第2回NC(ナショナルコンペティション)担当審判員研修会が5月25日(土)と26日(日)の2日間にわたり、JーGREEN堺で開催されました。
35名の審判員が参加し、プラクティカルトレーニングやフィジカルチェック、グループディスカッションを行いました。
インストラクターコメント
新田栄作インストラクター
第2回NC担当審判研修会を開催し35名の審判員が参加し、プラクティカルトレーニング、フィジカルチェック、講義などの研修を受けました。プラクティカルトレーニングは、「オフサイド」、「審判員の動きとポジショニング」について行い、オフサイドを含めて間違った際にはなぜそのようになったのかということを含めてお互いが理解をしながら進めることができました。講義においては、審判員自らの弱みや問題点を出し、グループで分析しディスカッションを行い発表しました。それぞれの問題点に対しての解決策を確認し合うよい機会となりました。また、気づきにむけて状況判断をはやくすることの大切さについても確認できたと思います。今回の研修を活かしながら、審判員の更なる成長に繋がることを期待しています。
参加者コメント
塚原健 1級審判員(宮城県)
研修ではプラクティカルトレーニング「オフサイドの判定」「実践ゲームを用いたトレーニング」、グループディスカッション、フィジカルチェック「Yo-Yoテスト」などが行われました。
オフサイドの判定では一回一回映像を撮影し、なぜ判定ミスをしたのかなど即座に原因を追究することや、グループ全員の審判員で各々の意見を共有することもできました。実践ゲームを用いたトレーニングでは、周りにいた審判員やゲームに参加している審判員で意見が分かれることがあり、見る角度や位置で見え方が変わってくるので、改めて正しい判定ができるポジショニングが重要であることを実感しました。
また、グループディスカッションでは、「判定」「ポジショニング」「マネジメント」「協力」について自分の課題などをもとに問題点と解決策をグループ毎に発表し、全員で共有することで多くの改善策を学ぶことができました。
私自身今シーズンから1級審判員として活動させていただいておりますが、今後も1級審判員としての意志と覚悟を持ち、日々精進して参ります。
山口隆平 1級審判員(京都府)
今回初めて、NC担当審判員研修会に参加させていただきました。プラクティカルトレーニングでは、「オフサイドの見極め」と「主審の動きとポジショニング」について実践しました。「オフサイドの見極め」についてはビデオで撮影し、見えていたものと、映像とのギャップを埋める作業をしました。なぜエラーが起きてしまったのか、何を改善しなければいけないかをその場で分析することで修正をしていきました。「主審の動きとポジショニング」では試合形式で、選手の立場で主審が邪魔だと感じるシーンを経験することや、主審が見やすいポジションを選ぶことによるリスクについて考えました。
ディスカッションでは、①判定②ポジショニング③マネジメント④協力のテーマ別にグループに分かれて議論し、各テーマについて考慮や工夫すべきポイントについて確認しました。
今回の研修で学んだことを試合で発揮できるように、良い準備をして試合に臨みたいと思います。