JFA審判委員会は、5月から6月にかけて2018年度全国審判委員長会議を実施しました。
今回の全国審判委員長会議では、2019年度より地域審判トレーニングセンターが本格的に始動するのを前に、地域と都道府県がどう連携し審判トレーニングセンターを活動させていくのかを、地域と都道府県で議論を重ねました。
まずは地域での強みを再認識し、その上で改善すべき点を洗い出し、目指すべきビジョンを設定しました。そしてそのためのロードマップを策定した上で、取り組むべきタスクの抽出とアクションを地域毎にまとめました。
各地域とも2日間にわたり白熱した議論が展開され、地域毎に特色のあるビジョンとロードマップが完成しました。
開催日程
5月19日(土)~20日(日):中国、四国、九州
6月2日(土)~3日(日):北海道、東北、関東
6月9日(土)~10日(日):北信越、東海、関西
主なプログラム
1日目
13:00 | 委員長挨拶、趣旨説明 |
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13:30 | 各部会からの連絡・報告 |
14:15 | 2019年に向けた地域・都道府県審判トレセンの再構築、本会議の目的・実施内容について |
15:15 | 地域実態調査のフィードバック |
16:00 | 各地域でのワークショップ |
2日目
09:00 | ワークショップの途中経過報告 |
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09:30 | 各地域でのワークショップ |
14:30 | 各地域によるビジョン・計画等の共有 |
15:00 | まとめ |
15:45 | 終了 |
参加者コメント
加藤勝東北サッカー協会審判委員長
地域の実態を把握し、今後の東北地域のビジョンを明確にするという大きな課題に向けて、各県委員長と各県委員によるディスカッションを通じて、一つの方向性を見出す機会となり、有意義な時間であったと思います。各県での取組みには温度差がありますが、ビジョンに向かって進むことは確認できたと思います。今後はスムーズに進めるよう県域を越えた協力もしていきながら、ビジョン達成に向けて頑張っていきたいと思います。
大西弘幸関西サッカー協会審判委員長
この2日間は、2021年の各府県まで落とし込んだ審判トレセンの仕組み作りを、逆算的にいかに具体的に進めていくべきかをじっくりディスカッションすることが出来た濃密な時間となりました。関西では、これまで組織・系統だった取組みがなされてきたという自負はありますが、将来ビジョンに設定した「国際審判員・W杯Refereeを輩出する環境づくり」の実現のためには、新しいアクションや既存の取り組みを強固かつスムーズな連携で各府県と更に進化させることが必要です。予算面のこと、関西及び府県審判委員会に携わる多くの方の共通理解やベクトル合わせなど、その取り組みには課題も山積みですが、ご紹介いただいた「夢なき者に成功なし」の言葉を常に意識し、審判トレーニングセンターの構築を進めます。この会議の開催に当たり実施された地域実態調査の分析や会議をサポートしていただいたJFA審判委員会、審判部の皆様に感謝いたします。ありがとうございました。
浜田章治九州サッカー協会審判委員長
今年度より山城前委員長を引継ぎ、九州の委員長として会議に出席しました。昨年度までとは異なり今年度から3地区に分かれての委員長会議となりました。分けることで自ら考える時間とディスカッションの場が増えました。そこから地域で明確な目標を定め、ロードマップを作成・運営することで自主性が生まれます。地域・県のやるべきことが具体的になりました。またレフェリーデベロプメントオフィサーが発足したことでJFAと地域・県がより身近になったように感じています。立てた目標を実践するために、九州の地域性を活かし、八県一丸となって頑張って行きたいと思います。九州は一つ!