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【報告】2023年度審判インストラクタートレセン 6.16-18@北信越FA #jfa

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日本サッカー協会(JFA)では、地域サッカー協会と連携して審判指導者の質の向上を目的とした事業を行っております。

今回は、北信越サッカー協会審判委員会が行っている事業をご紹介します。

概要

23年度のインストラクタートレセン(イントレ)事業の1つに、審判指導者の試合分析力を高めることを目的に【分析-指導研修】と題し、試合観戦を通じて審判員の能力(長所&改善点)を把握し課題克服に向け、実践指導(チュータリング・プラクティカル)しながら審判員の能力向上をサポートするプログラムを実施しています。北信越強化審判員研修や育成審判員研修など、審判員カテゴリーに応じた審判指導者が都度集合して、学ぶ機会を創出し研鑽を積んでいます。

運営者コメント

新恭一講師/1級審判インストラクター(富山県サッカー協会)
今回は北信越育成カテゴリーに所属する審判員たちが集い、北信越高校総体の審判を担当する機会を活用し、審判指導者による【分析-指導研修】を実施しました。これまでの審判員のアセスメントレポート調査をし、初日(16日)にプラクティカル「副審サイドからのゴール前への切替」を準備し実践指導。新しい気付きポイントを得て試合でトライしている姿を垣間見ました。また、16日の開幕試合を観戦して審判員の力量(現在地)を掴みつつ、17日の分析対象試合を5名のインストラクターで観戦。長所や共通する傾向性・課題点などを話し合い、試合映像も抽出しながら1つの課題を深掘りし、チュータリング手法にて実践指導しました。まとめでは早く試合でチャレンジしたいという発言もとび出し、審判指導者の狙う気付きを引き出せたと理解しました。

受講者コメント

水家正一 2級審判インストラクター(富山県サッカー協会)
5名のインストラクターが、試合観戦のあと主審の良かった点や気になった点を抽出し、この大会に参加した審判員たちが抱えている課題を話し合い、彼らが今後の審判活動において実践していける【納得できるもの】をチュータリングに盛り込みました。審判員たちが課題を深く共通認識できるように映像抽出や質問の仕方・聞き返し方に気を付け、言葉だけでなく可視化した教材を使用し工夫を重ねたのですが、実際の指導実践ではなかなか思うようにいかないことも多くあり、ハラハラドキドキの連続でした。参加審判員たちが上手になっていくために、我々インストラクターも自己研鑽を積みあげる必要性を痛感した時間となりました。

藤田孝弘 2級審判インストラクター(石川県サッカー協会)
育成審判員のスキル向上のために久しぶりにこの大会に参加することができ、北信越の関係者のご尽力にあらためて感謝を申し上げます。割当てられた試合のレフェリングを観て、その試合での改善点を抽出することで他の審判員と共に改善しようとすることは効率的な手法かと思います。経験値を求めて参加している育成審判員の実情を確認することにもなり、双方向の学びに繋がるものでした。試合で起きる様々な改善点の抽出を含め、1級インストラクターのご指導やアドバイスは気付きの点ではこれ以上ないものが多く、毎回新鮮な感動をいただき感謝する次第です。県レベルでのスキルアップに少しでも尽力して、後輩の審判員の気付きを増やしていくことで、自分の学びも継続しなければと考えております。

奥出修造 2級審判インストラクター(石川県サッカー協会)
本年度の最初の研修として高校総体北信越大会を観戦して指導実践を行いました。
指導プラン作成においては、当該審判員やその他の北信越の審判員たちの共通の課題点が見つかり、審判員の気付きや成長のために、今回『チュータリング』を行いました。
限られた時間の中で、5名のインストラクターが協力してプラニングし、指導実践においても5名で交代しながらセッションを進めました。このような進め方のチュータリングは初めてで不安でしたが、審判員たちのスキルの高さにも助けられ、なんとか『目標の共通認識』の所まで持っていけたように思います。今後も『学びの場』に精力的に参加していきたいと思います。


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