皆さんの前でそれを披露できる機会ですし、すごくワクワクしています。アルゼンチンは守備が堅く、組織的なチームでありながら、スペインでプレーしている個のタレントもあるので、本当にうまくて強い印象です。十分に対策したと思うので、明日の試合が楽しみです。
マティアス・ルクイス監督(フットサルアルゼンチン代表)
こうして日本と再び対戦できることを嬉しく思っていますし、招待いただけたことを心から感謝しています。今回のFIFAマッチデーを利用した親善試合は魅力的であり、難しくハードな試合になると思います。時差や気候への対応という難しさはありますが、近年大きな成長を遂げている日本は強豪国の一つであり、どんな代表チームにとっても日本戦は簡単な試合にならないでしょう。明日、試合を観戦する方々に素晴らしい試合を見てもらいたいと思います。
国際親善試合
2023年12月14日(木) 19:00 キックオフ(予定) vs フットサルアルゼンチン代表
会場:東京/大田区総合体育館
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