2020年12月に発表された第22回日本フットボールリーグ表彰で、俵元希1級審判員が優秀レフェリー賞を受賞しました。
2020年シーズンを振り返り、俵審判員からのコメントを紹介します。
俵審判員は2015年に続き、2度目の日本フットボールリーグ優秀レフェリー賞の受賞となりました。
受賞審判員コメント
俵元希 1級審判員(東京都)
まず初めに、史上稀にみる困難な状況の中、第22回日本フットボールリーグ(JFL)の開催、成立のためにご尽力いただいたすべての方々に心よりお礼申し上げます。大会方式の変更やこれまでとは全く異なる試合運営等、JFL事務局の方々に始まり各チーム関係者の皆様は、人命を守るという社会的責任と、サッカーが果たすべき社会的意義との狭間で、苦しいご決断をせざるを得なかったことも多かったこととお察しします。たくさんの方々のお力添えのおかげで、試合を心待ちにしていただいていたお客様に“JFLのサッカー”をお届けすることができました。本当にありがとうございました。
われわれ審判員も選手同様に、それぞれの想いを抱きながら新シーズンへの準備を行います。私個人としても、並々ならぬ覚悟と決意を胸に3月の開幕に備えていました。そんな中、突然サッカーが日常からなくなってしまったあの喪失感は今後忘れることはないでしょうし、そんな空虚さの中で感じた「サッカーに生かされているという事実」は、今後の人生における大きな財産となりました。開幕前に思い描いていたようなシーズンにならなかったことは残念でしたが、優秀レフェリーに選んでいただけたことを励みに、自らの可能性を信じて今後も努力していきたいと思います。この度はありがとうございました。