2月20日(月)から23日(木)までの4日間、静岡県裾野市で全日本大学女子サッカー連盟との協働企画として「審判員スキルアップ研修会」を開催しました。
2019年の第1回開催以来、新型コロナウイルス感染症の拡大により中止が続いていましたが、今回2回目の開催が実現しました。全日本大学女子サッカー連盟より、加盟大学サッカー部に募集をかけ、この研修会に興味を持った審判資格(4級~2級)を保有している13名、そしてサポートメンバーとして現役審判員のOG 2名が参加し、日本サッカー協会審判委員会より派遣された審判インストラクター2名が各プログラムを進行しました。
インストラクターコメント
山岸佐知子審判インストラクター
本研修会では全日本大学女子サッカー連盟主催の地域対抗戦を利用し、全員が主審、副審などを務めました。参加したみなさんの動機は様々ですが、皆、サッカーが大好きな気持ちで溢れていました。初めてのことにもお互いを励まし、そして支え合いながら果敢にチャレンジする姿勢は素晴らしく、前向きな気持ちで取り組んだ結果、参加したみなさん全員が4日間で驚くほどの成長を遂げてくれました。ほぼ初対面だった13名ですが、活動を通じてあっという間に仲良くなり、素晴らしいチームワークで大会を支えてくれました。まさに大学の枠を超え、一つのチームになれた研修会でした。この研修会の目的でもある「サッカーへの関わり方は選手や指導者だけではなく、他にも選択肢があることを知ってもらうこと。そして、生涯にわたりサッカーを楽しめるような仲間の拡大」は達成できたと思います。
彼女たちはこれからも選手、指導者、審判など様々な立場でサッカーに関わってくれると思いますし、これからの彼女たちの活躍が楽しみです。地域対抗戦は審判のみならず、その他の運営も学生が務めている自主運営。それぞれがそれぞれの立場をリスペクトして声を掛け合える素晴らしい大会でした。今後も連盟と協力しながらサッカーに関わる人材の育成に取り組めたらと思います。
参加審判員コメント
田澤友梨奈さん(山梨学院大学4年)
今回参加した学生審判員は皆、向上心があり、「選手のために、どのようにすれば試合をコントロールできるのか」という観点で疑問があればすぐに質問し、たくさん考え、話し合いながら取り組めたと感じています。また、元国際審判員の方々がインストラクターとなり、私たちに指導してくださったり、学連OGであり現役国際審判員・女子1級審判員の方も研修会に参加してくださったりと、私自身刺激になることばかりでした。試合では数を重ねる度に変化・成長できていると感じられるくらいとても充実し、良い経験となりました。この経験を糧に、今後の審判活動に生かしていきたいと思います。
安河内亜実さん(明治国際医療大学4年)
私自身久々の審判活動でとても緊張していましたが、山岸さんをはじめとする元国際審判員、OGの方々に支えていただき、思い切りレフェリングができました。試合には、勝ち負けを競い合う2チームともう一つ、その2チームを支える3つ目のチーム“レフェリーチーム”があることを学びました。全国各地から集まった審判員と協力して大会を進行できたことを誇りに思います。このような貴重な機会を作っていただきありがとうございました。