10月6日(土)と7日(日)の2日間にわたり、横浜市スポーツ医科学センターで、JFL担当審判員研修会が開催されました。
約20名が参加し、講義やグループディスカッション、フィジカルチェックを行いました。
インストラクターコメント
前田拓哉 1級インストラクター
審判員によるフィジカルチェック、映像分析の発表、ディスカッションを凝望する中で、審判員が日頃からコンディショニングや、自己分析に奮励努力していることが追認でき、ある種の安堵を得ることができました。私が担当した講義は、試合の展開から起こりうる、ファウルの種類を予測することで、ペナルティーエリア内での事象に鋭くフォーカスするといった内容で、今シーズンの映像を使用しケーススタディを実施しました。研修終了後の食事会では、審判員と大切な時間を過ごせることができ、有意義な研修会であったと感じています。シーズンも佳境を迎えますが、この研修会が審判員にとって価値あるものとなれば幸いです。
受講者コメント
緒方孝浩 1級審判員(大分県)
研修の主な内容は、前期の振り返りについての講義や映像分析、フィジカルチェックでした。講義の中で印象に残ったことは、マネジメントの講義で「意思(サッカー愛、情熱)と覚悟(主審の決断)があれば自ずと強さが出てくる」と言われたことでした。また、ペナルティーエリアの面積がフィールド全体の18.6%を占めているということを知り、ペナルティーエリア内の判定に対する意識がこれまで以上に高まりました。映像分析では前期JFLでの映像を用いて、各グループで発表し、意見交換を行いました。出てきた映像は今後の試合でも起こり得るものばかりでした。その中でも特に、ペナルティーエリア周辺での判定をする際に主審と副審が互いに確認をしなかったことで、正しい判定ができていないシーンがいくつかありました。基本的なことである、主審と副審の協力の重要性を再確認することできました。フィジカルチェックについては、私は参加することができませんでしたが、仲間の取り組む姿をみて、良い刺激を受けることができました。最後に、今回の研修で学んだことを今シーズンの残りの試合、そして来シーズンに向けて活かしていきたいと思います。
内山翔太 1級審判員(静岡県)
2日間にわたる今回の研修では、これまでのリーグ戦の振り返り・終盤に向けての準備に加え、CODAとYO-YOによるフィジカルチェックが行われました。フィジカルチェックでは、今置かれているフィジカルレベルを確認することができました。振り返りでは、インストラクターや審判員が切り出した様々な事象を確認し、対応方法や心構えについて議論を行いました。審判員として、強い意志と覚悟を持って対応することの重要さを改めて確認しました。リーグ戦終盤に向け厳しい試合が予想されますが、意志と覚悟を持って一つ一つの判定を大切にしていきたいです。