10月27日にオンラインでプレナスなでしこリーグ2021表彰式が開催され、松尾久美子審判員が最優秀審判賞を受賞しました。松尾審判員のコメントをご紹介します。
受賞審判員コメント
松尾久美子女子1級審判員(徳島県)
2021年は、コロナ前の姿を取り戻そうとした静かな前進の年でした。多くがリモートマッチだった昨年に対し、有観客の試合が増えスタジアムに活気が戻ってきました。観客の興奮、感動が直に伝わってくることは審判員の私にとっても大きな喜びでした。
女子1級審判員となり今年で13年目を迎えます。やはり身体は変化していて、リカバリーに時間を要するようになったのが正直なところです。今は、コンディションを整えることに重きを置いたトレーニングをしています。その反面、しっかりと準備をすることで、気持ちに余裕が生まれるようになりました。試合中はどんなゲーム内容であっても全体を俯瞰で見られるようになりました。見ている人にも分かりやすい、スムーズなゲームコントロールが出来るようになったことは自信に繋がっています。今後は、「.WEリーグ」で主審を務めることを新たな目標とし、真摯に目の前の試合と向き合っていこうと思います。
シーズンを通して私たち審判員はさまざまな研修を受けます。その場では審判員同士で意見交換し、時間を共にしてきました。それぞれの境遇の中で努力し、高め合う仲間がいることは私の大きな支えとなっています。
今回の受賞の知らせを受けたときは驚きましたが、とても嬉しく光栄に感じています。関係者の方、審判員の仲間、支えてくれている家族にこの場を借りてお礼を申し上げます。