日本サッカー協会は、2019年度第2回S/1級審判インストラクター研修会を6月29日(土)と30日(日)の両日、JFAハウスで開催し、総勢130名のS級と1級審判インストラクターが参加しました。
研修会の前半は主に改正された競技規則に関する説明がなされ、後半はグループに分かれてアセスメントに関するディスカッションを行い、審判員の評価のすり合わせが行われました。
インストラクターコメント
柏原丈二審判委員会指導者部会長(S級審判インストラクター)
研修会では競技規則の改正について時間をかけて共有を行いました。特にハンドリングに関してはこれまでの判断を修正する必要があるケースもあり、審判インストラクターの皆さんの意見を聞きながら進めることができました。また、アセスメント評価のすり合わせでは、グループ毎に分かれて議論をしながら評価やいくつかの事象の確認をしていきました。その中で今回の研修では副審の評価が重要なポイントとなりました。オフサイドの難しさに関してはアセッサー個々の経験などから考え方に違いが出てきたことで、評価にも影響を及ぼす事が確認されました。今回、副審のパフォーマンスに関する考え方をアセッサーの皆さんと共有することができたことで、今後の審判員の評価や指導に活かされていくことを期待します。