日本サッカー協会(JFA)では、地域サッカー協会と連携して審判指導者の質の向上を目的とした事業を行っております。
今回は、九州サッカー協会審判委員会が行っている事業をご紹介します。
概要
6月10日(土) 新富町フットボールセンター/宮崎県
15:00~ | プラクティカルトレーニング留意点解説 プランニングシート作成(3グループ) |
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16:00~ | スモールプラクティカルトレーニング実践 フリーキックマネジメント/中盤FKからの主審の動き/副審の動き |
18:00~ | 振り返り |
18:30 | 解散 |
運営者コメント
桑名隆イントレマネジャー/2級審判インストラクター(大分県サッカー協会)
今年度の事業として、ここ数年各インストラクターともプラクティカルトレーニング実践指導ができていなかったことから、九州内全県FAにてプラクティカルトレーニングを実施することとしました。トレーニングの位置づけや効果的なものにするための留意点を解説し、試合での審判員課題をすぐに改善することを目的とした「スモールプラクティカルトレーニング」を実践しました。今後とも「審判員が自信を持ってフィールドに立てるための学びあるトレーニング」をキーワードに、指導力向上を目指してまいります。
受講者コメント
川谷浩実 3級審判インストラクター(宮崎県サッカー協会)
3級インストラクターとなり、初めて九州イントレのプラクティカルトレーニング研修に参加させていただきました。勉強不足でどのような内容かもわからない状態での参加でしたが、経験豊富なインストラクターの方々と学びあえるとても貴重な研修でした。担当したテーマでは、様々な状況を作り出して審判員に気づきを与えること、より良いポジショニングを考えてもらうことを学び、簡潔に短い言葉で伝えることの難しさや認める・褒めることの大切さをあらためて実感しました。自分のスキルアップなくして審判員のスキルアップには繋げられないため、意欲的に知識・技術の向上に努めたいと思います。
田口拓 3級審判インストラクター(宮崎県サッカー協会)
今回、初めてプラクティカルの研修に参加しました。今回は、3つの事象をもとにスモールプラクティカルを組むという内容でした。これまでは、動き方や判定の基準に対し、「こうした方が良い」や「こうするべきだった」という指導で終わっていましたが、「審判員自身に気づいてもらうことができるような発問や言葉かけを行うことが重要である」ということを教えていただき、その後のプラクティカルトレーニングでも自分の言葉かけのタイミングや内容について考えることができました。これからは、審判員の良い面を多く引き出せるように自分自身ももっと研鑽していく必要があると思った研修となりました。
川添陽貴 3級審判員(宮崎県サッカー協会)
審判員として(フリーキック時のマネジメント)、(ポジショニング)、(副審の動き)この3つをテーマにプラクティカルトレーニングをさせていただきました。動きや判定が思うようにいかない場面もありましたが、その都度インストラクターや他の審判員の方々とどこが悪かったのか、次にどのようにすればいいのかというのを話し合い、修正することができました。今回のプラクティカルトレーニングでの実践は普段の試合でよくあることだと強く感じたので、この経験を自分の審判活動に繋げていきたいと思います。