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2017年度第1回フットサル1級審判員研修会を開催

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1月21日(土)~22日(日)、2月11日(土・祝)~12日(日)と2回に分けて、フットサル1級審判員研修会をJFAハウスにて開催しました。

今回の研修会では、「マネジメント」をテーマとしたディスカッションを行いました。

また、フットサル国際審判員の小崎知広氏より昨年コロンビアで開催されたワールドカップの報告がなされ、世界のフットサルのトレンドが説明されました。さらに、フットサル日本代表ブルーノ・ガルシア監督・フットサルテクニカルダイレクター小西鉄平氏よる戦術論の講義が行なわれました。

インストラクターコメント

垣内理伸フットサル1級審判インストラクター
今回の研修会では、昨年コロンビアで行われたFIFAフットサルワールドカップに派遣された小崎国際審判員による報告、フットサル日本代表ブルーノ監督及びフットサルテクニカルダイレクターの小西鉄平氏によるフットサルの戦術についての講義、良いマネジメントについて事象映像を使ったグループによる討議、ビーチサッカーの競技規則の説明と盛りだくさんの内容で実施しました。グループ討議ではいかに試合を審判員としてマネジメントするのか、その方法としての審判チームの協力、対応など活発な討議をし、考え方や対応の方法など良い情報交換ができたと思います。また、ワールドカップ派遣報告では、小崎審判員が感じた戦術と今後意識していきたい判定のための対応に加え、技術サイドからも、最新の戦術論について講義をいただきました。各審判員とも戦術の変化に対応するポジショニングの意識などを考える良い時間であったと思います。また、私自身も指導者として、戦術の変化に対応していく審判員によきアドバイスができるよう、良い刺激にとなる講義でした。

参加者コメント

小林裕之フットサル1級審判員(大阪府)
今回は、小崎審判員が昨年のFIFAフットサルワールドカップで感じられた世界のトレンドを、そしてブルーノ・ガルシア監督に指導者として世界トップチームの使う技術・戦術を紹介いただき、世界の潮流を感じることができました。選手の技術を最大限に生かしたチーム戦術をしっかりと理解すること、そしてそれを基に試合の展開を予測し、選手や試合の空気を感じ取ることが、「誰もが納得する判定」に繋がるのだと理解できました。また、「気づき」についてのグループディスカッションでは、同じ映像から「誰もが納得する判定」を実行するために必要な「気づき」「行動」を各職務の立場に分かれて議論をしました。相手が何を見て、何を考え、レフェリーチームとして判断に必要な情報は何なのか、これをお互いが「気づき」合うことが重要なのだと思います。限られた時間の中でも仲間から良い刺激を得ることができました。フットサルレフェリーの価値を高められるよう、今回の学びをしっかりと今後の活動に生かしていきます。

井上淑美フットサル1級審判員(山口県)
今年度、フットサル1級審判員として認定をいただき、同期8名とともにフットサル1級審判員研修会に参加させていただきました。初めて多くの先輩方と学びの時間を共有させていただくということで、緊張の連続でしたが、同じ1級の仲間として、厳しさのなかにも温かさをもって接していただき、非常に多くのことを学ぶことができました。講義では、実際のゲームで発生した事象からマネージメントについてディスカッションを行い、グループごとにプレゼンを行いました。この研修では、同じ映像から先輩方が得る情報量と、自分自身が得る情報量の違いに驚きを隠せませんでした。事象に関わった者の意図やそれ以前の状況を考慮し、選手やチームにとっての最善を考え、4人の審判員それぞれが優先するべきことは何か。この研修で耳にした先輩方の言葉を自分の引き出しに加えていき、確実に実行していきたいと思いました。そして最後に、とても心に残った言葉がありました。小川委員長のお話の中で引用されたスティーブ・ジョブズの名言〝探し続けなさい。落ち着いてしまってはいけない。〟私の1級としての活動はまだ始まったばかりですが、今後さらに高い志を持って取り組み、経験を重ね、選手やチームが1勝のために探し続けたものがカタチにできるようなレフェリングを私自身も探し続けていきたいと強く感じています。


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