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【報告】2023年度審判インストラクタートレセン 9/9~10@関東FA #jfa

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JFAでは、地域サッカー協会と連携して審判指導者の質の向上を目的とした事業を行っています。
今回は、関東サッカー協会審判委員会が行っている事業を紹介します。

運営者コメント

岸賢治イントレマネジャー/1級審判インストラクター(神奈川県サッカー協会)
隣県同士の栃木県、群馬県の共催で両県が協力し合って実施できたイントレスキルアップ研修会でした。試合分析を研修会の柱として、審判員が次に向けてポジティブな気持ちになってもらえるようなフィードバックを実践して共有しました。このようなフィードバックを実現するためには、改善点の抽出はもちろん必要ですが、審判員の良いところの抽出の大切さ、難しさを実感してもらいました。地域の審判員は発展途上であることが多いため、失敗を恐れることなくチャレンジできるような雰囲気作りや接し方を考える必要があります。そのため、指導者も変わらなくてはならないことを共有できたものと感じています。
試合分析で抽出された課題点に対してはスモールプラクティカルの指導案を作成し、実践を行いました。研修会で掴んだものを今後の審判員の指導に役立てて欲しいです。

受講者コメント

沖園英次郎 2級審判インストラクター(群馬県サッカー協会)
二日間の日程で栃木県と群馬県の共催でのインストラクタートレセンが行われました。
実施内容は、試合観戦を行った後にフィードバック、アセスメントレポート、チュータリングの概説、及び審判員の課題を抽出してスモールプラクティカルを計画・実践するという内容でした。
フィードバックでは、他の参加者2名によるフィードバックを見学させて頂きましたが、お二方とも審判員に改善点を気づいてもらう術が素晴らしく、とても勉強になりました。アセスメントレポートでは、自分自身の評価基準が確立できていないことを痛感しました。そして、スモールプラクティカルでは、要点を絞ってシンプル、ショート、クリアに伝えることの重要性を再認識することができ、大変充実した研修となりました。
この研修でご教示頂いたことや経験を生かして、審判員の「気づき」の手助けは勿論のこと、審判員のチャレンジや更なるモチベーション向上へ繋がるアドバイスができるよう努めていきたいと思います。

菊地孝雄 3級審判インストラクター(栃木県サッカー協会)
試合後のフィードバックとその振り返りから始まり、アセスメント評価、チュータリングの学び直し、スモールプラクティカルのプランニングと実践にいたるまで、大変有意義で充実した2日間となりました。
審判員に何を伝え、何に気付いてもらうのか、また、そのことによって審判員がどう変わり、そして試合自体がどう変化していくのか、という領域にまでビジョンを持つことの重要性を学ぶことができたことは大きな収穫でした。さらに、審判員のチャレンジ意欲をどう引き出し、どのように意識付けしサポートするべきなのかを、他都県で活躍するインストラクターの方々とも意見交換できる貴重な交流の場にもなりました。
この経験を審判員に還元し今後に生かすためにも、まだまだ学ぶべきことが多いと改めて実感しましたので、知識、技術の向上に努めたいと思います。この度はこのような学びの場を設けていただきありがとうございました。

鈴木翔 2級審判インストラクター(栃木県サッカー協会)
試合分析・評価とフィードバックと、それに基づいたスモールプラクティカルのプラニングと実践を行いました。試合分析と評価、フィードバックは2日間、それぞれ1試合ずつ行い、スモールプラクティカルについては1日目に試合分析を行った試合でのプラニング、2日目に実践を行いました。
試合分析・評価とフィードバックでは、どうしても課題点に目が行きがちですが、審判員のよさやチャレンジしたことに対して素直に評価し、審判員のモチベーションを高め「次も頑張ってみよう」と思えるようにすることが大切であると改めて思いました。2日間で2試合、フィードバックの一部始終を見させていただきました。他の方が行う場面を見る機会は多くはないため、貴重な経験となりました。雰囲気の作り方、ストロングポイントと課題点を抽出し、チューターリングの手法を用いてどう進めていくかなど参考となるところばかりでした。
スモールプラクティカルでは「試合終了後に少人数で広くないスペースでも簡単にできること」、「複合的な要素がある場合はポイントを絞ること」がポイントであると感じました。通常のプラクティカルのように多くのデモンストレーターを必要とせず、その場にいる審判員だけでも、屋内でもでき、短時間でできることがメリットです。その分、リアリティーがなくなるため、目的とポイントを絞る必要があると思いました。
2日間を通し、これまでの自分自身の分析と評価の仕方、フィードバックの仕方についてふり返る機会にもなりました。フィードバックを見させてもらったり、グループ内のインストラクターと議論をしたりする中で、自分にはない考えを得たり、自分自身の分析の甘さを感じたりしました。審判員のモチベーションとパフォーマンス向上のために今後も自分自身のスキルを高めて行きたいと思います。


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